2014/04/23

エックハルト・トール:「道の駅」。 でも最終目的地ではない。

【注:こちらの記事は
旧・楽天ブログ2014.04.19の記事 
に寄せられたコメント欄での、a y a f u y a さんとの会話が基点となっています。
全世界的に大ベストセラーとなった「ニュー・アース」

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-
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の著者、エックハルト・トールが「私にはもうエゴは無い。消えた。」と発言したことを私が槍玉に挙げたあたりから、面白い展開になってきました。一部はしょりながら、そのやり取りを転載します。a y a f u y aさんのコメント部分は、ハイライト表示にしました。



エックハルト・トールについての過去記事はこちらからどうぞ。

「今」の力 ~ 案外近いぞ。エックハルト・トールと林修先生。
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201402120000/


フレディー・マーキュリーに学ぶ、「ペインボディ」との付き合い方
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201403020000/









(...)

結局、「この人【黒犬べーやん注:エックハルト・トールではない、かつてa y a f u y aさんが読んでいたブログの書き手。】もなんてこたぁない、単なる大人になった空想好きの不思議ちゃん&人生生き辛仲間なんだなァ~~」と今では思います。これが一番腑に落ちるんですよね。
別にこの方が「人より悟ってる!」訳でも「特別なチャネラー★」でも何~~~でもなく。





そうですよね。
結局、「あなたも、私も、所詮地球という流刑地に流されておつとめ果たしている、未熟者」に変わりは無いのかも。
(その中で、「模範囚」がいれば、その人を見習えば何かいいことあるかもよ...?)



あ、私、「自分が悟ってる」と公言する人は「あっ、そう。それで?」と即、スルーしたくなるんですよ。
一気に聞く気を失います。
a y a f u y a さんはいかがですか?



あのエックハルト・トールさんも、「自分にはもうエゴは無い」と言っていますが、そこんところは「ほう、そうか。」と聞き流しています。せめて「少ない」程度にしてくれりゃ、説得力あったんですけどね。



ま、「ペインボディ」の説明は、第一級のファンタジー/SFとして自分の中では大いに響くものがありましたので、これからも彼の本は読み返すと思います。



ここまで冷静に見られるようになったのは、スピやオカルトを積極支持する人たちの考えから、一度完全に離脱したのが良かったと思います。これは自分にとって大きな収穫でした★(それだけ、思考のバイアスがかかっていたΣ(・ω・ノ))


「可愛い子には旅をさせよ」って、きっとそういうことだと思います!よかったですね、有意義な「旅」ができて。


すると、アヤスィ話は好きでも「100%モロ」に影響を受けることなく、ファンタジーとして楽しめますし。後はお気に入りの作家を見つけては楽しめばいいんじゃないかな~と★


うんうん。(激しく同意)
あとは、そのお気に入りの作家や宗教家、指導者の言葉の中で、自分に必要なものを選んで、上手に吸収していけばいいのですね。
で、特定の誰かを応援し、拍手を送りたくなったら、その時はそうすればいい、と。
あくまでも、応援。「支配下に入る」んじゃなくってね。


(...)


で、ここからが、a y a f u y a さんに宛てて、今日私が新たに付け加える返信部分となります。



スルーしたくなるっていうのは全く同感です。
「悟ってる人なんて、今現在生きてる人の中には一人もいない」っていうのが自論ですから★


そう思いますね~。
「自分にエゴは無い」と言うのって、なんとなーく、「アイドルはウ○コなんかしないんだ!!!」と言い張る、熱狂的な男性ファンの心理と大して変わらんような気が...。(←きちゃないたとえですいません。)



今生きてる人、それもまだまだ余命たっぷりありそうな(まだ60代ですから!高齢者だなんて呼ばないの!@神奈川県大和市)年齢の方に言われても、釈然としないんですよね。



エニアグラムという性格タイプ学の指導者、故・ドン・リチャード・リソ氏や、共著者であるラス・ハドソン氏もおっしゃっていました。


「エゴっていうのは、本当に頑固で、しぶとい。
死なないんだよ。
死んだと思ったその時に、また戻ってくるんだよ。」


と、何度も強調されていました。
私は、このお二方の言葉の方に、より安らぎを感じます。真実味があると思います。


人間の性格を研究して数十年。その世界では第一人者と呼ばれるようになった後もなお、人格的修養を怠らず、「師」と呼ぶ人の教えを求め、日々自己省察につとめている方々ですら、そう考えていらっしゃるのですから、ねぇ。
(ちなみに、リソさんは元イエズス会所属。ハドソンさんは東洋思想、特に道元の禅仏教を専門に学ばれた方です。)



実際、このエックハルトさんの「自分にはもうエゴは無くなった」発言、引っかかりを感じた人はたくさんいるみたいです。

書評サイト Goodreadsより
「エックハルト・トール:自分がエゴから自由になった、って、どうやって分かったの?」(英語)
https://www.goodreads.com/topic/show/1571085-how-does-eckhart-know-that-he-is-free-of-the-ego



次のYouTube動画に寄せられたコメントの多さ(1000超!)がそれを物語っていると思います...。




「エックハルトさんが言いたいのは、『アタマ (mind) 』『思考』と同一化した自分すなわち エゴ が 一 回 は 死んだ、ってことなんだろう?(その後どうなったかは知らんけど)」
...と、好意的に解釈する人も多い一方で、



「そんなこと口にするなんて恥知らずな」
「イエス様でもない限り、有り得んだろ~!」
とばっさり切り捨てる人も多いんですね。
a y a f u y aさんがおっしゃったのと同じように。



「悟ったと思った」人がいても、わざわざ口にする事なのか??という話でして。。。口にした時点で、誰よりも俗っぽいよな~って思います(´・ω・`)


この辺は東洋人、というか、日本人の【謙遜】の美学...というか、日本人によく見られる【自虐】の美学が関係しているかもしれませんね(笑)。
ええ、勿論、私もまったく同感ですよ~。
「あちゃー。わざわざ口にするかなぁ?」って、やっぱり反射的に思ってしまいました。





「確かに、エゴは死んだ。でも、油断していると復活する。」
程度の言い方だったら、「なるほど。」と素直に受け止められるんですが。
そうは言っても、エックハルトさんのエゴが非常に薄く、向こう側が透けて見える程に弱体化しているって事については何の異論もありません。
その辺にいるあなたや私といった、市井の凡人達と比べれば、エゴの統御ははるかにお上手なはずです。



(...こうした一連のグダグダも、やはり、私の【エゴ】の部分から出た反応なんでしょうけどね...。
他人の口から出た、「それ、怪しからんよ〜」な物言いを黙ってスルーするのって、ホントに難しいもんです。恐るべし、エゴ。
日、暮れて道遠し、です。)


「エゴが無い=私は人間じゃない」と言ってるのと同じだと思うので。

そうそう。「アイドルはウ〇コ...」 


←しつこいよっ!!!(怒)



(じゃあトールさんは妖怪か!?)彼の本は興味深かったけど、その不遜発言は聞き捨てならない★


確かに、水木しげるワールドにすんなり溶け込めそうな風貌...かも。
(生で講演会聞きに言った方の報告によると、猫背だそうです。)
ソース:http://www.elephantjournal.com/2013/11/eckhart-tolle-live-in-london-a-disappointed-fans-review-carli-susu/

















ちゃんちゃんこの好々爺風♡



まぁ、彼の場合、最近活動内容がどんどん資本主義バンザイ! 稼げるうちに稼いじゃえ~~~!って感じでビッグビジネス化してきた、っていう点も気になりますねぇ。
セミナーの費用がベラボーに高かったり。例えば、2009年のオーストラリア・2日間セミナーのお値段は、当時のUSドルで$685。6万円台後半、ですね。宿泊代含まず、で、このお値段なのですから、やはりかなりお高い方でしょう。)
(ソース:http://www.spiritualteachers.org/eckhart_tolle.htm



...と書きかけたところで、一大発見!!!
あ”~~~~!
ヘイ$ハウス(ルイーズ・L・ヘイが築き上げた、ニューエイジ系書籍を中心に刊行する新興の大手出版社。)主催じゃないですか!

http://www.hayhouse.com.au/tour_details.php?tour_id=11 

...そりゃぼったくり値段でも当たり前だわ。
エックハルトさん、組む相手をちょいと間違えたかもね。
(あまりご存知ない方へ:そういう会社ナンデスヨ...ヘイハウスって~のは。)
大企業ですから、ルイーズさんのご意向とは関係無いところで値段設定が行われているかもしれませんけどね...。

改訂新訳ライフヒーリング(旧ライフ・ヒーリンク゛) You Can Heal Your Life
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エックハルトさん、この時のオーストラリアツアーで受けた批判の声にちゃんと耳を傾けたんでしょうかね。
最近ではご自分たちによる自主興行イベントがほとんどのようです。
6月のニューヨーク州・Omega Instituteで行われるトール夫妻による5日間セミナーは、食事・宿代込みで$1195ですって。
これは悪くないですね。



どうもエックハルトさん、アメリカではお馴染みの、テレビ伝道師(TV evangelist)化しつつあるような気がして、ちょっと心配です。
Eckhart.TVなんていう、有料定期購読の動画配信サービスを立ち上げたり、「二匹目のドジョウ」的なDVDや関連書籍・グッズが後から後からボコボコ出てきたり...。
「それって『霊的指導者(スピリチュアル・ティーチャー)』『自分はグルではない』と宣言した人として、どうなのよ!?」と突っ込まれても仕方ないかな〜、って気がします。


「霊」と「金」。
基本的に、あまり相性が良いとは言えません。



ネット上で小耳にはさんだ噂ですが、中国系カナダ人の奥さん、キム・エング(Kim Eng)さんが元々マーケティング畑出身の方のようで...
何か関係あるかな。



ま、いろいろありそうなので、今回はこの辺で幕引きとしましょうか。


a y a f u y a さん、今回も面白い話を提供してくださいまして、ありがとうございました!





ちなみに、上で出したEckhart.TVのお値段ですが、一番お得なパッケージ価格で、6ヶ月定期購読=$74.95。
毎月更新だと、1ヶ月あたり$19.95 (PCや携帯端末へのダウンロード可)。



ん~...。
ん゛~~~~~...。
とりあえず、“The Power of Now”(英語版)








と、「ニュー・アース」の基本2冊だけ手元にあれば、後はもういいや。
これ、地元図書館で一応、エックハルトさんの全著作+CD講演録何枚か借りてみた私が下した結論です。



何で英語版しか買いたくないのか。理由はご想像にお任せします。(ヒント:タイトル。)


さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる
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今後は、エックハルトさんの思想にヒントを与えた、「源泉(元ネタ)」の方に直接当たってみようと思います。
まずは、ひょっこり先日手に入った、こちらの本。

和英対照仏教聖典 / The Teaching of Buddha

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(ラッキー!!! うちの近所の、チャリティーショップ...寄付された品物を売って、慈善事業にあてている店...で、新品のようにきれいなこの本が、何と$2.99という激安価格で私を待っていたのでした!!!)



いつでもいっしょ。お財布にもうれしい日本語・文庫版もあります。


和文仏教聖典
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そして、

小型聖書 - 新共同訳
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(引用するなら新書版とかソフトカバーの廉価版でなく、「新共同訳」使いなさい、って、卒論審査でお叱りを受けましたので、やはりこれかな、と...。二十数年前の話。)



他にも、日本の禅仏教とか、

現代文訳 正法眼蔵 1 (河出文庫)
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インドの古典とか、

神の詩―バガヴァッド・ギーター (TAO LAB BOOKS)
田中 嫺玉
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キリスト教神秘主義とか、

エックハルト説教集 (岩波文庫)
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西洋哲学の古典とか...。


ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)
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じっくりと読みたい本。昔買ったけど、もう一度読み直したい本。
もっと詳しく学びたいこと。次から次へと出てきます。



でも、それってすっごくありがたいこと。
毎日の楽しみが増えて、幸せな気持ちでいられるってことですから。



「ここで立ち止まる必要は無い。
原典に当たれ。
源泉(ソース)にさかのぼれ。
二次資料のつまみ食いだけで満足するな。」



これに気付かせてくれたエックハルトさんには、とても感謝しています。
エックハルト・トールという人は、一生付き合うわけではないけれど、大学入試前に苦手科目をとてもわかりやすく説明してくれた「予備校のカリスマ講師」みたいな、ありがたい先生。
そう位置付ければ、過度に持ち上げる必要も無いし、欠点があるからといって即、幻滅することも必要ない、ってことで納得できます。


そっ。 にんげんだもの!
(←相田みつをさん流)


【今日の結論】
エックハルト・トールの著作は、私にとっては「道の駅」。
おいしいものや珍しいものもいっぱいあるし、ちょっとした見所もあるし、
「立ち寄って正解!」と自信もって言えるのは確か。


でも、ここは終の棲家とはならない。
旅はまだまだ続く。
最終的にどこを目指しているかは、よく分からないけれども。


"This, too, will pass"(これもまた、過ぎ去る)
〜「ニュー・アース」第8章より〜
さらりと流しましょう。



13 件のコメント:

  1. なるほど・・・(エゴは死んだ発言)動画まで作られちゃってるのですね(笑)

    >Eckhart.TVなんていう、有料定期購読の動画配信サービス

    ・・・そんなものまで^_^;
    なんというか、アメリカの精神世界って日本とは比べものにならないくらい
    充実してますね。。。えぇ、もちろんキライじゃないです。笑

    私も読みたい本が沢山あ~特に仏教&キリスト教関係。
    その道に長けた人の言葉は、宗教に囚われず響くものがありますから★
    良い読書をしたいものですネ。

    ではでは

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    返信
    1. ayafuyaさん、

      コメントありがとうございます。

      「エゴの死」発言の裏にある真意、ほんとのところはわからないですよね。

      YouTubeコメント欄をざっと読んでみましたが(数名の執拗なアンチ・エックハルト投稿者の発言がやたらスペースを取っていて、読みにくい^^;)... )、まぁ、何とも言えないです。

      砂漠に雨がしみこむように、スーッと自分の中に吸い込まれていく言葉。
      今はそういう物とだけ付き合えばいいのかな、って気がしますね。
      そして、「ここんとこ、わからない」「あれ、理解できない」と、現状把握だけしておけばいいかなぁ、と。

      そうですね。いい本、読みましょう!
      高いセミナーやクラスに行かなくたって、先人達の智慧が学べるのは素晴らしいことですよね。

      削除
  2. 初めまして。最近動画でETさんを知りまして、早速図書館で借りて何冊か読み、とてもわかりやすいと思っていました。が、奥さんって何かヘンな感じ、、、それにダライラマなんかと会ってるんだ、、、、と違和感も出てきてググったら、こちらにたどり着きました。
    強烈な毒親、毒姉妹育ちなもので、他のところも参考になりました。ありがとうございました。

    返信削除
  3. 565さん、コメントありがとうございます。

    「違和感」「ヘンな感じ」って、本当に大切だと思います。
    野生動物がとっさに反応して危険を避けるのと同じで、人間の精神(霊魂)にも危険を察知し、回避するためのはたらきは備わっている、と思います。
    565さんはきちんとその声に耳を傾けられたのでしょう。
    拙文がお役に立てたのであれば、とてもうれしく思います。

    「とてもわかりやすい」。
    私も556さんと同じ理由で、E.T.さんワールドにはググッとひきつけられました。東西のメジャーな宗教を統合しているかのような、そんな「世界はひとつ!人類は兄弟!!!新しい地球はみんなのユートピア!!!」的な、青臭い(笑)ビジョンを目の前に突きつけられたような気がして、ちょっと心が躍っちゃったんですよね。

    でも、この「わかりやすさ」。何とも扱いがムヅカシイです。
    毎週、某鑑定団(TV番組)を、「何で人類はここまでしぶとくニセモノ作りばかりやるんだろう...(←大方、金目当てなんだろうけど。)」「どこまで騙され続けるんだろう...」と、笑い、呆れ、ため息つきながら、見ているのですが...
    本物、とされるものの良さ(教えとか、美術品とか。)は、見るからに【素晴らしい】と思えるようなものが多いです。(そうでない物も時々混じっていたりするのが、また、ムヅカシイところ!)
    でも、後からそれを巧妙にパクった贋作もまた、素人目には【素晴らしい】って映ってしまうんですよね。
    とにかく、素人は本当に簡単に騙される。これだけは毎回見ていて思います。

    精神世界/スピリチュアル業界には、信じやすい民を騙したくってウズウズしているような輩がわんさかいる。だから、こっちもしっかりと鑑識眼を高めて、そんな奴等に騙されるな。金、渡すな。
    今、「本物をニセモノから識別する能力」がいかにこの業界では大切か、という問題を扱った本(マリアナ・カプランという心理療法家の著作です)を、ゆっくりと読み進めています。
    近いうちに記事でご紹介しますね。

    565さんが書いてくださいましたが、どうも(私も含めて)毒家族、特に毒親というキーワードに反応する人が、精神$世界/スピリチュアル¥業界にとっての「いいカモ」になっているらしいのですよ。
    だったら、こちらから積極的に護身術を学んで、自分のことは自分で守らねばいけませんよね。
    過去の嫌な経験、性格的な弱点、そして直視するのが辛い、トホホな現実といった汚い部分から逃げずに、一人格闘し続ける。
    そして、騙そうという意図を持たない、真の賢者の言葉だけを求める。
    そうすれば、自称「スピリチュアルティーチャー」なんて類の人は、視界にも入らなくなるかもしれません。

    ありがとうございました。565さんも、よい一日をお過ごしください!

    返信削除
  4. エックハルトトールは知っていますが、いい本を書いているなと思ったのですが
    まさか、カルトまがいの金儲けビジネスをやっているとは・・
    人間として生きている以上、そんなものなんでしょう、
    真実を言っている人は誰でしょう、何かいい本知ってますか?(笑)

    返信削除
  5. 匿名様。
    コメントありがとうございます。

    何年も前からブログを読んでいます、岡山の水井伸輔さん(http://ameblo.jp/mizui15/)が繰り返し書いていらっしゃることなのですが、やはり歴史の淘汰を経た、昔から信頼されてきた「古典」に立ち戻る、というのが危険が少ない、と思います。


    こちらの一月ほど後に書いた記事 http://backtotheessencenow.blogspot.com/2014/05/blog-post_19.html にありますように、私は道元という人の説く禅仏教に興味を持ちました。道元ご本人の「正法眼蔵」に直接当たれれば良いのですが、今は難し過ぎるので、その弟子・懐奘(えじょう)が師との問答を記録した「正法眼蔵随聞記」からそろり、そろり...と入門中です。教科書として故・鎌田茂雄先生の「正法眼蔵随聞記講話」(良書です!)を傍らに置きながら。
    なるべく現代語訳に頼らず、古文で読むようにしていますので、遅々として進みませんが...。

    今、現存する著者で興味があるのは、最近何度も記事にしているキャロライン・メイスぐらいかなあ。言いたいこと遠慮せずに何でもズバッと正直に言っちゃうオバちゃんなもんで、人によって好き好きが激しく分かれますけどね。最近のスピ系のエンジェルだのニューエイジ/引き寄せだの、ケチョンケチョンにけなしまくりです。内心、「あなたも同じ出版社でしょうに...」と突っ込みたくなりますが、愉快痛快なんでま、いいか~って笑っておしまい、です。
    それに、彼女の真骨頂は本よりもオーディオブック(CD)でのディープで大胆なしゃべりにこそあるんですよ。
    なので、日本の方に無理にお勧めしようとは思いません。
    彼女が大好きなキリスト教神秘主義者(アヴィラの聖テレジア/テレサ、マイスター・エックハルト、十字架の聖ヨハネ)といった人々ならば、邦訳を読むことができますけどね。

    と、いろいろエラそうに書きましたけど、ご自分の内面に照らし合わせて一番しっくり来るものが、あなたにとっての「真実」だと思います。人がどうこう言えるものじゃないんですよね。
    お互い、楽しみながら探して行きましょう!

    返信削除
    返信
    1. 詳しいアドバイスありがとうございます。
      いろいろ参考にし、自分に合ったものを見つけたいと思います。

      削除
    2. いい本に巡り会えるといいですね。
      無駄なことなんて無いと思いますよ。私の場合も、トールの本に会わなければ仏教の本など目もくれなかったと思います。人間万事塞翁が馬です。

      削除
  6. サラとソロモン関連でヒックス夫妻について調べようと思っているうちこちらのブログにたどり着きました。
    旧ライフヒーリングは20年来大事に持ち続けているので、ヘイハウスがそんな印象の出版社になっていたとは、驚き!(といってもトップページみればそんな感じですよね。)
    とりあえずサラとソロモンは残り2・3巻は読んでみるつもりです。
    審神者するのってやっぱり大事なのですね。

    ここで自分が今はまっている大嶋信頼さんを宣伝させてください。
    斎藤学さんの元で仕事してたらしいです。
    5冊本がでてるんですけど変わった切り口で面白いですよ!
    Kindle版の英語版も2冊あります。
    是非お読みになってみてください。

    マリアナ カプラン、キャロライン・メイスは読んでみようと思います。

    返信削除
    返信
    1. コメント、ありがとうございます。
      ルイーズ・ヘイさんという一女性については、たくさんの人々に生きる勇気と希望を与えた、偉大な方だ、と個人的には好意的に見ています。ヘイハウスという企業のやり方・マーケティング戦略には異議を唱えたくなることも多いのですがね。
      日本でもサンマーク出版や、VOICEといった出版社の本を見れば、まったく同じことが言えるかと思います。
      批判めいたことを書きましたが、別にそれでいいんですよね。出版社はいろいろな好みに合わせた本を出すのが仕事。私の趣味に合う本だけ出すのが仕事、というわけではないのですから。

      大嶋さんの本は何度か興味を抱き、ご本人のHPを覗いたことがあります。斎藤さんのお弟子さんだったのですか。なるほど〜。

      マリアナ・カプラン!そーいえば、途中で止めちゃいましたねえ。いい事書いてはいるのですが、PodcastやYouTubeでのインタビューを聴くうちに、「あ、この人、精神世界にハマってはいるけど、中身はガッツリ狩猟&肉食系西洋人女子だわ」と、自分とは相容れないものを感じまして…σ(^_^;) 以来、放置状態にあります。

      大型書店で中身を確認された方がいいかも、です。
      合う人にはとても有益な本だと思いますが。人を選びますね。(要するに、アクの強い女性著者、って事です。)

      削除
    2. キャロライン・メイスにしても、アクが強すぎっていうか、好き嫌いがはっきり分かれる著者でして…(;^_^A
      手放しでお勧めするのをためらってしまいます。私は好きですけどね。特に、彼女のしゃべり芸。

      著書として一番有名なのは「7つのチャクラ」(Anatomy of the Spirit)ですが、初めての方にお勧めしたいのはむしろ「チャクラで生きる」(Why People Don't Heal and How They Can)です。
      どちらもサンマーク出版から文庫化されています…って、日本の店頭で見たことほとんどありませんが。

      彼女の本って、オーディオ版でしゃべりまくったことを後日、机に座って活字化しているようなところがあります。プロ編集者の手が入り、宗教用語や歴史のエピソード(彼女、歴史オタクを公言してるんです)が随所に登場する書籍版から入ると、少々とっつきにくいと思われるかもしれません。できれば、動画サイトなどで「しゃべるメイス」を見ていただく方が、ご自分との相性が判断しやすいかな、と思います。

      とても大事な事を短い記述に凝縮しすぎるあまり、初めての読者に伝わりにくくなってしまう傾向はあるとおもいます。決して、手を取って導いてくれるタイプの、user friendly な著者じゃないですよ。武術や禅の師匠みたいに、サービスなんて一切無し(笑)。

      「チャクラで生きる」も、水瓶座の時代がなんちゃら、なんて突然現れたりして、理系ロジックの持ち主から見たら「なんじゃこりゃあ!」(松田優作調でお読みください)モノですし。そういう無茶苦茶な展開でもついて来れるような読者にしか読んでもらいたくないんでしょうね。
      「好かれること」「人気者になること」「ウケること」を少しも目指していない彼女の本、ハマれば面白いと思いますよ。

      長々と書いてしまいました。
      お互い、これからも良い本と出会えることを願い続けましょう!

      削除
  7. 詳しいお話ありがとうございます。
    基本的に図書館利用なので、それも自宅から予約できますし、面白そうと思ったら即予約します。それでいて、読めずに貸し出し期限が来てということもままあるのですが。

    出版社から見たら何かしら売り上げがないと困るんでしょうが、カルト化とかマルチ化しなければ、よいのかなと思います。
    でも、子供の教材の押し売りにあって嫌な思いをしたので、サンマーク出版には身構えてしまいますけどw

    大嶋さんですが、斎藤さんは「元上司・ボス」、師匠は吉本武史さんです。
    インサイトカウンセリングのHPの「心の傷の癒し方」という講演録が、少し分量ありますが、大嶋さんの考え方・活動の基準が解って良いですよ。

    そういえば、一番精神的に辛かったとき役立ったのは西尾和美さんの本だった、というのを思い出しました。

    返信削除
    返信
    1. 充実した図書館が近くにあるのはありがたいですよね。しかも、和書。いいなぁ。
      借りていて期限が来て、読まずに返す...なんて、「やぎさんゆうびん」に近いことは私もよくやります...。本がたくさん手元にあると、それだけで幸せですもんね。

      「心の傷」、ですか...。
      正直言ってしまいますと、最近、そうしたトピックには急速に興味を失いつつあります。
      今の自分にはもう必要ない話題だな、もう深入りすることは無いな、って、感じています。
      いろいろご推薦いただいたのに、気分を害されたら申し訳ありません。
      (あと、「エイブラハム」、エックハルト・トール、「アストラ/アストラル」の記事でも触れた米北西部の某女性講師/著者(←この人だけは!って感じの、とても素敵な人だったんですけどね。)...といった具合に、ここ数年のうちにガッカリ体験がちと続きすぎましてね。
      そんなわけで、「こんなメソッドがあるよ〜」
      「こんな風にしたらいい気分になれますよ〜」といった謳い文句で売出し中の、存命中の人には簡単に心を許すな!疑ってかかれ!と考えるようになってしまいました。
      存命中の人はコワいですよ。いつ、豹変してわけわからんこと言い出すかわかりませんからね...。

      そんな私もキャロライン・メイスだけは何故か気に入っているのですが、それは

      ”Stop speaking woundology!”(「傷理学」でもって語るのはおやめなさい)

      という、幾度も繰り返されるメッセージが好きだから。今の自分に必要だったから。
      ...という理由ではないかな、と思います。

      邦訳の版元はサンマーク出版ですが、キャロライン・メイスという人自体はニューエイジ系のテロ〜ンと甘い癒し系の雰囲気とは恐ろしくかけ離れた、鬼軍曹・スパルタ式のおばちゃん(笑)。←某ホソキ先生とキャラがかぶるか!?
      「いい加減に下ばっか向くのは止めて、さっさと歩き出せ!
      働け、そして祈れ!」って感じですかね。カトリックの怖い尼さんみたいな人。
      メソッドとか、「How to」とか、そういう読者サービス、全然無し。
      読んだ人がいい気分になってくれればいいな〜とか、多分、微塵も考えてないです。

      ※woundology:
      「傷理学」←心理学、の「傷」バージョンという彼女の造語。邦訳では「傷の言語」という表現があてられています。

      最近、「ほら、この古傷がぁ!」
      「過去から引きずっている痛みが、まだ消えてなくって!」
      といったとらえ方をするのが、本当に自分にとって有益なことかどうか、はなはだ疑問に感じられるようになりました。
      初舞台でめちゃくちゃ上がってまずい演奏をしちゃった音楽家が、10年、20年...と経験を積んだ今もなお、本番前になるとその初舞台を思い出してはテンション下げてしまうような、そんな無駄なことをやっているんじゃないか...って、最近、思われてならないんですよね。
      (もちろん、これはあくまでも私個人の例です。より深刻な傷を負った方の場合は、また別の話となるでしょう。)


      匿名さんがおいくつだかはわかりませんが、私(60年代後半生まれ)よりはお若いのではないかな、と、推察いたします。
      私くらいの年になると、同級生の身にいろいろと辛い運命が降りかかってくるのを見聞きすることが急に増えるんですよ。

      「A君、鬱になってしまって自殺したらしいよ...」
      「女子バスケ部のBちゃん、子宮がんで亡くなった。子供もまだ小さいのに。」
      「C君の親、認知症が進んじゃって、毎週末車で実家に帰らなきゃいけないんだって」
      「D子、離婚してから一度も旦那に子供と会わせてもらってないんだってよ」
      「E君、経営していた会社も順調だったのに、この4月にがんで亡くなったんだって」

      ...自分の悩みなんて、彼らの抱える(抱えていた)辛さに比べたら、一体なんぼのもんじゃい、も〜、小さい、小さい!って、嫌でも思えてきます。
      傷とか何とか称して、大真面目にいつまでもこねくり回して、いつまでもwoundologyにどっぷり浸ったような独り言繰り返しているのが恥ずかしくなったんですよね...。


      もっと健康なままで、もっと長く生きていたかったであろう、今は亡き元・同級生たちの無念さを思うと、

      「自分はそこそこ健康で、そこそこ気力もあって、しかも周囲の人々にも恵まれている。もうwoundologyになんて関わっていないで、悔いの無いように今の生を全うしなきゃ!何か世界に貢献しなきゃ!」と、言うしかないんですよ。
      いつお迎えが来るかなんて、誰にもわからないわけですし。事故や天災は降りかかる人を選びませんからね。


      誤解の無いように急いで付け加えますと、過去記事、それから元の楽天ブログでもさんざん書いたように、私も斎藤学さんや、「毒親」本、アダルトチルドレン本はかなりの冊数を読んできました。ジョン・ブラッドショーとかの洋物だって、有名ドコロは一応まぁ、一通りチェックしてきました。

      そんな人間でも、周囲の人々が体験している(体験した)【運命】というものの冷酷非情さの前には、我が身の生き方を省み、考え方の癖を変えざるを得なくなった、ってことでしょうかね...。
      死ぬ瞬間に「よくやった!悔いは無い!」と言い切るために、今、できることをやるしかない。
      それに、Woundologyに浸っている間は、お腹の底から笑うこともごくわずか。
      せっかく生かしてもらっているのに、そんな人生のままで終わっては、あまりにももったいない。
      ...となると、結局、キャロラインおばちゃんが何度も繰り返しているような
      「下向くな、歩け、働け、そして祈れ!」という言葉に近い生き方が目標となりますよね...。


      なんだかわけのわからん独り言みたいになってすみません。
      でも、何だかんだ言って、私も匿名さんも、きっと、必要があって今、手にしている本とのご縁が生まれてきたのだと思います。
      そうした本のメッセージが私たちをどんなところへと導いてくれるのか、今すぐにはわからないかもしれません。
      それでも、とにかくご縁を楽しむとしましょうね。
      きっと悪いようにはならない、と思います。
      ありがとうございました。

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