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2016/08/24

読書感想「ソース Source」〜「ワクワク」only? ん〜、スパイス不足で、星3つ。(★★★☆☆)

Kindle Unlimitedお試し体験中につき、カスタマーレビューで高評価の多かったこちらの一冊を流し読みしてみる。


ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすことにある。
マイク・マクマナス
ヴォイス (1999-10-01)
売り上げランキング: 2,720



感想。


明るく、夢と希望を胸に、上向いて歩こうという姿勢、
これは、誰であっても、いついかなる時でも、たいせつにしたいもの。





(遅ればせながらではありますが、ラジオというメディアを深く愛し、ラジオの将来を最後まで案じていて下さった永六輔さん。素晴らしい歌の数々をありがとうございました。どうぞ安らかにお休みください...。)

同様に、「ワクワクする」ようなネタをできるだけ多く自分の中&周りにストックしとく、ってことも、心とからだの健康づくりのためにはやはりたいせつにしていきたいもの。


ケガや病気の時に役立つ絆創膏や簡単な塗り薬みたいなもの、と考えていい。
使わないよりは使った方がその後の被害が拡大しないで済む。


この、「ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。」という本。
好き嫌いははっきりと分かれるだろう。
人の顔色ばっかり見てはやりたいこと諦めているような、何でも杓子定規に上から言われたことに従うような、クソ真面目な日本人体質の人には、なかなか受け入れられない内容かもしれない。
でも、そういう人にこそ、凝り固まった人生観に亀裂を入れてくれるような、いい刺激となるんじゃないかな。



私の場合、「目標はあえて立てない、目指す方向だけをきめておく。」という著者の提言はまさに「今、聞いといて良かったアドバイス」であった。
目標を高く掲げすぎるあまり、情けない現状を見ては勝手に落ち込み、せっかく45%ぐらいにまで高まっていたやる気レベルを一気に0%にまで急落させるという、困った癖のある自分にとって、これは実にありがたいヒントだ。
目標を達成し損なった時に味わう敗北感や、「まだ...できてない」という罪悪感を最小限に抑えることで、心を前向きで伸びやかな状態に保っておける、というわけ。
で、小さな一歩、また次の一歩...といった具合に、少しずつ前へ、上へ、と進む...と。


©123rf.com(Rahmat Nugroho



でもさ...


認知症で実子の名前も忘れてしまったような老親と向き合いながらの、エンドレスな介護生活。


健康そのものだった自分を襲った、不治の病との闘い。


生きているのもいやになる程の、むごい裏切りや、失恋体験。


親に捨てられ、凄惨な幼少期を送ったがゆえの極度の人間不信。


幸せな家庭に憧れて結婚したのに、毎日が配偶者からの暴力の連続。


...そういった苦しみ中の苦しみ、抜け出したいけどどうにも抜け出せないトンネルの中に囚われているような人がこの「ソース」を読んだとしても、あまり慰められるところは無いな、って思った。
ところどころでいいこと言ってはいるんだけどね。


軽い、のである。


この著者の考える、【世界】【人生】が。
あまりにも軽すぎる。


人生の【陰】【闇】【不幸】への理解や、そうした負の要素を抱えざるを得ない人々に今ひとつ共感できないでいる。
読み進めるうちに、そんな著者と自分の間に少しずつ距離感を感じてしまい、飛ばし読みしていったら、あ〜らびっくり、最後のページに「更に学びを深めたい人たちのために、別料金で『セルフ・スタディ・キット』が!」というお知らせが...。
それに、ワークショップで講師養成もやってるんですって?
へぇ〜。


(ハハハ!日本に上陸したと同時に、いわゆる「資格商法」って奴に化けちゃったのねー。
本国アメリカではもはや絶版・品切れ扱いの超マイナーな本なのに。Amazon.comを検索しても、日本語Kindle版しか浮かび上がって来ない、というこの怪現象。読者のみなさんだったらどう説明します?)


普及版ソース・セルフ・スタディ・キット ([バラエティ])
マイク・マクマナス
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ソース・セルフ・スタディ・キット (CDブック)
マイク・マクマナス
ヴォイス
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作者のマイク・マクマナス氏はきっと実生活でも明るく、前向きで、素敵なおじさまだった(1999年没)のだろう。
それについてはいささかも疑うつもりはない。
若い頃からいろいろな社会慈善活動に関わり、「ソース」執筆前の一時期にはワシントン州上院議員も務めていたそうだ。
世のため人のために最後まで力を惜しまなかった彼の生き方には、素直に敬意を表したい。


ただ、この方、ご自身の私生活ではそれほど泥臭い苦労話とは縁が無かったのでは、って気がしてならない。(本当のところは知らないけどね。)
青年期特有のポジティブメンタリティと高い理想を持ち続けたまま、人生のフィニッシュラインまで無事辿り着けてしまった人、なんじゃないかな。
文章の随所からにじむ「おめでたき人」という印象、それほどにまで強かった。


爽やかで、ハッピーエンドで終わるエピソードに彩られている、この「ソース」。
読後感は決して悪くない。
あまりひねくれた読み方さえしなければ、だけど...。


悪くない、とはいうものの、本から離れ、一息つき、普段の自分へ戻ってみると、

「...さて、実際に役立つ知識は一体何割ぐらいあっただろう?」

と、冷ややかで、意地悪なもう一人のダークな自分がすかさずツッコミ入れてくる。
う〜ん。
何割かなぁ。せいぜい2〜3割、がいいとこ、じゃない?
既に実践していることもたくさん書かれていたし、新しく学んだことはさほど多くはなかった。
前述した「目標はあえて立てない」の部分ぐらい。
(私なら、「バカでかすぎる目標は、あえて立てない。」程度に見出しを修整しておくんだけどな。)


(うんうん、それでいいのだ、それで。
意地悪読者、冷ややか読者の視点をキープするのは、大いに結構。書き手や売り手の策略に簡単に乗らないためにも。
 

 何でもかんでも著者の言うこと鵜呑みにしちゃいけません。活字になっているからって、出版流通に乗って商品化されているからといって、別に書いたその人が特別「エラい」わけじゃないんです。 かつての自分はまさにそうした「まんまとカモになってしまう」タイプの、出版社にとっては実にありがたいタイプの読者でした。

市場に出回っている本も、個人のブログも、書いたら書きっぱなし、というのが基本、でしょう?出したら出しっぱなし。売ったら売りっぱなし。儲かりゃそれでいい、吐き出したいこと吐き出せたら、それでいい、って書き手の方が数の上ではずっと多いと思うのです。  

かく言う自分は後者のタイプ。「王様の耳はロバの耳...」と、井戸の底に向かって囁くしかできなかった床屋さんと同じで、現実世界で付き合いのある人相手には全然通じないような、、または口にしたら白い目で見られても仕方無いような、ニッチでけったいであやすぃ~話題について、このページ上でさんざん吐き出してはスッキリしているだけ。  

そもそも、アクセス数UPとか、アフィリエイとで小遣い稼ぎとか、そういう目的でブログやるのなら、こんな誰も知らないような本や外国人著者やピアニストの話ばかりだらだらと書きませんってば(笑)。 

大半の著者にとっては、わざわざ時間かけて本を読んでくれた人の人生がどうなろうと、ぶっちゃけどうでもよいのです。 本を読んだ人がその後天に上ろうが地獄へ落ちようが、そんなの知ったこっちゃない。ごく稀に、儲けなんて一切度外視して、読者の幸せだけを祈ってくれるような、良心的で心のきれいな著者もいるにはいるのでしょうけど... ま、今時の出版業界では絶滅危惧種でしょうねぇ。

 以前からずっと書き続けていることですが、こうした自己啓発本の取り扱いって、本当に難しいです。 客観的なデータや調査結果の正確さが命!の学術書・研究書や、科学・技術分野の専門書などとは異なり、「著者=それなりの能力・知識を備えたエキスパート(専門家)」...とは限りませんから。  

誰でも新規参入できて、「こんにちは。この本を出しましたので、今日から『専門家』と名乗らせていただきます。」と自己申告できちゃうような、つまりは「何でもあり❤」で、 
い い か げ ん   
(= 業界内の自主規制も、第三者による規制も、一切無し。)
 な分野。
それが、いわゆる「自己啓発」「self-help」「スピリチュアル/精神世界系」と呼ばれるジャンルなのです。
ダイエットや、エステサロンや、民間療法と変わりません。出した者勝ち、名乗った者勝ち、です。

「著者」「作者」だから、と、書き手側をやたらと持ち上げたがるタイプの読者は、特に気をつけましょう。  
というのも、こうした方々って、どんなジャンルの本を読んでも「私は無知だから...」「相手は専門家だから...」と、つい、不必要にへりくだってしまい、自分の意見を「つまらないもの」として粗末に扱う傾向があると思うんですよ。 

何でもかんでもへりくだってしまおう、という癖、できれば若いうちに直しておいたほうがいいです。さもないと、一度しみついた奴隷根性はなかなか取れませんよ。外国に行った時や、押しの強い相手との交渉場面で一苦労することになります。 「すいません、すいません。」(英語だと"Sorry"の連発。)と卑屈になってばかりいて、かえって相手から不審がられる、というケースも実際にありますので。 ←経験者は語る...。)


マイク・マクマナスさんの「理想化肌で、幸せ者っぽく見える、多芸多才な人」というキャラクター、どうもエニアグラムのタイプ7っぽいな。
「ワクワク」至上主義ってあたりも、かな〜りタイプ7臭が濃厚です。
英語でいう"excited"(興奮した)状態を追いかけてやまない人達、ですからねぇ。



そのような彼の思想に共鳴できる、共鳴したい、一緒にワクワク追求したい、って方はどうぞご自由に。
「紙の本を取り寄せて所持しておきたい」とまでは思わないものの、"feel good book"のひとつとして、長距離フライトのお供のKindleに電子版を入れておけるのであれば、まぁ、持っていても悪くないかな、って感じました。



いい夢見て、それでワクワク感盛り上げていくだけならば、お金も、他人への迷惑へもかからない。それで気分が上向きになれるのなら、やらなきゃ損!というもの。
そこんところは、マイクさんの見解に賛成します。
ただ、それを魔法の杖/打ち出の小槌みたいに振りかざすだけで、暗闇から逃げずにしっかりと向き合う、というプロセスを詳述しないのって、生き方指南書としてはどうだろう...。
ちょっと物足りないんじゃないかな〜、と思います。


(ひょっとして、別売り「スタディ・キット」買えばちゃんと載っています...って?んなアホな!みんなそこまで暇も無ければ金も無い!!!)


そこを行くと、人間ならば誰もが持つ、【闇の部分=シャドウ shadow】問題から逃げも隠れもせず、果敢に取り組んでいたこの方にはもう少し長く生きていてもらいたかったなぁ...。


「嫌いな自分」を隠そうとしてはいけない
デビー フォード
日本放送出版協会
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(デビー・フォードさん。1955ー2013。その早すぎる死、つくづく惜しまれます。 
しばらく前から下の本・"Why Good People..."のオーディオブック版を聞いているのですが、「これでもかっ、これでもかっ!」と、耳を塞ぎたくなってしまう程に醜い人間たちの生々しい姿...しかも、そこに自分の姿と重なる部分を発見してしまったりして、聞いていて結構しんどい...が、延々と紹介されていきます。超・超・ヘヴィーです。  
醜い自分と真っ向から向き合い、落ちるところまで落ち、それこそ全身血まみれになりながらのたうち回った後に力強く立ち上がり、人々に勇気と希望を与えるという役割を見事に果たした後にこの世を去っていったデビー・フォード。彼女にしか書けない、貴重な本を残していってくれました。)


まぁいいや。
いろいろな思想、いろいろな切り口、いろいろなビジネスのやり方があって構わないのだから。(←と、自分に言い聞かせてみたりする。)




目下の私の(いろいろあるうちの、一つの)夢は、南スペインのアルハンブラ宮殿に行って、この目にイスラム細密画+室内装飾の素晴らしさをしっかりと焼き付けてくること。
今から10年後ぐらいに実現させたい。(どうかその時南ヨーロッパ情勢が物騒でありませんように...。)
それまでに何とか仕事見つけて、お金貯めて、ちょっとはいい宿に泊まって、本場のフラメンコショー楽しんで、ついでに隣国・ポルトガルの首都・リスボン(P.A.様がお住まいの街...)も一緒に行けるぐらいの余裕ある旅ができればいいなあ。




↑大画面テレビでこのDVDを見ていると、「ひょっとしたら旅行よりもじっくりと観察できるかも...」と思えたりもして。(^_^;) い、いや、やはり現地に行かないとわからないこともあるはず。色とか匂い。空気の乾き具合。現地の人のスペイン語のアクセント。そして、何と言ってもその土地でしか味わえない、名物料理!



あ〜、とびっきりおいしいパエリアが食べたくなってきたー。
今日は動画でガマンだ!





実は私、数年来のパパさん料理ファン。
どの動画もおいしそうだし、実際にいくつかレシピも試しました。すべてハズレ無しの「旨し!!!」でしたよ。

2015/05/20

7つの道。7つのチャクラ。 (キャロライン・メイス)

今朝届いた、キャロライン・メイス(Caroline Myss, www.myss.com) からのメッセージ。


「変容は、ある決まった道筋に沿って進んでいくひとつの旅路です。
7つの段階、すなわち私たちが独立した一個の存在として
(同時にひとつの社会、ひとつのグローバルコミュニティとして)
歩んで行く7本の道から構成されます。」


変容における7つの道とは:

☆ 変革 
(内なる【自己】が誕生。)

☆ 退縮 
(感情面の古傷の在り処を突き止め、自分の内なる【自己】がどんな元型archetypeに属するかを探る。 )

☆ 自己愛
(内なる【自己 Self】が治癒 ならびに よりたくましい自己像を求めて試行錯誤する。)

☆ 統合
(内なる【自己】が、過去の古傷や シャドウ -影- に駆られた行動を【自己】の力の正体だと見なす段階を乗り越え、更なる発展を目指す。)

☆ 発展
(内なる【自己】が他者への愛と奉仕を外界に向けて表現しようと試みる。
これ以降、主な関心は【自己 】を超えた領域へと移っていく。)

☆ 覚醒
(内なる【自己 】が、神秘的な意識が存在することを受け入れ始める。)

☆ 宇宙的合一
(内なる【自己】が、純粋なる全体性wholeness・聖性holinessを体験。)




©Caroline Myss/ myss.com


彼女の出世作となったこちらの本↓なら、邦訳が簡単に入手できます。



7つのチャクラ (サンマーク文庫)
キャロライン・メイス
サンマーク出版
売り上げランキング: 9,890



紹介しておきながら何ですが...



やはりキャロライン・メイスの真骨頂は「しゃべり」「ライブ」にあります。
荒削りな豪快おばさん的部分。
そして、聖なる力・神秘的な存在の前にはただ、頭(こうべ)を垂れてひれ伏す、敬虔そのものといった部分。
興味をそそられるさまざまな要素がテンポ良く入れ替わり、多層的な世界を作り上げていくという、キャロライン・メイスならではの話術マジック、残念ながら本のページからはあまり伝わって来ないんですよね。
くそまじめで、小難しい印象だけが残ってしまう。
(画像の中の文章からも、そんな石頭チックな感じ、しますでしょう?)




こちらの"Energy Anatomy"というCDセットは、彼女の作品の中でも最も評価が高い講義録(スタジオ録音)です。残念ながらオーディオ音源のみ。書籍版はありません。
上記の「7つのチャクラ」の内容をさらに噛み砕き、具体的な話(と、笑い)も交えながら、第1チャクラから第7チャクラまで順に解説していきます。



送料かかっても、アメリカのアマゾンから買った方が安いと思います。
(でも、9枚組CDセットで、1枚あたり1000円程度だとしたら、それほど悪くはないお値段かな?
輸入時に関税が課せられることもありますので、荷物を受け取る際にびっくり請求されちゃった、なんて事になっても困りますしね。)




Energy Anatomy
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Caroline Myss
Sounds True
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こちらの商品(デジタルダウンロード)は、


Why People Don't Heal & How They Can
Sounds True (2009-07-11)


「7つのチャクラ」と並ぶ代表作


チャクラで生きる -魂の新たなレベルへの第一歩- (サンマーク文庫)
キャロライン・メイス
サンマーク出版
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の元になった講演(テレビ放送用)プラス、インタビューから成ります。
元の本をお持ちの方には、ぜひ「しゃべり」の方にもチャレンジしていただきたいですね。印象、変わりますよ。
ガラッパチ、って言葉がぴったりな人です。



最初の頃は、


「インド人でも、インド哲学の専門家でもないのに、チャクラを語るなんて...」
「東洋のチャクラと、キリスト教、ユダヤ教の用語/概念をくっつけるなんて、そんな無茶な...」


といった具合に、偏見まみれで彼女の本を読んでいた私ですが、徐々に見方も変わってきました。



白人系アメリカ人の、名ヨガ教師。
日本人のアーユルヴェーダ名医。
インド人でありながら、西洋医学の世界で優れた業績を残す医師。




そういう方、世の中にはたくさんいます。
もはや、肌の色や、生まれた国にこだわっている時代でもないのかもしれません。
私たちは、所詮、今、自分たちが目にしている「今生のその人」の姿しかとらえていませんから。
過去生、魂の性質、見えない霊的世界からのサポートといった、【科学や理屈では説明のつかない領域】について、ほとんどの人は何一つ知らないわけです。
目の前の姿だけで、その人の魂全体を判断するのは危ないですね。




確かに、師から弟子、そのまた弟子...と伝えられてきた教えや、その土地固有の文化や伝統は尊重した方がいいのでしょう。
でも、違った素材と伝統とをぶつけることで生まれる物の中にも、価値ある宝はきっと見つかるはずです。




身近なところから具体例を出しましょう。
西海岸の中規模都市郊外にあるうちの地区の学校なんて、ほぼ半数近くがアジア系、つまり、黒い髪の毛の子供たちで占められています。
将来のアメリカを背負って立つ優秀なインド系、中国系といった、移民の子供だらけですよ~。
その子達に言わせりゃ、

「何で親がインド人だからって
アーユルヴェーダにこだわるの?
西洋医学の方がメインストリームじゃないか!」


「中国系だからといって、IT業界で金儲けしちゃダメだなんて、
そんなのおかしいよ!自由に好きなことやらせろよ!」

って事になるのでしょう。
このような環境で暮らしていると、我々の若い頃に植え付けられた人種的ステレオタイプなんて、もう流行らないよなーって結論に、嫌でも辿り着きますよ...。



ちなみに、この前もらった中学校のニュースレター。


「アメリカ史物知りクイズ選手権」U.S. History Bee



の学校代表チームに選出された子供たちの名前、



見事にインド・中国・韓国などのアジア系



で占められていました。
ヲイヲイ。アメリカはどうなってるんだ、一体...。




ってなわけで、


キャロライン・メイス流・霊的世界の東西折衷料理法。
和風明太子スパゲティとか、
カレー味おでんとか、
ラーメンサラダ
みたいなノリで自分の味覚が許す限り、おいしくいただきたいと思います。



それもまた、い~んでないかい?






...と思う、今日この頃。
(要するに、いい加減になりつつあるんだな、自分...。)



自分にしっくり来る。
変な違和感を覚えない。
「こいつ、騙そうとしてるんじゃないか」と、訝る必要を感じない。
(騙ソウト狙ッテイルヒトタチ、アナタノサイフバカリ気ニシテイルヒトタチ、オオイデスカラネー。コノ業界…)



何よりも、キャロライン・メイスからは微塵も【好かれたい病】(disease to please)の気が漂って来ない。
それが実に心地いいんですよ。



実は【好かれたい病】患者って、スピリチュアル/ニューエイジ業界で食っている人に特に多いような気がします。
特に、教える側の方々に。
「去るものは追わず、来るものは拒まず」「聞きたい奴だけ来い」ができず、人気に陰りが見え始めると、「何でもやります、書きます、どこへでも出ます。だから、忘れちゃイヤよ~」と、無節操状態に陥りやすい…ってな感じの【センセイ】【グル】たち。
自称・スピリチュアル・リーダー。さとりマスター。覚醒者。(←プッ)。




思わずYESと言ってしまう自分―NOと言う勇気が、あなたの心を軽くする
ハリエット ブレイカー
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【旧楽天ブログの過去記事】 
「人に好かれたいという病気は、現代のペスト(黒死病)】
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201310030000/


一方、キャロライン・メイスは自分が嫌われようが、叩かれようが、びくともしません。
いつも「オレ様流」ならぬ「アタクシ流」を貫き通します。
(実際、サティヤ・サイババへの帰依や、神秘体験を公にした時から相当叩かれ続けています。)



「自分の尻拭いは自分でしなさい。
自己憐憫に浸ってる暇なんて無いのです。
さっさと仕事に取り掛かり、
自分の力で満足と自尊心とを勝ちとりなさい。
一段落ついたら、聖なる存在に心からの祈りを捧げなさい。」




こんな調子で。
さすが、カトリックの尼さん達に囲まれて育った、と本人が語るだけのことはありますなぁ。



自分に厳しくする部分、【大いなる力】に委ねる部分。
両者のバランスをいかにして取っっていったら良いのか...。



それは我々一人ひとりが、自分に合ったやり方で、自分なりの結論を導き出していかねばなりません。
どんなグルも、どんな指導者も、代わりに解答してはくれないんですよ。
自分でやらないと。
自分が試行錯誤した上で、絶妙な配合を発見していかないと。




メイス姐さんの話を聞いて気分が爽快になる、元気が出る、ってことは、要するに「もっとそういう要素を自分の生き方に取り入れなさいよ」っていう、見えない世界からのアドバイスなんだろうなー、って思います。



今の自分にとって、キャロライン・メイスは【光のシャドウ】としてもっと研究・観察してみるべき対象、ですかね。
デビー・フォードにとってのマリアン・ウィリアムソンがそうだったように。


【過去記事① 「光のシャドウ(影)...?! 1】
【過去記事② 「光のシャドウ(影)...?! 2】 







上の動画は、こちら↓の製品からの抜粋。ちょっと昔の、まだ声が比較的ハイトーンで早口気味だった頃のキャロライン・メイスです。
最近の彼女はドスのきいた声でゆっくり、重々しくしゃべってますね~。
元・ヘビースモーカーだったせいでしょうか。
喫煙者の外人のおばちゃんって、年取ると独特のハスキーボイスに声変わりする、っていうイメージがあります。


残念ながら、リージョン1(米国)のDVDです。購入の際はご注意ください。



Energetics of Healing [DVD] [Import]
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出版元のSounds True社の直販サイトならば、ダウンロード版というオプションもありますよ。
日本からの購入→お手持ちの機器での再生がうまく行くかどうか、残念ながらアメリカ在住の筆者は試したことがありません。
ご購入される場合は、どうぞ自己責任にてお願いします。
.←..disclaimer...って奴ね。



ちょうど今週はセール期間中だそうで、2枚組DVD分の動画ダウンロードが半額の$10.49とお買い得です。上のEnergy Anatomyや、Why People Don't Healなどの代表作も、ダウンロード版に限り今なら50%OFF!
(ちなみに筆者はSounds Trueの回し者でもないし、アフィリエイトでもありません~。)


©Caroline Myss/ myss.com

(忘れないで。元型archetypeの視点から物を見ようとする者は、
まず、事実に真正面から向き合わねばなりません。
たとえそれが今、どれほど不快な事実であったとしても。
キャロライン・メイス )

2014/10/24

「光のシャドウ(影)」...?! 2


前回からの続きです。

「光のシャドウ(影)」(light shadow)について、デビー・フォードさんは次のように説明しています。


自分が他の人々に投影している
"光の部分"を
捜せばいいのです。


もし、誰かのことを『見習いたい』
『まねしたい』と思うなら、
それは、あなたが自分の中にある性質を
相手の中に見ているからです。



また、誰かに心奪われるほど夢中になったとすれば、
それは、あなた自身の中にある愛すべき部分が
相手の中にも存在しているからです。


自分の中にはない性質に関して、
あなたが他者に反応を示すことは
あり得ません。」


シャドウ・エフェクト
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ディーパック・チョプラ デビー・フォード マリアン・ウィリアムソン
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(…中略…)


他の誰かの性質に魅力を感じた場合、
その性質は間違いなくあなたの中にも
存在しています。


それがいかにすばらしい性質であれ、
このことに変わりはありません。」

「シャドウ・エフェクト」 ディーパック・チョプラ、デビー・フォード、マリアン・ウィリアムソン共著、佐藤志緒 訳、ヴォイス、pp.211-212 ...本記事内、引用文中の強調は、全て黒犬べーやんによります。)


【光のシャドウ】。
これは、私たちが人間として成長する過程において、周囲の反発や抵抗にあったがゆえに、自分からも、世間からも隠し、封印してしまった良き性質なのだ−−−
と、デビーさんは主張します。



文中にも登場する「出る杭は打たれる」ということわざ、日本で教育され、日本流の集団生活に従うことを余儀なくされてきた人にとっては、馴染み深い表現です。
自分が所属する集団から突出し過ぎてはいけない。
集団の平和を乱したくなかったら、あまり目立つなよ、変わるなよ、輝くなよ、さもないとコテンパンに叩くぞ!...って、上の世代が下の世代を脅して洗脳し、自分達の都合のいいようにコントロール。
典型的な日本古来の「村社会」は、このように若い世代の活き活きとした魂を殺し、自分達の世代の劣化コピーをひたすら再生産することによってずっと生き永らえてきたんですね。
そうした共同体が嫌なら、道はひとつ。
出て行くこと。
これしかありません。


(ちなみに英語原文では"It's lonely at the top."「頂点に立つ者は孤独だ」という表現を使っているので、翻訳文中の「出る杭は〜」とはちょっとニュアンス違うと思うんですけど...☆
ま、いずれにしても「上に行き過ぎると痛い目にあうぞ」という意味で、足を引っ張ろうとするネタミ〜&ソネミ〜星人の好きそうな言葉ですよね...。)


両翼で大空を飛ぶ自由を、飛べる喜びをすっかり忘れてしまった籠の鳥のように、生気を失った存在。
【光のシャドウ】と切り離されてしまった現代の私たちは、まぁ、そのような鳥たちにも似た存在、と言えるかもしれません。
「みんなに受け入れられたい。社会の中に自分の居場所を作りたい。」 
その一心でもって、周囲に迎合し、言いたいことすら言えずに口をつぐんでしまう。やりたいことも満足にやれない。周囲からの反発を恐れるあまりに。
こうして各人誰もが持って生まれたはずの素晴らしい性質=【光のシャドウ】は、意識の奥底へと追いやられ、忘れられてしまう、とデビーさんは考えます。



【光のシャドウ】と切り離されると、どうなってしまうのでしょう?
キラリッ☆と光る、みんなを元気にするような素晴らしい性質。得意技。
誰にでも備わっているこうした素敵な要素を、自らの手で封印しながら生きているに等しい、ってことなのですよ。
ちょっと、あんまりじゃないですか。
何にも悪いことしていないのに、ただ「目立つと困る」というだけの理由で、長年座敷牢に閉じ込められている無実の囚人級の手ひどい扱いを受けている、ってことですよね?


...このまま一生座敷牢暮らしなのか。
...もう、二度とあたたかい陽の光を浴びることもなく、暗闇の中でずっと閉じ込められたまま過ごすのか...。
ってな感じで、生きる気力を失くしつつある、【光のシャドウ】。
不思議なもんですね。擬人化すると、急に可哀相に思えてきます。
何とか助けだしてあげたい、解放してあげたい、って気分になりません?



でも、人の運命って、時々とびっきり粋なはからいを用意してくれたりします。
何一つ悪いことしていない、それどころか勇気出してみんなの前に出してみれば大勢の人々の力となってくれるかもしれない、私たちの素敵な【光のシャドウ】は、死なせてはなりません。生かしてあげないと。
だから、無駄死にだけはさせないぜ!!!とばかりに、人生の節々で、絶妙なタイミングを見計らって、あなた専属のレスキュー隊員が派遣されてくるんですよ。
(どこから...って?ま、それは皆様のご想像に任せます。)


救助の手を差し伸べてくれるのは、意外や意外、あなたのハートをグワシ!とわしづかみにしてしまう


【とっても素敵な、
憧れのあの人/○○さん】 


です。


別に深い付き合いなんか無いのだけれど、その人のことを知ってすぐさま「私、あの人の大ファンなの!!!」と無条件に言わしめる程の魅力を備えた、(あなたにとっては)素敵な、あの方/あの人/あの子、です


ミュージシャン。
スポーツ選手。
クリエイター。
芸能人。
作家。
実業家。
学者。
医者。


など、大概はマスメディアで目にしたり、その作品や仕事のすごさに触れたりして憧れや尊敬の念を抱くようになった有名人/遠い世界の人、という形を取りますね。
(その方が余計なアラが目立たなくて幻滅を遅らせることができますから。)


それでも、


職場の先輩や上司。
所属する運動部の部長。コーチ。
習い事の先生。
年の離れた親戚のお兄さん/お姉さん。


など、身近(...でも、同居家族や日頃の仲良しグループよりは、ちょっと距離を置いた…)な人間関係の中で出会える場合だって、充分あり得ます。



デビー・フォードさんにとって、ご自分の【光のシャドウ】と向き合う最初のきっかけを作ってくれた人物とは、なんと後に本書「シャドウ・エフェクト」の共著者となる、マリアン・ウィリアムソンでした。
お姉さんがたまたま彼女の講演会チケットを買っていてくれたおかげで(ラッキー!)、聴衆の一人としてその夜、初めて生マリアンに接したデビーさん。
マリアン・ウィリアムソンの真摯なメッセージ、そして理知的でありながら華やかで美しい彼女の雰囲気に圧倒され、たちまち大ファンになってしまいました。




(↑これが、前回ちょこっと触れた、故ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の就任演説に引用された部分です。 【光のシャドウ】の考え方、ま・さ・にここから生まれた、って感じしますね〜。
原文はこちらの本をどうぞ。)


愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」
マリアン ウイリアムソン
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そういえば、VastStillnessさんの動画、頻繁に使わせていただいていますね。いつもお世話になり、ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。



残念ながら、得票数は全候補者中、4位という結果に。
今年6月に行われた予備選を突破し、秋の決選投票へと進むことはできませんでした。
ただ、応援団の顔ぶれは超豪華でしたよ。
「シャドウ・エフェクト」の共著者であるディーパック・チョプラを初めとして、他にもキム・カーダシアン(ハリウッド版叶姉妹的役割のひと、って言えばいいんだろうか...。)、パリス・ヒルトンの元親友・ニコール・リッチー、そして、偽インド人ヨギのお笑いピン芸人・スワミ・ビヨンダナンダ (←この名前最高っ〜!)、


Driving Your Own Karma
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Swami Beyondananda
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2014.5.19 Huffington Post (USA版)
「私が下院議員にマリアン・ウィリアムソンを推す5つの理由」
http://www.huffingtonpost.com/steve-bhaerman/marianne-williamson-for-congress_b_5341344.html

私の好きな精神科医であり、霊能力者でもある・Dr.ジュディス・オルロフ。(5月にお会いできた時のことは、過去記事で書きました。)


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音楽業界からはチャカ・カーンやエアロスミスのスティーヴン・タイラー、アラニス・モリセットといった、大物ミュージシャンたち。



まともにギャラ払ったら一体いくらかかるんかいな、と下世話な心配したくなる程のセレブな支持者たち、そして200万ドルを超えるとも言われる恵まれた(←州の代表議員選出戦にしては、ですよ)資金力に支えられての選挙戦でしたが、マリアンの国政進出という目標には今一歩、届きませんでした...少なくとも、今回は。)




え”、ニコール・リッチーって、ライオネル・リッチーの養女だったのーーーー!? 知らんかった〜〜〜〜!!!





ライオネル・リッチーと言えば、まぁ、あれですね。80年代、「♪田んぼに行って捨ててこーや...」の空耳(探してみてね☆)でちびっとだけ話題となった、あの曲が一番有名でしょうか。元コモドアーズなんて枕詞、要りませんね。



...すいません。脱線し過ぎました。


講演会が終わり、ひとり家に帰ったデビー・フォードさん。
ステージ上で光り輝いていたマリアン・ウィリアムソンの勇姿に、ひとしきり思いを馳せます。



「これほどマリアンに惹かれるということは、
彼女の中に私自身の光の影(シャドウ)を見つけたからに
違いない。
それはいったいどの部分だったのだろう?」

(「シャドウ・エフェクト」、p.213)


そして、次のような性質に特に魅了されたことを突き止めます。


マリアンは...

1. 率直に真実を話す、勇気ある人である。

2. 世界のことを真剣に考える、無私無欲の人である。

3. ステージ上でもごく自然に振る舞う、嘘偽りのない人である。


それまでのデビーさんは、(ご自身の弁によれば)そのような素晴らしい性質とはまるで縁が無い、と信じて疑いませんでした。
人に嫌われたくなくて本心を偽ったり、自信の無さゆえに言うべきことを引っ込めてしまったり、などといったことばかりしていて、とてもマリアンの域には到達できない、私には無理無理〜、と、考えていたのです。


でも、そこで
「あ〜、マリアンは雲の上の人だからしょうがないや。それに引き換え、私なんて、どーせ...。」
といった、負け犬思考の下降スパイラルに陥らなかった点は、この夜のデビー・フォードさんの大手柄でした。
以前から学び続けていた心理学、特に投影という心的メカニズムについての知識を総動員し、一発逆転の発想へと持ち込んだんですよ。



(参考記事:「私たちが持つ『影』を科学する」 中、「他人への『投影』」の項。
HP ユング心理学の世界へようこそ http://www.j-phyco.com/ より)



【ひょっとしたら、自分もマリアンの素晴らしさを見習って、少しでも憧れの彼女に近付けるかも...?】
長らく地面スレスレレベルで低空飛行していたデビーさんの自尊感情が、すくっと立ち上がり、まっすぐ上を向き始めた。
そんな劇的な瞬間です。



「私はマリアンの中にこれらの力強さを
見つけられた。
ということは、こういう性質が
私の中にも存在する
可能性があるということだ」


ここから、デビーさんの人生は大転換していきます。
ブティック経営者として、フロリダであまりパッとしない毎日を送っていた彼女が、世界的なベストセラーの著者、そして、「シャドウ・ワーク」を専門とする指導者へと変貌する道を歩み始めたんですね。


マリアン・ウィリアムソンという「光り輝く鏡」の中に、デビーさんが見出した彼女自身の美徳。すなわち、


勇気。
正直さ。
無私無欲。


休眠中の状態にあったこれらの良き性質を自分のものとし、状況に応じて上手に使いこなせるようになることで、ひいては世の人々の幸せに貢献する...という、何とも難度の高い課題を与えられたものの、デビーさんはそれらひとつひとつを果敢にクリアしていきました。
その結果、自分でも予想だにしなかった程の大成功と名声とを手に入れます。



「他人に投影している光の部分に気づき、
責任をもってそれらを受け入れた瞬間、このような
可能性(筆者注:憧れのマリアンと一緒に本を書き、
友人として付き合えるようになった、など、いくつもの夢を実現。)
が開かれていきます。


そのためには、投影のトランス状態を続けるのではなく、
自分自身の一部(光の影)をきちんと認めなければ
いけません。


そういう部分は
あなたに早く見つけて
もらいたがっています。」

(同書、p.217)




暗黒のイメージが強い、従来のシャドウ(影)ではなく、「憧れ」「大好き!」という言葉で表現されるような【光のシャドウ】と真剣に向き合うことで、デビーさんは新境地を開拓することができたんですね。



もし何かに対して
強い願望や憧れを抱いたら、
あなたにも似たような性質がある
ということです。

ただし、あなたがその性質を表現する方法は、
必ずしも他者のそれと同じとは限りません。
あなた独自の方法となるでしょう。」
(同書、p.217)


いくら憧れの存在だからといって、マリアン・ウィリアムソンをそのままコピーするのでは、工夫が無さ過ぎる。
それならば、私は私のやり方で行くしかない。
「デビー・フォード」という唯一無二の存在として、マリアンとはまた違う方向性で、自分が得意な何かをやってみようではないか...。



2013年2月。
がんにより他界するまでの十余年の間、ベストセラー作家として、指導者として、そして種々の薬物依存を克服した一人のサバイバーとして、デビー・フォードさんは持てる力を全て出し尽くし、精一杯走り抜きました。
世界各地で、たくさんの人々の人生を劇的に変え、安らぎへと導く、という偉業を成し遂げた後での旅立ちは、カリフォルニア州の自宅で、愛する家族や友人に囲まれての、とても穏やかなものであったそうです。
享年57歳でした。




(映画版「シャドウ・エフェクト」。英語音声のみですが、画像が持つ力のおかげでかなりわかりやすい内容となっています。)



そうか。
...となると、私は、大好きだった高校時代の恩師(前々回記事参照)の中に、自分自身の【光のシャドウ(影)】を見ていた、ってわけ?


どうやら、そういうことになりそうです。




2014/10/13

「光のシャドウ(影)」...?! 1

しばらく前に日本から取り寄せ、3分の1程読んでは放置しておいたこちらの本。

シャドウ・エフェクト
シャドウ・エフェクト
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ディーパック・チョプラ デビー・フォード マリアン・ウィリアムソン
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現代アメリカのスピリチュアル業界において、知名度・影響力ともに抜群の三人の著者たちによる、豪華絢爛コラボ作品です。



トップバッターの章を担当するのは、インド出身、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)や宗教に関する数々の著作でも知られる医師、ディーパック・チョプラ。
確か、9月に来日しましたよね。パシフィコ横浜で講演したと聞いています。


SUPER BRAIN
(これ、敬愛する村上和雄先生が監訳されているんだよね。欲しいなぁ...。)



次に登場するのは、デビー・フォード女史。
残念ながら、「故」と付けねばなりません。2013年、惜しまれながらもがんのために他界しました。
彼女が残していった数々の「シャドウ」関連本、書店では依然、静かに売れ続けているようです。



トリを務めるのは、作家であり、社会運動家としても知られるマリアン・ウィリアムソン。才色兼備という形容がぴったりの方です。
故・ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の就任演説にも引用された大ベストセラー・「愛への帰還」の著者として、そして、ベビーブーマー世代(現在60代前半の人々が中心)に圧倒的な影響力を持つスピリチュアル・リーダーとして、アメリカでは高い知名度を誇ります。
彼女、カリフォルニア州・第33選挙区(ロサンゼルス地区)から下院議員選挙に正式に出馬を発表したとか。
次の目標は政界進出、だなんて。やるなあ。



【シャドウ(影)】という、ユング心理学ではお馴染みのこの言葉に三人三様のアプローチでもって取り組んだ試み。
それが本作「シャドウ・エフェクト」です。
デビー・フォードら三人の著者たちが、どのような意味で【シャドウ】という言葉を使っているかは、まずこちらの映像をご覧いただくとしましょう。





...あの上司のこんなところが嫌いだ。
...彼女(彼)の、ああいう性格が鼻について仕方がない。
...いつも自慢話ばかり。「私ってすごいでしょ」と、
アピールばかりの彼女。うざったい。


【シャドウ】は、こんな具合に、まず、誰か別の人の中にあるイヤ〜な性質・振る舞いとして、出現することが多いです。
で、そうしたイヤ〜な部分、というのは往々にして、


「そんな醜い部分、このアタクシ(俺様)の中になんて、絶対あるはずない!
...あってたまるかよ!!! 

何、言いがかり付けてんだこのボケ!!!」



という、全否定の言葉でもって、私たちの視界から都合良くワイプアウトされてしまいがちです。
「ん〜、ひょっとしたら、私の中にも少しは同じようなイヤな部分、あるかもな〜。」
といった、「人の振り見て我が振り直せ」的な殊勝な考えなんて、まず、湧いて来ません。
常に「100%あっちがクロ!」と、全否定の表現をとります。



他人の中に見つけた、望ましくない性質。
できるだけ自分の中にはあって欲しくない。
ある、だなんて、とても信じたくない。顔覆って逃げたくなる。
...わかります、その気持ち。
自分の【恥部】は人の眼からも、自分の眼からも遠ざけておきたいものです。




誰にでもありますよね。
今までの人生を生きる中で、敢えて目を向けて来なかった、ぼうっとした暗闇で覆われた、あまり近寄りたくないような心の一角が。
(聖人レベルの人格高潔な人は別なんでしょうけど。)
この、誰もが足を踏み入れるのを躊躇してしまう、自分の中の暗~い領域こそが


「シャドウ(影)」


であります。
『自分の中にありながら、十分に理解できていない、もしくは存在に気付いていない要素や性質』なんですね。
いつも私たちの後ろから無言でスーッとついて来る自分の影法師に対し、たっぷりと注意・関心を傾けている人なんて、滅多にいないでしょう?
私たちの人格の中にある「シャドウ」の部分にも、同じことが言えます。
あまり省みられることが無い、そういう存在なんです。




今、目の前にいる相手が見せてくれているイヤな性質。
ひょっとしたら自分の中にも同じ性質があるのかもしれない。
でも、それだけは認めたくない。
だって、認めたら、ただでさえ脆弱な自尊感情(=自分はこれでいいのだ」、と、満ち足りる気持ち。)がぐらついてしまい、心の平和が崩れ去ってしまうから...。


で、そっくりそのまま「私以外の他人」に丸投げする、というのが、基本的に腹黒キャラである「シャドウ」が好む常套手段であります。
もし、重い上に異臭まで放っている【醜い性質】が、いきなり自分の中にドドーンと見つかってしまったらどうします?
自分で丸抱えして衆人環視の中、持って歩くのなんて、イヤじゃありませんか?一分一秒でも早く、誰かに押し付けた方が楽に決まってますよね?
「○○ちゃんがまたやらかしたよー。私、やってないよー。」って大声で叫んだら、なおさらスッキリしますよね?
(←子供の頃、兄弟姉妹とあまり仲が良くなかった人にならきっとわかっていただけると思います。この喩え。)



見たくない醜い部分については「じゃ、全部そっち持ちで頼むわ!」。
で、「あんたがこーだ、あの人があーだ...」と、他人を槍玉に挙げては、けなし言葉を連続発射。
遂には、「100%シロ→勝訴!自分はあいつよりはマシだ!!!」だという、はかない幻想にしばし酔いしれる...。



言葉にしなきゃどうせ相手にはバレないさ、なんて、高をくくっちゃいけませんね。
あのですねー、そういう相手を見下した態度って、不思議なもので必ず伝わりますよ。言葉を超えた、動物的な「勘」「直感」のレベルで。
(←経験者は語る...。)



知らず知らずのうちに大きく膨れ上がり、気付いた時には自分でもコントロールできない程の猛威を振るうこともある「シャドウ」。
「シャドウ」が放った毒のある一言で、大切な人との関係を一瞬でぶち壊さないためにも、常日頃よりきちんとメンテナンスしておく必要があると思います。
ペットを飼うのと同じで、「ちっとも面倒を見ない、ずーっとほったらかし」っていうのが一番いけません。こまめにちょこちょこと付き合ってやる必要があるんです。




「シャドウ」とはどんなものか、そして、どんな具合に人間関係をぶっ壊していくのか、が少しはおわかりいただけたでしょうか。
以上、雑な説明でした。




こちらの記事はユング心理学からの解説。
「シャドウ/影」についてもわかりやすく書かれていますので、オススメです。


http://www.j-phyco.com/category3/entry39.html
「ユング心理学における投影とは」

(「ユング心理学の世界へようこそ」HP http://www.j-phyco.com/



前回書いた記事。
高校の同級生とやり取りしていくうちに、恩師のX先生について我々二人が抱いていた人物像がひどく異なっていて驚いた...。
要するに、それを言いたかったのでした。



その後もずっと、「ん〜、どうしてなんだろう、どこかに納得の行く説明、見つからないかな...。」と、謎解きしたくて、いろいろと手持ちの本をめくっていました。



ふと、気になって手に取ったのが、長いことほったらかしておいた上の本・「シャドウ・エフェクト」日本語版。
上の動画に登場しているデビー・フォードさんによる第2部「自分自身、他者、そして世界と和解する」の中に、キラリッ☆と光る部分、見つけましたよ〜。


「シャドウには、私たちの暗い性質や悪い性質だけでなく、
前向きな性質も含まれています。
一般的に、その種の前向きな性質は


『光の影(シャドウ)』



と呼ばれています。」


(「シャドウ・エフェクト」 ディーパック・チョプラ、デビー・フォード、マリアン・ウィリアムソン共著、佐藤志緒 訳、p.211)



はぁ???



光の影???


何なんだこりゃ、無色透明の光の影、なんていったら、やはり無色透明となるわけで、わけわからん...。


で、同じく長らく放置プレイしていた原書を急いで本棚から引っ張り出し、該当の箇所へ。





うん。確かに、


"light shadow"(光の影=光のシャドウ)



って言葉になってます。
私が翻訳者だったとしても、多分、こう訳すしかないんじゃないかな、って思いますね。多少、辻褄合わなくっても。
(残念ながら、原文でも、「無色透明の光に影なんてできないぞー」という突っ込みは華麗にスルーされています...。)


おや。
これ、ひょっとして私が考えていた疑問...
「どうして友人の先生像と私の先生像はあんなに違ってしまったのか。」
へのカギとなりそうな気がしますね。
わくわくして来ました。