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2014/10/24

「光のシャドウ(影)」...?! 2


前回からの続きです。

「光のシャドウ(影)」(light shadow)について、デビー・フォードさんは次のように説明しています。


自分が他の人々に投影している
"光の部分"を
捜せばいいのです。


もし、誰かのことを『見習いたい』
『まねしたい』と思うなら、
それは、あなたが自分の中にある性質を
相手の中に見ているからです。



また、誰かに心奪われるほど夢中になったとすれば、
それは、あなた自身の中にある愛すべき部分が
相手の中にも存在しているからです。


自分の中にはない性質に関して、
あなたが他者に反応を示すことは
あり得ません。」


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(…中略…)


他の誰かの性質に魅力を感じた場合、
その性質は間違いなくあなたの中にも
存在しています。


それがいかにすばらしい性質であれ、
このことに変わりはありません。」

「シャドウ・エフェクト」 ディーパック・チョプラ、デビー・フォード、マリアン・ウィリアムソン共著、佐藤志緒 訳、ヴォイス、pp.211-212 ...本記事内、引用文中の強調は、全て黒犬べーやんによります。)


【光のシャドウ】。
これは、私たちが人間として成長する過程において、周囲の反発や抵抗にあったがゆえに、自分からも、世間からも隠し、封印してしまった良き性質なのだ−−−
と、デビーさんは主張します。



文中にも登場する「出る杭は打たれる」ということわざ、日本で教育され、日本流の集団生活に従うことを余儀なくされてきた人にとっては、馴染み深い表現です。
自分が所属する集団から突出し過ぎてはいけない。
集団の平和を乱したくなかったら、あまり目立つなよ、変わるなよ、輝くなよ、さもないとコテンパンに叩くぞ!...って、上の世代が下の世代を脅して洗脳し、自分達の都合のいいようにコントロール。
典型的な日本古来の「村社会」は、このように若い世代の活き活きとした魂を殺し、自分達の世代の劣化コピーをひたすら再生産することによってずっと生き永らえてきたんですね。
そうした共同体が嫌なら、道はひとつ。
出て行くこと。
これしかありません。


(ちなみに英語原文では"It's lonely at the top."「頂点に立つ者は孤独だ」という表現を使っているので、翻訳文中の「出る杭は〜」とはちょっとニュアンス違うと思うんですけど...☆
ま、いずれにしても「上に行き過ぎると痛い目にあうぞ」という意味で、足を引っ張ろうとするネタミ〜&ソネミ〜星人の好きそうな言葉ですよね...。)


両翼で大空を飛ぶ自由を、飛べる喜びをすっかり忘れてしまった籠の鳥のように、生気を失った存在。
【光のシャドウ】と切り離されてしまった現代の私たちは、まぁ、そのような鳥たちにも似た存在、と言えるかもしれません。
「みんなに受け入れられたい。社会の中に自分の居場所を作りたい。」 
その一心でもって、周囲に迎合し、言いたいことすら言えずに口をつぐんでしまう。やりたいことも満足にやれない。周囲からの反発を恐れるあまりに。
こうして各人誰もが持って生まれたはずの素晴らしい性質=【光のシャドウ】は、意識の奥底へと追いやられ、忘れられてしまう、とデビーさんは考えます。



【光のシャドウ】と切り離されると、どうなってしまうのでしょう?
キラリッ☆と光る、みんなを元気にするような素晴らしい性質。得意技。
誰にでも備わっているこうした素敵な要素を、自らの手で封印しながら生きているに等しい、ってことなのですよ。
ちょっと、あんまりじゃないですか。
何にも悪いことしていないのに、ただ「目立つと困る」というだけの理由で、長年座敷牢に閉じ込められている無実の囚人級の手ひどい扱いを受けている、ってことですよね?


...このまま一生座敷牢暮らしなのか。
...もう、二度とあたたかい陽の光を浴びることもなく、暗闇の中でずっと閉じ込められたまま過ごすのか...。
ってな感じで、生きる気力を失くしつつある、【光のシャドウ】。
不思議なもんですね。擬人化すると、急に可哀相に思えてきます。
何とか助けだしてあげたい、解放してあげたい、って気分になりません?



でも、人の運命って、時々とびっきり粋なはからいを用意してくれたりします。
何一つ悪いことしていない、それどころか勇気出してみんなの前に出してみれば大勢の人々の力となってくれるかもしれない、私たちの素敵な【光のシャドウ】は、死なせてはなりません。生かしてあげないと。
だから、無駄死にだけはさせないぜ!!!とばかりに、人生の節々で、絶妙なタイミングを見計らって、あなた専属のレスキュー隊員が派遣されてくるんですよ。
(どこから...って?ま、それは皆様のご想像に任せます。)


救助の手を差し伸べてくれるのは、意外や意外、あなたのハートをグワシ!とわしづかみにしてしまう


【とっても素敵な、
憧れのあの人/○○さん】 


です。


別に深い付き合いなんか無いのだけれど、その人のことを知ってすぐさま「私、あの人の大ファンなの!!!」と無条件に言わしめる程の魅力を備えた、(あなたにとっては)素敵な、あの方/あの人/あの子、です


ミュージシャン。
スポーツ選手。
クリエイター。
芸能人。
作家。
実業家。
学者。
医者。


など、大概はマスメディアで目にしたり、その作品や仕事のすごさに触れたりして憧れや尊敬の念を抱くようになった有名人/遠い世界の人、という形を取りますね。
(その方が余計なアラが目立たなくて幻滅を遅らせることができますから。)


それでも、


職場の先輩や上司。
所属する運動部の部長。コーチ。
習い事の先生。
年の離れた親戚のお兄さん/お姉さん。


など、身近(...でも、同居家族や日頃の仲良しグループよりは、ちょっと距離を置いた…)な人間関係の中で出会える場合だって、充分あり得ます。



デビー・フォードさんにとって、ご自分の【光のシャドウ】と向き合う最初のきっかけを作ってくれた人物とは、なんと後に本書「シャドウ・エフェクト」の共著者となる、マリアン・ウィリアムソンでした。
お姉さんがたまたま彼女の講演会チケットを買っていてくれたおかげで(ラッキー!)、聴衆の一人としてその夜、初めて生マリアンに接したデビーさん。
マリアン・ウィリアムソンの真摯なメッセージ、そして理知的でありながら華やかで美しい彼女の雰囲気に圧倒され、たちまち大ファンになってしまいました。




(↑これが、前回ちょこっと触れた、故ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の就任演説に引用された部分です。 【光のシャドウ】の考え方、ま・さ・にここから生まれた、って感じしますね〜。
原文はこちらの本をどうぞ。)


愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」
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そういえば、VastStillnessさんの動画、頻繁に使わせていただいていますね。いつもお世話になり、ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。



残念ながら、得票数は全候補者中、4位という結果に。
今年6月に行われた予備選を突破し、秋の決選投票へと進むことはできませんでした。
ただ、応援団の顔ぶれは超豪華でしたよ。
「シャドウ・エフェクト」の共著者であるディーパック・チョプラを初めとして、他にもキム・カーダシアン(ハリウッド版叶姉妹的役割のひと、って言えばいいんだろうか...。)、パリス・ヒルトンの元親友・ニコール・リッチー、そして、偽インド人ヨギのお笑いピン芸人・スワミ・ビヨンダナンダ (←この名前最高っ〜!)、


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2014.5.19 Huffington Post (USA版)
「私が下院議員にマリアン・ウィリアムソンを推す5つの理由」
http://www.huffingtonpost.com/steve-bhaerman/marianne-williamson-for-congress_b_5341344.html

私の好きな精神科医であり、霊能力者でもある・Dr.ジュディス・オルロフ。(5月にお会いできた時のことは、過去記事で書きました。)


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音楽業界からはチャカ・カーンやエアロスミスのスティーヴン・タイラー、アラニス・モリセットといった、大物ミュージシャンたち。



まともにギャラ払ったら一体いくらかかるんかいな、と下世話な心配したくなる程のセレブな支持者たち、そして200万ドルを超えるとも言われる恵まれた(←州の代表議員選出戦にしては、ですよ)資金力に支えられての選挙戦でしたが、マリアンの国政進出という目標には今一歩、届きませんでした...少なくとも、今回は。)




え”、ニコール・リッチーって、ライオネル・リッチーの養女だったのーーーー!? 知らんかった〜〜〜〜!!!





ライオネル・リッチーと言えば、まぁ、あれですね。80年代、「♪田んぼに行って捨ててこーや...」の空耳(探してみてね☆)でちびっとだけ話題となった、あの曲が一番有名でしょうか。元コモドアーズなんて枕詞、要りませんね。



...すいません。脱線し過ぎました。


講演会が終わり、ひとり家に帰ったデビー・フォードさん。
ステージ上で光り輝いていたマリアン・ウィリアムソンの勇姿に、ひとしきり思いを馳せます。



「これほどマリアンに惹かれるということは、
彼女の中に私自身の光の影(シャドウ)を見つけたからに
違いない。
それはいったいどの部分だったのだろう?」

(「シャドウ・エフェクト」、p.213)


そして、次のような性質に特に魅了されたことを突き止めます。


マリアンは...

1. 率直に真実を話す、勇気ある人である。

2. 世界のことを真剣に考える、無私無欲の人である。

3. ステージ上でもごく自然に振る舞う、嘘偽りのない人である。


それまでのデビーさんは、(ご自身の弁によれば)そのような素晴らしい性質とはまるで縁が無い、と信じて疑いませんでした。
人に嫌われたくなくて本心を偽ったり、自信の無さゆえに言うべきことを引っ込めてしまったり、などといったことばかりしていて、とてもマリアンの域には到達できない、私には無理無理〜、と、考えていたのです。


でも、そこで
「あ〜、マリアンは雲の上の人だからしょうがないや。それに引き換え、私なんて、どーせ...。」
といった、負け犬思考の下降スパイラルに陥らなかった点は、この夜のデビー・フォードさんの大手柄でした。
以前から学び続けていた心理学、特に投影という心的メカニズムについての知識を総動員し、一発逆転の発想へと持ち込んだんですよ。



(参考記事:「私たちが持つ『影』を科学する」 中、「他人への『投影』」の項。
HP ユング心理学の世界へようこそ http://www.j-phyco.com/ より)



【ひょっとしたら、自分もマリアンの素晴らしさを見習って、少しでも憧れの彼女に近付けるかも...?】
長らく地面スレスレレベルで低空飛行していたデビーさんの自尊感情が、すくっと立ち上がり、まっすぐ上を向き始めた。
そんな劇的な瞬間です。



「私はマリアンの中にこれらの力強さを
見つけられた。
ということは、こういう性質が
私の中にも存在する
可能性があるということだ」


ここから、デビーさんの人生は大転換していきます。
ブティック経営者として、フロリダであまりパッとしない毎日を送っていた彼女が、世界的なベストセラーの著者、そして、「シャドウ・ワーク」を専門とする指導者へと変貌する道を歩み始めたんですね。


マリアン・ウィリアムソンという「光り輝く鏡」の中に、デビーさんが見出した彼女自身の美徳。すなわち、


勇気。
正直さ。
無私無欲。


休眠中の状態にあったこれらの良き性質を自分のものとし、状況に応じて上手に使いこなせるようになることで、ひいては世の人々の幸せに貢献する...という、何とも難度の高い課題を与えられたものの、デビーさんはそれらひとつひとつを果敢にクリアしていきました。
その結果、自分でも予想だにしなかった程の大成功と名声とを手に入れます。



「他人に投影している光の部分に気づき、
責任をもってそれらを受け入れた瞬間、このような
可能性(筆者注:憧れのマリアンと一緒に本を書き、
友人として付き合えるようになった、など、いくつもの夢を実現。)
が開かれていきます。


そのためには、投影のトランス状態を続けるのではなく、
自分自身の一部(光の影)をきちんと認めなければ
いけません。


そういう部分は
あなたに早く見つけて
もらいたがっています。」

(同書、p.217)




暗黒のイメージが強い、従来のシャドウ(影)ではなく、「憧れ」「大好き!」という言葉で表現されるような【光のシャドウ】と真剣に向き合うことで、デビーさんは新境地を開拓することができたんですね。



もし何かに対して
強い願望や憧れを抱いたら、
あなたにも似たような性質がある
ということです。

ただし、あなたがその性質を表現する方法は、
必ずしも他者のそれと同じとは限りません。
あなた独自の方法となるでしょう。」
(同書、p.217)


いくら憧れの存在だからといって、マリアン・ウィリアムソンをそのままコピーするのでは、工夫が無さ過ぎる。
それならば、私は私のやり方で行くしかない。
「デビー・フォード」という唯一無二の存在として、マリアンとはまた違う方向性で、自分が得意な何かをやってみようではないか...。



2013年2月。
がんにより他界するまでの十余年の間、ベストセラー作家として、指導者として、そして種々の薬物依存を克服した一人のサバイバーとして、デビー・フォードさんは持てる力を全て出し尽くし、精一杯走り抜きました。
世界各地で、たくさんの人々の人生を劇的に変え、安らぎへと導く、という偉業を成し遂げた後での旅立ちは、カリフォルニア州の自宅で、愛する家族や友人に囲まれての、とても穏やかなものであったそうです。
享年57歳でした。




(映画版「シャドウ・エフェクト」。英語音声のみですが、画像が持つ力のおかげでかなりわかりやすい内容となっています。)



そうか。
...となると、私は、大好きだった高校時代の恩師(前々回記事参照)の中に、自分自身の【光のシャドウ(影)】を見ていた、ってわけ?


どうやら、そういうことになりそうです。




2014/10/13

「光のシャドウ(影)」...?! 1

しばらく前に日本から取り寄せ、3分の1程読んでは放置しておいたこちらの本。

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現代アメリカのスピリチュアル業界において、知名度・影響力ともに抜群の三人の著者たちによる、豪華絢爛コラボ作品です。



トップバッターの章を担当するのは、インド出身、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)や宗教に関する数々の著作でも知られる医師、ディーパック・チョプラ。
確か、9月に来日しましたよね。パシフィコ横浜で講演したと聞いています。


SUPER BRAIN
(これ、敬愛する村上和雄先生が監訳されているんだよね。欲しいなぁ...。)



次に登場するのは、デビー・フォード女史。
残念ながら、「故」と付けねばなりません。2013年、惜しまれながらもがんのために他界しました。
彼女が残していった数々の「シャドウ」関連本、書店では依然、静かに売れ続けているようです。



トリを務めるのは、作家であり、社会運動家としても知られるマリアン・ウィリアムソン。才色兼備という形容がぴったりの方です。
故・ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の就任演説にも引用された大ベストセラー・「愛への帰還」の著者として、そして、ベビーブーマー世代(現在60代前半の人々が中心)に圧倒的な影響力を持つスピリチュアル・リーダーとして、アメリカでは高い知名度を誇ります。
彼女、カリフォルニア州・第33選挙区(ロサンゼルス地区)から下院議員選挙に正式に出馬を発表したとか。
次の目標は政界進出、だなんて。やるなあ。



【シャドウ(影)】という、ユング心理学ではお馴染みのこの言葉に三人三様のアプローチでもって取り組んだ試み。
それが本作「シャドウ・エフェクト」です。
デビー・フォードら三人の著者たちが、どのような意味で【シャドウ】という言葉を使っているかは、まずこちらの映像をご覧いただくとしましょう。





...あの上司のこんなところが嫌いだ。
...彼女(彼)の、ああいう性格が鼻について仕方がない。
...いつも自慢話ばかり。「私ってすごいでしょ」と、
アピールばかりの彼女。うざったい。


【シャドウ】は、こんな具合に、まず、誰か別の人の中にあるイヤ〜な性質・振る舞いとして、出現することが多いです。
で、そうしたイヤ〜な部分、というのは往々にして、


「そんな醜い部分、このアタクシ(俺様)の中になんて、絶対あるはずない!
...あってたまるかよ!!! 

何、言いがかり付けてんだこのボケ!!!」



という、全否定の言葉でもって、私たちの視界から都合良くワイプアウトされてしまいがちです。
「ん〜、ひょっとしたら、私の中にも少しは同じようなイヤな部分、あるかもな〜。」
といった、「人の振り見て我が振り直せ」的な殊勝な考えなんて、まず、湧いて来ません。
常に「100%あっちがクロ!」と、全否定の表現をとります。



他人の中に見つけた、望ましくない性質。
できるだけ自分の中にはあって欲しくない。
ある、だなんて、とても信じたくない。顔覆って逃げたくなる。
...わかります、その気持ち。
自分の【恥部】は人の眼からも、自分の眼からも遠ざけておきたいものです。




誰にでもありますよね。
今までの人生を生きる中で、敢えて目を向けて来なかった、ぼうっとした暗闇で覆われた、あまり近寄りたくないような心の一角が。
(聖人レベルの人格高潔な人は別なんでしょうけど。)
この、誰もが足を踏み入れるのを躊躇してしまう、自分の中の暗~い領域こそが


「シャドウ(影)」


であります。
『自分の中にありながら、十分に理解できていない、もしくは存在に気付いていない要素や性質』なんですね。
いつも私たちの後ろから無言でスーッとついて来る自分の影法師に対し、たっぷりと注意・関心を傾けている人なんて、滅多にいないでしょう?
私たちの人格の中にある「シャドウ」の部分にも、同じことが言えます。
あまり省みられることが無い、そういう存在なんです。




今、目の前にいる相手が見せてくれているイヤな性質。
ひょっとしたら自分の中にも同じ性質があるのかもしれない。
でも、それだけは認めたくない。
だって、認めたら、ただでさえ脆弱な自尊感情(=自分はこれでいいのだ」、と、満ち足りる気持ち。)がぐらついてしまい、心の平和が崩れ去ってしまうから...。


で、そっくりそのまま「私以外の他人」に丸投げする、というのが、基本的に腹黒キャラである「シャドウ」が好む常套手段であります。
もし、重い上に異臭まで放っている【醜い性質】が、いきなり自分の中にドドーンと見つかってしまったらどうします?
自分で丸抱えして衆人環視の中、持って歩くのなんて、イヤじゃありませんか?一分一秒でも早く、誰かに押し付けた方が楽に決まってますよね?
「○○ちゃんがまたやらかしたよー。私、やってないよー。」って大声で叫んだら、なおさらスッキリしますよね?
(←子供の頃、兄弟姉妹とあまり仲が良くなかった人にならきっとわかっていただけると思います。この喩え。)



見たくない醜い部分については「じゃ、全部そっち持ちで頼むわ!」。
で、「あんたがこーだ、あの人があーだ...」と、他人を槍玉に挙げては、けなし言葉を連続発射。
遂には、「100%シロ→勝訴!自分はあいつよりはマシだ!!!」だという、はかない幻想にしばし酔いしれる...。



言葉にしなきゃどうせ相手にはバレないさ、なんて、高をくくっちゃいけませんね。
あのですねー、そういう相手を見下した態度って、不思議なもので必ず伝わりますよ。言葉を超えた、動物的な「勘」「直感」のレベルで。
(←経験者は語る...。)



知らず知らずのうちに大きく膨れ上がり、気付いた時には自分でもコントロールできない程の猛威を振るうこともある「シャドウ」。
「シャドウ」が放った毒のある一言で、大切な人との関係を一瞬でぶち壊さないためにも、常日頃よりきちんとメンテナンスしておく必要があると思います。
ペットを飼うのと同じで、「ちっとも面倒を見ない、ずーっとほったらかし」っていうのが一番いけません。こまめにちょこちょこと付き合ってやる必要があるんです。




「シャドウ」とはどんなものか、そして、どんな具合に人間関係をぶっ壊していくのか、が少しはおわかりいただけたでしょうか。
以上、雑な説明でした。




こちらの記事はユング心理学からの解説。
「シャドウ/影」についてもわかりやすく書かれていますので、オススメです。


http://www.j-phyco.com/category3/entry39.html
「ユング心理学における投影とは」

(「ユング心理学の世界へようこそ」HP http://www.j-phyco.com/



前回書いた記事。
高校の同級生とやり取りしていくうちに、恩師のX先生について我々二人が抱いていた人物像がひどく異なっていて驚いた...。
要するに、それを言いたかったのでした。



その後もずっと、「ん〜、どうしてなんだろう、どこかに納得の行く説明、見つからないかな...。」と、謎解きしたくて、いろいろと手持ちの本をめくっていました。



ふと、気になって手に取ったのが、長いことほったらかしておいた上の本・「シャドウ・エフェクト」日本語版。
上の動画に登場しているデビー・フォードさんによる第2部「自分自身、他者、そして世界と和解する」の中に、キラリッ☆と光る部分、見つけましたよ〜。


「シャドウには、私たちの暗い性質や悪い性質だけでなく、
前向きな性質も含まれています。
一般的に、その種の前向きな性質は


『光の影(シャドウ)』



と呼ばれています。」


(「シャドウ・エフェクト」 ディーパック・チョプラ、デビー・フォード、マリアン・ウィリアムソン共著、佐藤志緒 訳、p.211)



はぁ???



光の影???


何なんだこりゃ、無色透明の光の影、なんていったら、やはり無色透明となるわけで、わけわからん...。


で、同じく長らく放置プレイしていた原書を急いで本棚から引っ張り出し、該当の箇所へ。





うん。確かに、


"light shadow"(光の影=光のシャドウ)



って言葉になってます。
私が翻訳者だったとしても、多分、こう訳すしかないんじゃないかな、って思いますね。多少、辻褄合わなくっても。
(残念ながら、原文でも、「無色透明の光に影なんてできないぞー」という突っ込みは華麗にスルーされています...。)


おや。
これ、ひょっとして私が考えていた疑問...
「どうして友人の先生像と私の先生像はあんなに違ってしまったのか。」
へのカギとなりそうな気がしますね。
わくわくして来ました。