2016/03/19

「全員参加していただきます」という罰ゲーム 〜 内向型の本音。


【半強制的に参加させられる集団行動・イベント】って、やっぱり、日本人とか、アジア系の集団に目立って多い現象なんだろうか?
特に、女性同士の集まり。


うちの近所ではよくインド人のお母さん達が集まっていたり、グループでウォーキングしたり、といった姿を見かける。
(ウォーキング、っていうよりは、お散歩、だね。お散歩。それほど本気出してペース上げていないもの。)
韓国系の人も教会だ何だって口実作っては集まるのが好きみたい。
中国系は...それほど集団行動しているようには見えない。どうなのかな。よくわからないや。
バリバリ働いているお母さんが多そうなので、ママ同士でたむろしている暇は無い、っていう印象。



今日は日本人学校(日本人補習校:土曜日のみ)に通う子供の卒業式であった。
(うちの子も、よその子も、みんなおめでとう。本当によく頑張った。4月からの中学部もこの調子で行こう!)



式が終わってすぐ、謝恩会が開かれた。一応、「主催:保護者一同」という形で。
本当は出たくはない。慣れないヒール靴で足も痛いことだし、さっさと駐車場の車に逃げて、本でも読みたいところだ。
でも、コドモ絡みとなると、気分が乗らないからといってさっさと消えるわけにはいかない。
会を準備してくれた人達の労はきちんとねぎらいたいと思うし、先生にも最後にお礼を言ってからお別れしなければ。



何とか終わったものの...
予想通り、どっと疲れた。
会の途中も、家に着いてからも、思いっきり糖質食いに走ってしまった。すっごいストレスがかかっていたらしい。



次回はあと3年後の中学部卒業式、か。
やれやれ...。
(ここで、「もっと人付き合いを増やして、仲良しを作れば?」という選択肢は100%存在しないことを初めにお断りしておく。狭い社会ナンデスヨ...イワユルヒトツノ村社会。)


久々にこの本を読み返したくなった。

 
孤独―新訳
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(”The capacity to be alone"「ひとりでいられる能力」の大切さ、強調しています。著者はイギリスの精神科医で、故人。ユングやフロイトの入門書なども著しています。)



日本人社会に特有の「全員参加していただきます」型イベントがとびきり苦手な、内向型の私。
ささやかな復讐プランをひとつ思いついた。


「1.私語厳禁。
2.単独行動に徹せよ。
3.知人の隣に立つな。」


このようなルールに則った集会/パーティーを開く、っていうの、どうだろう。
坐禅会みたいで後味が良さそうじゃないか。
(いや、どう見ても怪し気な秘密結社の集会だろうが!)
これならば、ぜひ参加したい。
ほとんどの人にとっては罰ゲームにしか思えないだろうけど。

【内向型・外向型の区別がよくわからん、という方はこちらをどうぞ。
NAVERまとめ 「外向型の人にも知ってほしい!内向型人間の特徴」】
http://matome.naver.jp/odai/2134993228753330901

日本文化圏に生きる内向型人間。
われわれは、物心ついた頃からずっと「Noと言う自由が存在しない」罰ゲームのような集団生活への参加を強要されてきた、と、どこかで気付いている。

その不快感、たまにはアチラ側の人々にも少しは体験してもらいたい。
...なんて、ちょっと意地が悪いかな。


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TED「内向的な人が秘めている力」 スーザン・ケイン




「内向型」と言えば、TEDで有名になったスーザン・ケインさん...と言われ始めて、もう、随分経ちます。


「本、本、本...」という彼女の言葉に「ん?」と気になり、Wikipediaで調べたところ、旧姓がHorowitz(ホロヴィッツ)。前世紀のあの、有名なピアニストと同じで、ユダヤ系ですね。講演の後半で、おじいさんがユダヤ教のラビ(学識のある、宗教的指導者)だったって、スーザンさんご自身がはっきり言ってますもん。
な〜るほど〜。道理で。



「和」至上主義で「出る杭は打たれる」の日本もキツいけど、「目立ってナンボ+何も発言しないのは罪」な外向型天国・アメリカ合衆国にも、また別のキツさがありますよね。



(個人的に、イギリスはかなり内向型/オタク志向の人々に優しい文化圏だと感じました。バカにしたり、咎めたりせずに、そうっと放っておいてくれますから。居心地最高でした。
同じ英語圏でも明らかに違います。留学や長期滞在をする際には、自分とその土地との相性まで考えないとね。)



TEDのスーザン・ケインさんページはこちら。時間の無い方は講演の日本語訳全文をお読みになることもできます。画面左側にある"Interactive Transcript"をクリックしてみてください。

http://www.ted.com/talks/susan_cain_the_power_of_introverts?language=ja



内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
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タイトルは違いますが、内容は上と同じようです。(きちんと明記していただきたい...。)
文庫版でお求め易くなりました。




内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)
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「外向」も、「内向」も、元々はC.G.ユングの「タイプ論」で説かれた性格分類です。
そういった方向からのアプローチに興味がある方には、ユング心理学をベースに開発された性格診断法・MBTI(マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)に直接アタックした方が好奇心が満たされるかもしれません。
まずはこんなところから。

http://www.seikakushindan.info/
16類型性格診断。
(質問数が少ない割には、そこそこ納得の結果が出ました。TとFの一文字違いのみ。)

https://www.16personalities.com/ja/%E6%80%A7%E6%A0%BC%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
世界中の有名人、歴史上の偉人の誰と同じタイプかがわかる(笑)←話半分、話半分...。私はネルソン・マンデラと同じだそうで。ホントかいな。



適職探しには、こちら。


あなたの天職がわかる16の性格
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惜しいことにこちらは「抄訳」(=ところどころ端折っている。)なんですよ。100%の全訳、じゃない。
具体例の多くがカットされてしまっていて、適職探しの参考にはあまりならないかも...。
そんなに難しい英語ではないので、興味ある方はぜひ英語版(改訂後の最新版)を試してみてください。


 
Do What You Are: Discover the Perfect Career for You Through the Secrets of Personality Type
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なぜかKindle版は出ていないのですが、iTunesストアでは電子版、買えます。
(買いました。ハイ。)

2016/03/14

こんなソフトクリームは嫌だ

ここのところですね、ピョー様...おっと失礼、ピョートル・アンデルシェフスキ(ポーランド+ハンガリー系のピアニスト。過去記事のこちらをまずご参照ください。
の動画をヘビーローテーションでYouTubeで見ているのですが、



(理由?あのですね、少しは察してくださいよ。暴走機関車なんですってば、暴走機関車。クレイジー・トレイン。オジー・オズボーン。←知らない方、すみません。)


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(すごい!!! 飛行機事故で若くして不慮の死を遂げたランディー・ローズですよ。 彼のギターはさすがと言うしかないですが、ルディ・サーゾのベースも抜群にカッコいいっ!バックに映った黒地に白水玉のフライングV、昔、よく雑誌広告で見たなあ。
...えっ!? ルディ・サーゾって、アニメタルUSAの一員として「マジンガー・メドレー」とか「ガッチャマン」とか演ってるの!? ひょえー。)




ひとつ困ったことがあります。
皆さんも、YouTubeで動画を見ようとすると、何遍かに一回は<広告>と称するビデオが勝手に上映されるのは、ご存知ですよね?
うちはアメリカなので、当然アメリカの広告がほとんどなのですが(たま〜〜〜〜に日本語のCMが流れてびっくりすることがある)、



最近、どうもそのCMの傾向がヘンなのです。




例えば、
トイレで大をした時に、一瞬でニオイを消しちゃう魔法のスプレー、「プープリ」のCM。
ちなみに、アメリカの口語でpooとは「ウ◯チ」(名詞)、もしくは「ウ◯チする」(動詞)。特に子供相手の会話でよく使われます。



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(た、高い!と一瞬ビビったのですが、よく読んだら12本セットのお値段ですってよ。ホッ。)





説明は不要でしょう。悩ましいウ◯チのニオイをテーマにした陽気なミュージカル、お楽しみください。
ヨガのクラスやセクスィーダンスの場面でお尻のニオイが気になって辛い、なんてこと、年にたかが数回あるか無いかだと思うんだけど。(絶対無い、とは言うつもりありませんが。)
...それでも強引にこじつけて、商品買わせる理由にしちゃうのね。。



"Skip Ad"のボタンをクリックしない限り、このビデオ、いい気になってまるまる3分流れ続けるんですよね。



あまりのバカバカしさに感服しつつ、1度だけ最後まで見てしまった時がありました。画面下部に歌詞字幕までご丁寧についているもんで、ついつい追っかけてしまい...。




すると!


次回から、なぜか毎回決まってこの手のCMが流れるように。
どうやらこちらの好みをYouTube側に学習されてしまった模様です。
で、しょっちゅうお目にかかるのが、下のCM動画。



タイトルは、「このユニコーンのおかげで、ウ◯チの仕方が変わりました〜スクワッティ・ポッティ」。



potty=小児語で「おトイレ」「おまる」、squat=「ヒンズースクワット」等の語でご存知の方も多いでしょうが、「しゃがむ」という、これまた動詞です。その二つの合成語を商品名にしたんですね。
まずは、ご覧になってください。
とにかく、見ていただければ全てわかります。言葉は要りません。




ユニコーンが謎のしゃがみ姿勢でいると、そのお尻の下にコーンカップが流れてきて...




お、おぉ!出てくる出てくる、虹色のとぐろ!
しかも、形が均一に整っているとは!




え"っ!? マジで食べるんかいな!? いいのか、王子!腹壊すよ!


それにしても胡散臭い顔してますね、この「王子」。高貴さのカケラすらも感じられない庶民顔(笑)。




ぎゃーっ!いたいけな子供達にまでそんなものを!!! 
(しかも、お口拭き用の紙として、ナプキンじゃなくてトイレットペーパー渡してる。)



上の写真でユニコーン君の足元に置かれた白い踏み台。
それが今回ご紹介する商品の「スクワッティ・ポッティ」です。


【追記:日本でも出ていたんですね。しかも結構なレビューの数...。びっくり。】





前回紹介したバンドのスクリッティ・ポリッティScritti Politti と響きがよく似ている辺り、長年のファンとしては何とも複雑な気持ちになります...。】



早い話、洋式便器にこの踏み台を継ぎ足すと、ウ◯チの時の体勢を和式便器使用時のそれに限りなく近づけることができる、という画期的な発明らしいです。




残便感ゼロ!




トイレ滞在時間も大幅に短縮!


便秘に悩む王様にもふさわしい足乗せ台、スクワッティ・ポッティ!



べ、便秘王...。
(a constipated king)




...いえね、別にいいんですよ。
こういうバカバカしい、いかにも小学生が喜びそうな下半身ネタのCM、結構好きですから。
ただ、少しは登場させるタイミングを考慮していただけないかなー、と思いましてね。YouTubeさん。



せっかく「今日は『イギリス組曲』聴こう♪」(←近日中にCD届く予定)




バッハ:イギリス組曲集~第1,3,5番




「インタビュー見よう♪」


 
(どうして畳が壁に貼り付いているのでしょうか。どなたか、説明お願いします。)



...と、わくわくしながらYouTube動画をクリックしたのに、決まって飛び込んでくる光景は、ユニコーン君の、目にも鮮やかなウ◯チソフトクリームの製造風景。



昨日も、今日も。

多分、明日も。

明後日も。



私、何かいけないことをしたのでしょうか。
ヘコみます。


(だったら、ウ◯チ関連商品の宣伝動画、出てくる度に消さないで必ず最後まで見切ってしまう、というヘンな習性を止めたらどうなんだっ!!! )←天の声。

2016/03/08

スパンダー・バレエ「ゴールド(Gold)」、解釈の試み。

1980年代前半に主に活動したイギリスのバンド、スパンダー・バレエ。
デビュー当初は話題作りのためか、多少無茶な演出もありましたけど(*注)、その後スーツでバシッと決めた品行方正な、ちょっとアダルトな感じの、高級ホストクラブのかほり漂う(←アヤマリナヨ!)人気バンドへと見事に脱皮していきます。


以後、メンバーの脱退、再加入など、山あり谷ありの歴史を経まして、現在は順調に活動を継続中。2015年には世界ツアーにも出ているんですね。


(*注:「無茶な演出」って何?と、気になってしょうがない、「アンタも好きねぇ〜」なお方へ。 Googleで”Spandau Ballet" "loincloth"←要するに「ふんどし」...のキーワードで画像検索すると、答が出てきます。 でも、中学生以下の良い子は刺激的過ぎるから見ないでね。)




「トゥルー(True)」(1983)が最大のヒット曲、ってことになっていますが、私が一番好きな彼らの曲は、「トゥルー」に続く第二弾シングルとしてカットされた、「ゴールド(Gold)」なのです。最近は毎日聴いてます。





ゴールド ザ・ベスト・オブ・スパンダー・バレエ
スパンダー・バレエ
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去年出たこちらのベスト盤の方がお得かな?2枚組ですし。

ストーリー~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・スパンダー・バレエ
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"Gold"という、発売以来30年以上経ってもなお、多くの人に愛されている曲。



これ、どういう内容の歌なのか、ずーーーっと謎だったんですよね。


私が中学生でこの曲を耳にした時は、インターネットなんて存在していませんでした。
情報といえば、ラジオか、(ごくわずかの)テレビ番組か、「ミュージックライフ」などの音楽雑誌か。ただそれだけ。
歌の歌詞が知りたけりゃ、自分でリスニングスキルを高めて、一字一句単語を書き留めていくか(←フツーの中高生には高等技術すぎる!)、もしくは、レコードをちゃんと買うか借りるかして、歌詞カードというものを入手するしか無かったんですよ。
何もそこまでしなくても...と、根性無しの上、他の某ミュージシャン(後述)にせっせと小遣いを注ぎ込まねばならなかった私は、結局そのままズルズルと30年以上放置してしまいます。



でも、好きな曲なんだから、サビの部分の"Gold! Always believe in your soul, you've got the power to know...."以外の部分もちゃんとした歌詞で歌いたいな〜、って最近、急に気になり始めまして。
そうなると当然、内容もちゃんと自分なりに理解したい、という流れになります。



そこで、ネット上にあるいろいろな方の和訳にも目を通してみました。
残念ながら、どうも自分的にしっくり来るものが無く...。



(正しい/正しくないの問題じゃないですよ。ひとつの「物語」として、あまりピンと来る物が無かった、っていうことを言いたいのです。批判してはいませんよ。大いに参考にさせていただいた部分もありますから。)



だったら、自分でやってみるか、と。



いきなり英文和訳に取り掛かるのではなく、せっかくインターネットという情報の宝庫があるのですから、皆さんがどんな解釈をこの歌に付けているのかを最初に調べてみることにしました。


これは、英語ネイティブの人でも様々に解釈の分かれる、一筋縄では行かない歌です。
ちなみに、公式ビデオは「内容理解にはあまり役に立たない。雰囲気だけ。」との意見をよく見かけましたので、ご覧になる時はそのつもりでどうぞ。


数ある見解の中で、私が「なるほど」と思ったのは、次の二つのストーリーです。


1.ある男性が主人公。2年前に彼の元を去り、久々に訪ねてきた元・彼女に向かい、「それでもやはり君は素晴らしい」と褒め称える歌。
別れる際、女は男のプライドを傷つけない配慮をして、「立つ鳥後を濁さず」式にきれいな形で去ってくれた。そのことに男は今でも感謝しています。
 
だから、今もなお「引け目」を感じる事なく再会できたし、彼女が再び去っていっても「まっすぐに立っていられる」と言っているのです。

そして、こちら。


2.ある父親が主人公。何らかの事情(親子の不和?)で2年前に家を出て、久々に訪ねてきた娘に向かって語りかける歌。再び多忙な日々へ戻っていく我が子に、「お前は素晴らしい。だから、自分の魂の声を信じろ」と激励の言葉を贈るやもめ暮らしの父親。

慣れない家事に難儀している(椅子がボロっちくなっていても、何もできずに放置、とか。)、といった描写から、この父親、つい最近妻を失って、一人暮らしになったのではないか、と推測できます。「失った」と言っても、それが生別・死別はわかりませんけどね。(妻 イコール 子供の実の母親、とは必ずしも限りませんから。80年代のイギリスだって、離婚・再婚の話なんてそれほど珍しくなかったはずですよ。)

「大丈夫。俺の事なんて心配するな。お前はすごい奴なんだから、自信持つんだぞ。また頑張って来い。暇が出来たら、またいつでも帰って来いよ。」と気丈に娘を送り出そうとします。


うーん。どちらも捨て難い。


私としては、父性愛をテーマにした2の方が、男女関係よりも心にググッと来ますがね。
ま、バンド側からの公式見解が発表されているわけではないので、どっちが正解、というのも無いでしょう。ビデオにはほんの少し父親っぽいイメージの中高年男性が登場して、ヴォーカルのトニー・ハドリーに黄金のジグソーパズルピースを渡してはいますけどね。
あまり関係無いのかな。



では、早速行きます。


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ゴールド(Gold)/スパンダー・バレエ(Spandau Ballet):
【和 訳】に挑戦☆

(間違いや提案があれば、ぜひコメント欄で教えてください!)



帰って来てくれてありがとう
悪いけど くたびれた椅子ばかりでね
僕がここに置きっぱなしにしたからだ 間違いないさ
まだ未熟で不慣れなこともいろいろあるけど
何とかぼちぼち暮らせているよ
今日には今日の遊びがあるし
ああ でも 君のこと 誇らしく思っているよ
君は僕の誇りなんだ
でも 引け目なんて微塵も感じてはいない
幸運にも こうしてまっすぐ立っていられるから


 [コーラス]
最高の君
いかなる時にも おのれの魂を信じて欲しい
知るという力を手に入れ
不撓不屈の君
いつも信じていて欲しい
君は最高なんだってこと
どうしても戻ると言うんだね それを聞いて嬉しいよ
僕もそういう風になれればよかった
君は不撓不屈
いつも信じていて欲しい


慌ただしさが一段落したら
君もゆっくり一息つけるといいね
僕と君とは共犯者 
悪いことも一緒にしたよな
まだあれから2年も経っていない
スーツ姿で テキパキ動くあの男
君 知ってるね あの 現場にいた彼だよ
あいつは 君に惚れてる 恋をしている
僕の愛はまるで刑務所の
大丈夫さ 君が行っても 僕はまっすぐ立ち続けるから


[コーラス]
僕の愛はまるで刑務所の
大丈夫 君が行っても 僕はまっすぐ立ち続けるから


[コーラス]
最高の君
いかなる時にも おのれの魂を信じて欲しい
知るという力を手に入れ
不撓不屈の君
いつも信じていて欲しい
君は最高なんだってこと
どうしても戻ると言うんだね それを聞いて嬉しいよ
僕もそういう風になれればよかった
君は不撓不屈
いつも信じていて欲しい





Copyright: artshock / 123RF Stock Photo


Gold

Thank you for coming home
I’m sorry that the chairs are all worn
I left them here I could have sworn
These are my salad days
Slowly being eaten away
Just another play for today
Oh but I’m proud of you, but I’m proud of you
There’s nothing left to make me feel small
Luck has left me standing so tall
Gold
Always believe in your soul
You’re got the power to know
You’re indestructible
Always believe in,because you are
Gold
Glad that you’re bound to return
There’s something I could have learned
You’re indestructible,always believe in
After the rush has gone
I hope you find a little more time
Remember we were partners in crime
Its only two years ago
The man with the suit and the pace
You know that he was there on the case
Now hes in love with you, he’s in love with you
And my love is like a prison wall
But you could leave me standing so tall
Gold
Always believe in your soul
You’ve got the power to know
You’re indestructible
Always believe in, because you are
Gold
Glad that you’re bound to return
There’s something I could have learned
You’re indestructible, always believe in


http://www.spandauballet.com/discography/gold-1/の歌詞を転載しました。)


2009年に発売された、ヒット曲の数々を新たなアレンジでセルフカバー、新録音。
ボサノヴァ風の味付けが施されたスパンダー・バレエもぜひ聴いてみたいな。



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ここでちょっとだけ告知です。



今、このページを読んでくださっている方々の中に、1980年代の洋楽がお好きな方、どんくらいいらっしゃるんでしょうねぇ。
少なくとも、スパンダー・バレエの「ゴールド」の記事ということでお読みくださっているのであれば、ひょっとして80年代のイギリス音楽にも興味がおありかな、と、勝手に期待しております。



あのー、スクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti)という3人組(当時)のバンド。
聞いたこと、ありますか?





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シングル盤として最も商業的に成功を収めた、”Perfect Way"(ビルボード全米チャート最高位11位)です。



80年代のイギリス音楽、特にシンセ・ポップ/エレクトリックと称される音楽が好きで、彼らにまつわる話を読んでもいいな〜という奇特な方はいらっしゃいますかねぇ。
私(師岡桂子)のG+アカウント(このページ左側下の方、「中の人」と書かれた囲みにある、下の方のボタンです)をクリックしていただくと、「関心事」という見出しの下に


スクリッティ・ポリッティ+グリーン・ガートサイド('80s)


という隠し部屋(別に隠してなんかいないんだけど)がございます。


あまりにも個人的な、偏りのある四方山話ばかりですが、よろしかったらいらしてください。
以上、宣伝でした。

2016/03/04

【続報】ま・さ・かの有名ピアニスト...いきなり大炎上

下の写真だと、どことな〜く俳優の小倉一郎さんを彷彿とさせるピョートル・アンデルシェフスキ。(Piotr Anderszewski:ポーランド+ハンガリー系のピアニスト)



バッハ:イギリス組曲集~第1,3,5番
アンデルジェフスキー(ピョートル)
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今日は3月3日、ひな祭りの日でした。
前回取り上げたインタビューで彼自身が語っていたように、長期休暇に入る前の最後のコンサート@NY・リンカーンセンターが予定されている日だったんですね。



Twitterで、会場に行った人の感想をいくつか拾った限りでは、素晴らしい公演だった模様。
アンコールもたっぷり25分、と、大盤振る舞いだったようです。
正月休みの前の歳末売り尽くしセールのような...
なんて書き方したら、熱心なファンの人に怒られちゃうかな。






ああ、良かった〜。

3月4日付ニューヨークタイムズ紙のレビューでも、大変好意的な書き方をされていました。

芸術の神様は、やはり彼をお見捨てにはならなかった!
ありがたや、ありがたや。



実はですね、前回の写真&インタビューに続き、FacebookのHumans of New York上にはもう一枚、写真が掲載されたんですよ。その、二番目の写真(下の画像をご参照ください)に添えられた発言の中で、彼、"autistic"(自閉的な、自閉症の)という言葉を使ったんですね。
それをネガティブな意味合いでとらえ、「自閉症を持つ子供や大人に対して、侮辱的な表現だ。見逃すわけにはいかない。」と憤慨する人が次々と出てきてしまいました。
で、Facebookのコメント欄はまたたく間に大炎上。

“Pleasing people is a huge drive. Any artist who tells you otherwise is either selfish or autistic. Art is a...
Posted by Humans of New York on 2016年3月1日

「人を喜ばせたい、という気持ちはものすごく大きな原動力となる。『いや、違う』と言う芸術家がいれば、その人は自己中心的か、それかもしくは自閉的(autistic)な芸術家のどちらかだろうね。  


芸術はコミュニケーションなんだ。お客さんに聴きに来てほしいという強い願いと、芸術家としての誠実さ。 この二つは十分に両立し得るよ。僕はそう思う。


人前で演奏するというのは、ひとつの奇跡だよ。 演奏する側は、目の前にいる聴衆がどんな人々かなんて、全くわからない  それでもやはり、僕ら芸術家と、聴衆と、200年も前に曲を書いた作曲家との三者の間には、霊的な交感(communion)が生じるんだ。

Copyright: mab0440 / 123RF Stock Photo


音なんてのは、ぶっちゃけ、どうでもいい。音それ自体が重要、というわけではないから。唯一、音だけが作曲家にコミュニケーションの手段として与えられていた。ただ、それだけのこと。


むしろ大切なのは、音と音との間。 
そして音の背後に存在する「何か」だよ。

僕の仕事は、ピアニストとしてそうした部分を解釈すること。なぜ、この作曲家はこの音をこの場所に置いたんだろう?それが知りたかったら、音が出る直前の「一瞬」を理解しなければならない。もし、うまく行けば...つまり、作曲家が生きていた200年前の時代にさかのぼり、その人間性とうまくつながることができれば、一人で演奏しているときですら、聴衆の前で演奏する時と同じように、霊的な交感状態を味わうことができるんだ。」
(翻訳・筆者) 

いかがです?
才気あふれる彼らしく、普段使いの語彙だけ使って、「芸術=コミュニケーション」との自説を見事に展開している、って思えませんか。
何百年もの時間の経過や、観客席と舞台という空間的距離によって隔てられているにもかかわらず、みんなのたましいが一つに合わさる、という【奇跡】は起こる。それこそが音楽の力なんだ...と。

(あ、あかん。もう、完全に惚れてもうた...。ひょえ〜。)


筆者には若い頃、自分の不注意で大失敗を招いてしまい、ひどく落ち込んでいた一時期があります。
その時、闇の中から私をすくい上げてくれたのは、バロック音楽、特にJ.S. バッハの音楽(と、坂口安吾、宮沢賢治の作品群)でした。
いわゆる「洋楽」、すなわち英米のロック&ポップミュージックばかり聴き、「クラシックなんて、フン。」とまるで相手にしていなかった私。
あの頃初めて真剣に聴き込んだバッハの音楽は、そんな私を変えました。
「希望はある。だから、もう一度立ち上がれ。歩き出せ。」と、偉大なるバッハ父さんに背中を押してもらったのです。
あの時受けた感動、今でも忘れられません。出会えたことに感謝しています。



そうした体験をした者のひとりとして、上のアンデルシェフスキの見解には心から共感できるんですよ。
「芸術は時空を超えた霊的レベルでの交感体験」であり、「ひとつの奇跡」である。
全く、その通りだと思います。





(「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声/Wachet auf, ruft uns die Stimme」BWV140。アーノンクール指揮の古楽器使用バージョンが好きです。それにしても、仏像尽くしの動画、最高ですね。バッハなのに。最後には鎌倉の大仏様も!)


残念なことに、最初の方に出てきた"autistic"(自閉的)という言葉で気分を害した人々、相当数いたようです。怒りに駆られてなのか、はたまた炎上騒ぎに便乗してなのか、よくわかりませんが、罵倒する言葉だけ残し、「書き逃げ」する、といった品の無い投稿者も多数現れました。
こういうSNS(ソーシャルネットワークサービス)で繰り広げられる集団リンチ風景って、不愉快です。怒りを通り越して、むなしささえ覚えます。



ネット上での酷いバッシングを延々と見せつけられたこともあって、ここ数日間、私はピョートル君(同年代だから「君」付けでいいや。)のことが案じられてなりませんでした。
大切な節目となる3日のコンサートなのに、精神的に不安定になったらどうするんだろう。道行く人々や、心無い聴衆から無神経な言葉なんてかけられたら、どうするんだろう...って。
列車生活のあのドキュメンタリー映画(前回記事をご参照ください)を見て以来、ずっと好印象を抱いていた音楽家だったので、「どうかこの難局を無事に切り抜けられますように...。」と祈らずにはいられなかったのです。



HONY(ヒューマンズ・オブ・ニューヨーク)の取材に快く応じ、写真・インタビューの掲載にOKしただけなのに、思わぬストレスを背負い込んでしまったとあっては、こんな悲しいことはありません。
だから、静かに神様仏様観音様に祈り続けました。彼が音楽に、コンサートに集中できるよう、公演がうまく行くよう、助けてあげてください、力をお貸しください...って。
(たとえそれが大海の一滴ほどの力にしかならないとしても...。)



まぁ、既に書きましたように、全ては杞憂だったようですね。一安心しました。
これでひとまず今季のソロ・コンサート日程は全て終了ですね。
本当に、本当に、お疲れさま。
休暇、ゆっくりと楽しんできてください。
大好きな日本食、ぜひぜひ食べに行ってください。



以下、私がこの件について走り書きした、ひとり言ノートからの抜粋です。(ま、多少は手直しもしましたけどね。)「クソ長い〜」なんて文句言う人、どうぞ他所へいらしてください。ひ・と・り・ご・と、ってちゃんと言いましたからっ。(キッパリ!)
お時間にゆとりのある、ボランティア精神にあふれたお方だけ、お立ち寄りください。


2016/03/01

ま・さ・かの有名人登場!【Humans of New York】

いや〜、今朝一発目のHumans of New York(以下、HONYと略)には驚かされましたね〜。
(HONYについては、簡単に数日前の記事でご紹介したばかりです。)


こちらの写真なんですけど。
Whole Foods(オーガニック・自然食品を中心に扱う、全米に支店網を持つ高級スーパー。)で何買ってきたのかな。

“I’m a pianist. I’m playing my last concert Thursday night. Then I’m taking a sabbatical. Some of my friends think I...
Posted by Humans of New York on 2016年3月1日


で、この男性が語った言葉が、いつものように写真に添えられていました。(訳は私自身のやっつけ仕事です。)

「僕はピアニスト。木曜の夜、最後のコンサートで演奏するんだ。それが済んだら長期休暇に入るよ。『今、引っ込むだなんて。どうかしてるよ。』って言う友人もいるけど、僕は『年間200回のコンサートをこなす演奏マシーン』になりたくないんだ。どうしても効率最優先とならざるを得ないからね。 だけど、効率、効率...ばかりでは、人間、燃え尽きてしまうよ。

 リンカーンセンターとか、カーネギーホールで弾くとなると、プレッシャーだって半端じゃないんだから。」

ん...???
リンカーンセンターに、カーネギーホール???
しかも、年間200回コンサート、って???



この方、ただものじゃない...!


「チケットにお金を払って来てくれているお客さんのことは大切にしなきゃ、と思ってる。  もし、僕がボーイング777の機長で、お客さん400人を乗せるような立場にあったら、新しい操縦テクニックを試すなんてことはしない。楽しみや実験のためにする仕事じゃないからね。夢だのアイデアだのに浸っている余裕なんて無いんだ。

だけど、自分を一回り成長させたかったら、敢えて世間から一歩身を引いてみる必要があると思う。伸びしろを大きくするためにも。

もっとも、休みを取ったからといって、『より優れた (better)』音楽家になれるという保証は無いさ。『より優れた』という言い方は好きじゃない。他人との競争って意味合いが含まれているから。
でも、しばらく休んでみることで、いくらかは人間らしさを取り戻せるんじゃないかな。さもないと、ますますオートマトン(自動人形)化していくだけだよ。

まるで新大陸探検に出る気分さ。慣れ親しんだ物以外の、新しい何かを生じさせてくれる空間。...休暇って、そういうものだと思う。」


コメント欄をたどっていったら、やはり彼を知っている人がいました。




クラシック音楽にお詳しいかたなら、もちろん、ご存知ですよね。過去に何度も来日しては公演しているポーランド出身(ハンガリーとの混血だそうですが。)の超・有名ピアニストですので。
名字は「餡(あん)、出る。シェフ、好き!」...と覚えたらよろしいかと思います。(←そんな語呂合わせしてどーするの。)




(音がきれいなバッハだなぁ。伸びやかで、それでいて抑制が効いていて...。)



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やっぱり、カーネギーホールの、それも舞台ど真ん中で弾いている方でしたか...。

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招聘元・KAJIMOTOのHPに掲載されているインタビュー。

(そっか、前回の長期休暇中には、京都の禅寺で坐禅修行にも挑戦したんだ。きっと実り多い時間を過ごせたのでしょうね。)



彼の名前を目にした瞬間、


「あ!あの、列車生活ピアニスト(a.k.a.列車男)!!!」


と、数年前にCSクラシック専門チャンネルでたまたま見た、ドキュメンタリー映画の記憶が蘇ってきました。
HONYに登場した今日の彼、映画の中では全く違う髪型でした。パッと見ただけでは全くわからなかったです。


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残念。日本語はついていないんですね。英語字幕を追っかけるしかなさそうです。
スカパーやケーブルテレビに加入中の方だったら、そのうちクラシカ・ジャパンという有料チャンネルで見るチャンスが巡ってくる...かも。
確か、日本語字幕付きだったはずです。(でなきゃこの私が内容を覚えているはずがない。)



断片的な印象しか残っていないのですが、客車一個を丸々借りきって、ピアノ練習室・兼・住まい・兼・ヨーロッパ各地への移動手段にしてしまう、という発想の斬新さに、度肝を抜かれました。
それだけはよく覚えています。



演奏風景の合間に挟まれる、茶目っ気たっぷりでめまぐるしく変化する彼の表情や、熱っぽく語る音楽論が、これまたさらに魅力的でしてね。
頭が抜群に良くって、めっちゃ規格外の「自由人」という感じ、ガンガンに伝わってきました。
ほんの少〜しだけ「のだめカンタービレ」の野田恵っぽいかも...。

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自由人ではありますが、音楽に関しては妥協を許さない職人気質の持ち主でもあるんですね。
マレイ・ペライア、内田光子といった一流ピアニストが参加・受賞したことでも知られるリーズ国際ピアノコンクールにて、審査員からその演奏を大絶賛されながらも「出来が気に入らない」との理由で途中棄権した、という武勇伝を残した人でもあります。



アンデルシェフスキさんの列車ぐらし、ちょっとだけのぞいてみましょうか。


これからしばらく「家」となる、マイ客車に到着。

商売道具ですもん。楽器持ち込みは当たり前。

車窓からの風景がコンサート前の緊張をほぐしてくれます。

キッチン付きだから、軽食ぐらいなら、何とか。

レールの上の、ミニミニコンサート。


今日もいい日だった。おやすみ〜。

上の画像4点、こちら↓の動画からお借りしました。


Part 1
Part 2
Part 3
Part 4
Part 5
Part 6


作中、彼が何言ってるんだかまるでわからないのですが(多分、ポーランド語かな?時々フランス語も登場。)、音楽と映像だけならばこれで何とか楽しめますよね。
詳しい話の内容が知りたければ、市販のDVD/Blu-ray Disc、買ってください。



そういえば、こちらのお宝映像てんこ盛りのDVDでも、コメンテーターとして英語でしゃべりまくっていました。(話し好きなのね。)
私、持ってるんですよ。これ。


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ホロヴィッツの「カルメン幻想曲」の演奏が神業すぎて鳥肌立ちますよ...。)



アーティストである前に、一人の人間として充実した人生を送りたい。
そんな思いから、40代後半という、ピアニストとしてはまさに脂の乗り切った時期にもかかわらず、周囲の反対を押して長期充電に踏み切る、という決断を下したピョートル・アンデルシェフスキさん。
その勇気、そして音楽と誠実に向かい合う姿勢に、心からの拍手を送ります!
あさって(米国時間)のコンサート、きっとうまく行きますよ。



ピョートルさん、日本が大好きなんですって。
ぜひ、休暇中にゆっくりと遊びに来ていただきたいですね。