2016/11/10

創造しよう。「自分が充たされるため」に。【前編】


11月9日(西ヨーロッパ時間)は、夏のドイツでの3公演を除けば、サバティカル(長期休暇)からお戻りになって最初の演奏会でしたね。






イギリス・バーミンガムでの久々の公演を無事終えられ、今頃はご自宅のあるポルトガルの首都・リスボンに戻られてほっと一息つかれていることと思います。




7月のドイツ公演の時もそうでしたが、今回も直前で指揮者が変更されましたよね。
まぁ、指揮者も生身の人間、演奏家もまた、生身の人間です。こうした舞台芸術の世界では、土壇場になってから出演者が変更するというのはそれほど珍しいことではないのかもしれませんね。
ピアノから弾き振り(演奏しながら、指揮をすること)されたP.A.様の演目にはさほど影響は無かったかもしれませんが。
オーケストラの人達、そしてピンチヒッターの指揮者・ジョナサン・ブロクサム氏は直前まで大変だったのではないでしょうか。


会場に足を運んだ人からは「素晴らしかった、特にモーツァルトの(ピアノ協奏曲)24番が!」という声が上がっています。うれしいことです。




去年、ベルリン・フィルと共演された時の24番から、少しだけ。



...後ろでビオラを弾く、ラグビーのトンガ代表選手みたいなどでかいお兄さん、いつも気になります。クラシック音楽界ではあまり見かけないタイプなもので...。


何はともあれ、お疲れさまでした。
これから長い演奏会シーズンが続きます。西に東に飛び回るお忙しい日々になりますが、どうかお身体に気を付けて元気でお過ごしください。


ここのところ、10月23日に急逝したDead or Aliveのヴォーカル・ピート・バーンズ(Pete Burns)や

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今、日本のテレビ(NHK総合)で放映中の、BBC制作「戦争と平和」(War and Peace)の主人公・ピエール・ベズーホフ君

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など、聖ペトロ(=イエス・キリストの十二使徒の一人。英語ではSt.Peter)にその名をちなんだ人々のことばかり書いているのですが、

【※Pete BurnsのPeteは、もちろんPeterから。ピエールPierreという名もやはり、ロシア語のピョートルのフランス語版。当時のロシア貴族の間ではおフランスな名前を子供に付けるのが流行っていたという。今でいうキラキラネームみたいなものかなぁ。 
ピエールの妻となるエレン(エレーヌ、エレナなど別表記あり)も、その兄であるアナトールも、揃っておフランスな名前。親のクラーギン公爵夫妻が俗物ミーハーであることをよく表していますね。



でも、そうした人々の名前(ピート、ピーター、ピエール...)をタイプする度に思い出すのは、やはり聖ペテロ由来のお名前を持つ、P.A.(Piotr Anderszewski・ピョートル・アンデルシェフスキ)様のことばかり。


お休みはいかがでしたか。
長いようで、あっという間に過ぎていった8ヶ月だったのではないでしょうか。
改めて、お帰りなさい。ずっとお待ち申し上げていました。


今年もポルトガルのリスボン&エストリル映画祭に参加されるそうですね。で、公式HPをチェックしてみたところ...


えーーーーーっ⁉⁉
ドキュメンタリー映画を、監督・主演で作られてたんですかーーーー⁉⁉
しかも、サントラまでご自分で作曲なさって!!!
(これはまた、意表を突かれる展開です。以前インタビューで語られていたように、小説執筆の方向へと向かわれたものと信じていましたから...。)


で、タイトルが"JE M'APPELLE VARSOVIE" (直訳・私は自らをワルシャワと称す→意訳・わが名はワルシャワ。ああ、動詞appelerの活用形+スペリングさえ怪しいぞ…どれだけサボってるんだか、フランス語学習…。)ですってーーーー⁉ 

http://www.leffest.com/en/events/piotr-anderszewski

13日(日曜日)、エストリル映画祭の会場にて世界初公開、ですか⁉

み、見たい...。


アメリカの田舎都市で上映されるだなんて、最初っから期待してませんよ。東京や大阪といった日本の大都市のミニシアターの方がまだ上映される可能性はあるかも。だから、

一日も早くDVD化してくださいませ!!! 
(;゚∀゚)=3ハァハァ

その日が来るまで、フランス語のやり直し勉強、本気で頑張りますから!!!


...ファンの予想をはるかに超えた規模の「新大陸発見の旅」に出ていらしたP.A.様にひとしきり驚かされた後で、改めて我が身を顧みますと、まぁ、実にスケールの小さい、小市民的で無難な暮らしを送っているなぁ、って感じずにはいられません。不満は無いですけどね。


夏にひと月近く日本での滞在を楽しみ、こちらに帰って来てからは、アメリカ西海岸の某・中都市にて、家事に追われる傍ら、駄文・雑文を書いたり、本を読んだり、ヨガに行ったりの毎日です。相も変わらず。


ある種の人々から見れば、「退屈きわまりない」日々なのでしょうが、こうして毎日平穏無事で一人の時間を過ごせるっていうのは、実はとても恵まれたこと。
無駄な人間関係のストレスから解放されて、自分の心が命ずるままに好きなことを追求できるのは、ほんとうにありがたいことです。


ところで、昨日(11月9日)はなかなか興味深い一日でした。
「ドナルド・トランプが新大統領に決定!」という大ニュースの翌日でしたからね。
出掛けた先で出会う人々はどの人もこの人も、まるでお葬式にでも出席しているかのように沈み、落ち込んでいました。
心なしか、この地域全体がどんよりと暗い霧のような重苦しい空気に包まれているかのように感じられました。土地のエネルギーレベルが下がった、というか。


私が毎週出ているヴィニヨガ(viniyoga) の先生は、60代後半~70代?のやさしいおばあちゃま先生なんですが、その先生が「もう、はらわたが煮えくり返るような思いで...」と、普段の笑顔からは想像できないことをおっしゃっていましたし。もう一人の参加者の、不動産業の女性も、クラスを終えた後、「ほんと、今日はこういうの(リラクゼーション中心のヨガ)が必要だったのよ...」と、ぐったりと疲れ切った顔でつぶやいていました。
少なくとも、私の住む地域(民主党支持者が多いです)では、選挙の結果を受けて、一晩でストレス値が一気に上昇した人が多そうな感じです。

でも...
外の世界がどんなに理不尽に見えようとも、最悪の状況に見えようとも、私たちは力を振り絞って、前へ向かって歩き続けなきゃいけないのです。次の時代を託す、子供たちのためにも。
確かに、トップにいる政治家や、世界の権力構造は、私たちの力では変えることなどできないかもしれません。少なくとも、ここ数年以内には。


だからと言って、いつまでもグダグダと不平不満を並べ、外の世界が思い通りにならなかったことを愚痴っているようでは、状況はちっとも好転しないでしょう。
ある程度毒を吐き終わってスッキリしたら、今度は発想も、行動パターンも、新しいものへと変えていかないと。


私たちの一人一人が、まず、自分の周りの小さな世界を少しでも住み良いところへと変えていく覚悟を決めないといけませんね。
何が起こるか全く先が読めないこれからの時代、そういう覚悟を決めた人間が一人でも、二人でも増えていくことが、わずかずつでも世界を動かしていくのではないでしょうか。


それでは、一体どうすれば自分の周りの小さな世界を、住み良いところへと変えていけるのでしょう?


幸いなことに、私はここ数週間の間に大きなヒント、そして励ましをもらうことができました。
それも、短期間のうちに一つだけでなく、三つも、です。


まず最初にご紹介したいのは、こちらの本。


書くことについて (小学館文庫)
スティーヴン キング
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ご存知、現代アメリカを代表する作家の一人、スティーヴン・キングによる、自伝的「小説執筆のススメ」です。
つい最近、こちらの本を運良く地元の図書館で見つけました。しかも日本語版を。
自分でも本当にラッキーだったと思っています。導かれたのかな。


実は、彼の作品はこれまで一冊たりとも読んだことがありません。映画化・ドラマ化された作品も見たことないんですよ。一つも。


こういう人間はかなり珍しいのでしょうね。映画やテレビ、特にアメリカの作品に関しては、私も相当ガラパゴス化が進んじゃっているのかも。アメリカに住んでもう15年以上になるのに...。
ハリウッド産の娯楽作品に興味の無い我が家では、ケーブルテレビとも契約していない上に、地上波テレビの電波の入りも悪いため、ほとんどアメリカのテレビは見ません。BBCなどによる英国ドラマは大好きなんですけど。
見るとしたら、一年に一度か二度、大雪が降って気象情報と、学校の始業時間の変更に関する速報が欲しい時...ぐらいかな。
だから、巷で話題になっているアメリカのドラマについても全然知りません。日本にいる方々の方がずっと詳しいんじゃないでしょうか。


現代の大衆音楽について質問され、「ビートルズは知ってる、でも、その程度。」とあっさりおっしゃったP.A.様と結構いい勝負ですよね。人のこと突っついている場合ではありませんでした(笑)。
基本的に怖い話や、血のしたたるようなグロ画像がダメなんです。なので、「ホラー」「サスペンス」の類はまず、見ません。

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(写真見ただけでも、コワそう...。
同じ流血でも、プロレスだったら大丈夫なんですけどねぇ。どうしてでしょう?)


ということで、私にとっては全然お馴染みでもなんでもなかった作家、スティーヴン・キング。
恐らく、これから先も、彼の小説作品を手に取ることは無いでしょう。(ファンの方、気を悪くしないでね。単なる好みの問題ですから。)


それでも、この「書くことについて」(原題・On Writing)というノンフィクションは、文句無しの良書でした。


一番印象に残ったのは、本書最後の方に出てきたこの部分。

「---おまえは金のために書いているのか?
答えはノーだ。現在も過去も、たしかに私は小説で金を稼いでいる。
だが、金のためにと思って文字を書いたことは一度もない。 
(...) 
私がものを書くのは自分が充たされるためである。 
書くことによって家のローンも払えたし、子供たちを大学へやることもできたが、それは結果でしかない。 
私が書くのは悦びのためだ。純粋に楽しいからだ。
楽しみですることは、永遠に続けることができる。
私にとって、書くという行為はときに信仰であり、絶望に対する抵抗である。」
(スティーヴン・キング 「書くことについて」 田村義進訳、小学館文庫、2013、p. 333。 強調部分は筆者によるもの。)

で、次のような感想を、数日前、G+に自分への覚書として残しました。

さすが、現代アメリカを代表する作家だけのことはある。スティーヴン・キング、いいこと言うなあ。(彼の小説は読んだことないし、映画化作品も全然見たことないんだけど...。あの「スタンド・バイ・ミー」ですら!)

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人間って、何もしないでいると、魂もどんどん【死】の方向へとずるずる引き下ろされていくんだよ。
温泉や銭湯でいろいろな世代の人々の裸体を見てりゃ、誰でもわかることだけど。

その重力に逆らうために、 
魂が下へ下へと沈んでいかないために、 
人は何かを「作る/造る/創る」のだ。

無から有を、この世の中へと【生み出す】ことができるだけの初期設定になっている。誰でも、みんな。

【死】とは正反対の、【生】へと逆行できるだけの力が、生まれながらにして備わっている。

表現方法は星の数だけある。
絵でも、文章でも、音楽でも、建築でも、マンガでも、パッチワークキルトでも、はたまた小規模ビジネスでも、ウェブサイトでも、ダンスカンパニーでも、ボランティアサークルでも。

つべこべ言わずに、まずは何でもいいから自分を充たす「何か」を見つける。
そして、自分というフィルターを通して生まれた「悦び」を、外の世界へと送り出していこう。

肝心なのは、上手い・下手じゃない。
「金にならなくてもやりたい。だって楽しいから!」と自信持って言える「何か」をつかもう。
自分の人生を支える太い柱にしてしまおう。

スティーヴン・キングが上で教えてくれているように、それが限りある命を持つわれわれ人間が「永遠」へとアクセスできる、唯一の方法なのだ。

若い頃から世界の第一線で活躍されてきたP.A.様。
しかも、揺るぎない名声を手に入れた後でも、冒険心を失うことなく、常に新分野を開拓し続け、ご自分を高めようと努力されているP.A.様。


あなただったら、この「自分が充たされるために」創造する、というS.キングの言葉にはきっと同意してくださるだろうな、と思います。
今回取り組まれた映画製作はまさにその、職業音楽家であるP.A.様の、音楽活動だけでは充たされない別の部分が「充たされるため」に、悦びを感じるために、どうしてもやらねばならなかった創作活動だったのでしょうね。
長期休暇をお取りになったのも、そのために必要な時間を捻出するためだったのですね。なるほど!

参考過去記事: ま・さ・かの有名人登場!【Humans of New York】
http://backtotheessencenow.blogspot.com/2016/03/humans-of-new-york.html

ようやく私も、「書くことをやめない。」覚悟を固められたように思います。

スティーヴン・キングのこの本を読み終えたことで、私の中の頑なな思い込み...つまり、「いくら書いたところで、少しも金にはならない。金にならないものに時間とエネルギーを投入するのは、無駄なことだ。」という思い込みが、みるみる小さくなって弱体化していったのがわかりました。

「書くことは悦びだ」という彼の情熱がしっかりと伝染しちゃったみたいです。
(こういう伝染病なら、いつでも大歓迎です。世界中で大流行すればいいんです。)
長身の彼の大きな手でもって、背中をボン、と押されたような気がしました。


自分が面白いと感じたこと、「応援したい!」と強く思えたものについてひたすら書き続けるという作業。
決して無駄にはならないのです。儲からなくってもいいんです。人から「こいつ、アホだな〜」「くだらな〜い」と呆れられても気にしません。

だって、書くことで自分が充たされるのだから。
幸せな気持ちになれるのだから。
他人に頼る必要もなく、外の世界に影響されることもなく、
自分ひとりだけの力で、幸せが作れるのだから。

この、自力で生み出せた幸せのありがたさと比べたら、他人の評価なんて、文章の上手い下手なんて、金銭的報酬なんて、もう、どうでもいいって感じですよ。
誰が何と言おうが、楽しいからやる。
幸せを作り出してやる。
自分の周りの狭い世界だけでも、独力で住み良い空間に変えてやる。


もう後ろは振り返りません。
くだらない文章(笑)でも何でも、気が済むまでとことん書いてみましょう!
スティーヴン・キングから「書いてよし」ってお墨付きをもらったことですし。


今、夢も希望も消え失せたかのような世界が最も必要としているのって、そういう草の根レベルで何かを始める人、「周りがどうだろうと、どう言おうと、自分ひとりで何かを変えてやる!」って覚悟を決めた人達...じゃないでしょうかね。
...自画自賛に聞こえるでしょうが。
今日の悦びを、明日の幸せを、他人任せにしない。まずは自分で小さな行動を起こしてみる。
そういう生き方にシフトしていかない限り、どこまで行っても不安と不満がついて回る人生になるのでは・・・って思いますね。



何度もこちらのブログでも取り上げていますが、私が愛読する著者の一人に、キャロライン・メイスというmedical intuitive/直観医療能力者という人がいるんですね。ポーランド系アメリカ人で、元々はカトリックの環境で育った人です。
そのキャロライン・メイスは、本やオーディオブックの講演の中でいつも

「創造しなさい!(Create!)」

と、繰り返し強調しているんですよ。
大事なことに気付くのがかな〜り遅い私も、(スティーヴン・キングの個人指導を受けたおかげで。)ようやくキャロラインの言わんとしている「創造」の重要性がはっきりと理解できるようになってきました。
で、長らく放置しておいたこれらの作品を聴き直しては、改めて「いいこと言ってるな~...」と感動しまくっています。


Your Power to Create
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(初めての人にはこちら↑はお勧めしません。「怖いよ~、このオバさん!」「怒られてるみたい~(~_~;)」って悪印象しか残らないと思うので。)

Your Creative Soul: Expressing Your Authentic Voice
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(ブロードウェイで「オペラ座の怪人」のヒロイン・クリスティーン役を史上最長期間務めたサンドラ・ジョゼフさんとキャロラインのコラボ作品です。サンドラさんが何曲か素晴らしい歌声を披露してくれています。はじめて聴いた時、涙がこぼれました。)




サンドラさんがこのCD中で語った言葉に、私はどれほど勇気づけられたことでしょう。

「『似たようなことは、既にたくさんの人が言っている。しかも、自分よりも上手に。雄弁に。
だから、今さら自分が新しく何かを付け加える必要なんて無いさ。』
...どうか、そんな風に決して思わないでほしいのです。 
あなたの『声』じゃないと、届かない。
あなた以外の『声』では、メッセージを受け取ることができない。 
そういう受け手が世界にはたくさんいるのだ、ってこと、忘れないでください。 
あなたならではの『声』を、勇気をもって表に出してください。」

舞台女優として数々の失敗や挫折、そして努力の末につかんだブロードウェイでの主役という栄光。
舞台の第一線を退いた後、人々の創造活動を応援するワークショップ講師として再出発。全く畑の違う分野にも、果敢に挑戦。
一人の誠実な「表現者」として、ショービジネス界の影も、光も、全て経験してきたサンドラさんだからこそ、そして、「表現すること」につきものの劣等感、自信喪失、舞台恐怖症、他者からの批判...といった負の側面を熟知しているサンドラさんだからこそ、語る言葉にも説得力があります。


スティーヴン・キングの「書くことについて(On Writing)」。

キャロライン・メイスとサンドラ・ジョゼフの"Your Creative Soul"。

その2作品だけでも、もうお腹いっぱいだよ~、って言えるくらいの満足感を味わえたのですが、実は、もう一つ、先月中に出会い、生涯忘れられないような感銘を受けた作品があったんですよ。




映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』予告編 by Vania8705

シーモア・バーンスタイン(Seymour Bernstein)という御年89歳になる老ピアニストの日々を追った、ドキュメンタリー映画です。
欧米では既に公開されてから1年以上経っていますが、P.A.様はこの映画、ご覧になったでしょうか。

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」公式HP
http://www.uplink.co.jp/seymour/ 
 
(上映館がお近くにある方は、ぜひ! 絶対後悔はさせませんから!!! )

この作品については、語りたいこと、書きたいことが山ほどあるんですよ。もう、無尽蔵に湧いて来そうなくらい。
なんたって、映画の主人公はクラシックのピ・ア・二・ス・トですから!!!
(それもP.A.様と同じ、スタインウェイ・アーティストの...。)


なので、話の続きは次回に回すとしましょう。

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