2017/05/05

全米が涙した...本当に。

Facebookでフォローしている"Cosmic Scientist"というページ。

 「サイエンティスト」と名乗っているくせに、内容はそれほど理科系っぽくはない。まぁ、理科系よりはむしろオカルト系、かな。


何てったって、共通一次試験(年がばれる...笑。)の化学の試験中にしばし呆然とし、終了10分前にはたと我に返っては大急ぎでテキトーに解答欄を埋めていった、というホントに受験生なのかよ、という超文系脳の高3生だった私が、ごく普通にスイスイ読めるような内容が中心ですからね。
それほど難易度は高くないってことがおわかりいただけるかと思う。
(ちなみに、その日の化学の点数は目を覆いたくなるほど悲惨なものだった。)


いやぁ、今日は朝っぱらから横浜市民にはおなじみだったホッシー君...

https://matome.naver.jp/odai/2133205000457474801より拝借です。m(__)m

の現在の姿であるコスミック科学者くんに泣かされてしまったよ。 
球界引退後にイメチェンして始めた新商売、そこそこうまく行ってるようで良かったね。


記事の元になったニュース番組からの動画は、こちら。
ラスベガスのFOX系テレビ局のニュース番組内での「ドッキリ大作戦(Surprise Squad)」的な企画だそうだ。(ちょいと奥さん、再生回数727万回ですってよ。)




忙しい皆さんのために、ネタバレしてしまおう。


ノース・ラスベガス市に住むオードリーさんというシングルマザー。
ある日、身体の異変に気付き、検査入院をすることになった。
で、近所に住むティシャさんとケヴィンさんという、子供5人のママさんパパさんのところに、「私の留守中、うちの3人の子供をそちらのお宅に泊めてはもらえないでしょうか」とお願いしに行ったそうだ。


オードリーさんも、ティシャさんも、育ち盛り・食べ盛りの子供たちを抱えているとあって、朝から夕方まで仕事に追われる毎日。なので、ご近所同士とはいうものの、それまでに話す機会もほとんど無く、単なる顔見知り程度の間柄だったという。
ティーンエイジャーを含む子供が5人、というティシャさん宅だって一戸建てではあるが、既にパンク寸前の飽和状態だった。
他人の子を3人も受け入れる余裕などとてもとても...と言いたかったに違いない。
だが、ティシャさんは他に頼れる身寄りもいないシングルマザーのオードリーさんの苦境に心を痛めた。
そして、「いいですよ。お預かりしましょう。」と快く引き受けたそうだ。


オードリーさんの検査結果は予想以上に深刻なものだった。
食道がんと胃がんを併発しており、病は既にステージ2の段階へと進んでしまっていた。
即、手術が決まってオードリーさんは入院生活に入ったが、回復する見込みはほとんど無かった。


自らの死期が間近に迫っていることを悟ったオードリーさん。
ティシャさん・ケヴィンさんの二人に、「どうか、この子達の後見人/保護者(guardian)になってはくれないか」と最後のお願いをした。
彼らのYesという答に安心したのか、間もなくオードリーさんは最愛の3人の子供たちを残して、この世から旅立っていった。
このような場合、身寄りの無い遺児たちは孤児院(児童福祉施設)に行くのが普通なのだが、3人の子供たちの後見人役を引き受けたティシャさんとしては「それだけは避けたいと思った」そうだ。


ティシャさんの家族は、突然増えた3人の新しい「きょうだい」達を受け入れるために精一杯の工夫をした。
まず、屋根裏のロフトスペースを急遽ベッドルームへと改造。
また、二階の子供部屋、クイーンサイズのベッドはお泊り会よろしく年の近い女の子・男の子それぞれ二人でシェアすることに。


また、身体が大きい18歳のお兄ちゃんや、17歳のお姉ちゃんは1階のリビングルームや、キッチン脇のオープンスペースにベッドを置いて対応した。
仕事を始めたお兄ちゃんはアパートを借りて一人暮らしをしようとしていたのだが、条件の折り合うルームメイトがなかなか見つからず、両親の元へ一時的に帰って来ていたところだった。


「なぜ、それほど親しい仲でもなかった3人きょうだいを引き取る決心をしたのか?」
そう尋ねられて、ティシャさんは答えた。

「だって、あの子たちは【子ども】ですから。 
私自身、里親の世話になりながらの幼少期を過ごしました。 
あの子たちには、私が通った道は歩ませたくないんです。あんな辛い思いだけはさせたくありません。だって、あの子たちはもう充分過ぎるってぐらいに辛いことばかり体験したじゃありませんか。これ以上苦労させるわけにはいきません。
【子ども】には【子ども】として生きる権利があるんです。 
【子ども】には愛し、愛される家族が必要です。そして、『我が家』と呼べる場所が絶対必要なんです。(...)
私がお腹を傷めて産んだ子どもじゃないのは確かです。 
でも、あの子たちはいつ、どんな時でも私の心の中にしっかりといるんです。

天涯孤独で、最初は孤児院、その後は里親に引き取られて育ったというティシャさん。
今は賑やかな大家族のお母さんとなっているが、その明るく前向きな生き方からは想像できない辛く、悲しい幼少期を送ってきたようだ。


そこからは、少し前に惜しまれつつ終了したテレビ朝日系の人気番組・「大改造!劇的ビフォーアフター」 も真っ青、というようなストーリーが展開されていく。


大きい子供たちも、小さい子供たちも、みんながハッピーにくつろげるような「我が家」をこの大家族のために作ってあげたい。
そのためには、まず、仕切りのあるプライベートな空間を新たに作り出すことが必要だ。
壁を新たに作り出すことで、今よりもずっと快適な空間が生まれるはずだ...。


番組の呼びかけに応じ、大工さん、引っ越し屋さん、家具屋さん、カーペット屋さん、植木屋さん...と、ラスベガスが誇る「住まいのプロたち」が力を結集し、ティシャさんとケヴィンさんの家を10人家族用にメイクオーバー(改造)する、という一大プロジェクトに取り組んだ。大改造に必要な費用は、スポンサー企業や視聴者から寄せられた寄付金で賄われた。
職人さんたちも無償奉仕という形で多数参加してくれたという。


与えられた期限はわずか4日間。
通常ならば6週間はかかるという作業を、それだけの短期間で仕上げたというのだから、頑張った匠たちにも精一杯の「ブラボー!」を送ろう。


リモデル(改築)が行われている間、総勢10人の「一家」はラスベガス地区にあるカジノリゾート内のホテルに滞在した。もちろん、費用は番組企画者側が負担。
ちょうどクリスマス直前とあって、ラスベガスの街はイルミネーションで飾り立てられていたはずだ。(私自身も6年程前のクリスマスにラスベガスに滞在したことがあるので、その雰囲気はよくわかる。)
ぶらぶら歩きするだけでも心がウキウキするようなシーズンだけに、大人も子どもも、きっと楽しい思い出をたくさん作れたのではないだろうか。


家がどんな風にメイクオーバーされたかは、実際の動画で確かめていただこう。
ご家族のみなさん、もう、涙でぼろぼろ。感動のあまり胸が詰まって何も言えない様子だ。
もちろん、見ているこっちももらい泣きぼろぼろ...である。


地元の日産ディーラーからは「家族10人が揃って移動できるように」と、大型の白いバンが、そして大手スーパーマーケットチェーンのAlbertson'sからは「1年間食料品無料」というとびきり気前の良いクリスマスプレゼントが一家へと贈られた。
食べ盛りの10代の子供を8人も養うお母さんとしては、たとえ1年間と期限付きであっても、食費の心配をしなくてもよいのは何よりもありがたいよね。
この1年さえ乗り切ることができれば、上のお兄ちゃんやお姉ちゃんはそれぞれ仕事や進学を機に独立し、家から離れていくことだろうし。


ティシャさんとケヴィンさんの、損得勘定を超えた、大きくて最高にあったかい【親心】に触れられたことで、今日はとっても気持ちの良い一日となった
元々それほど接点の無かった他人同士が一つ屋根の下に住む。きっといろいろと苦労も多いだろう。テレビカメラには映らないかもしれないけれど。
それでも、今回の人々にはひとつひとつの障壁をみんなで助け合いながら乗り越えて、「世界一幸せな10人家族」目指してぜひとも頑張って欲しいな、と声援を送らずにはいられなかった。


私がアメリカに住み始めてから、かれこれ17年ほど経つ。
「慈善(チャリティー)の精神」、そして「気軽に寄付/人助けをするという習慣」。
アメリカ社会にしっかりと根付いたこのような美点には、感心させられることが多い。純粋に素晴らしいと思う。
普段は必ずしも前面に出てこないかもしれないけど、でも、キリスト教の教えの一番良い部分がこの社会の中で綿々と受け継がれているな、って気がする。
暴言大統領とビッグでセンセーショナルなハリウッド大作映画とディズニーと戦争大好き!な金の亡者たち...だけがアメリカではないのだよ。
人間味あふれる良い部分だって、この国にはまだまだたくさんあります。

(もちろん、アメリカには素晴らしくないところだってゴマンとありますよ。誰が見たってそんなのすぐわかる。
でもね、そんなのはどこの国も一緒。美しいところもあれば、醜いところも必ずある。それは当たり前でしょう。

そもそも、日本だって「上の人々」が信じ込ませようと一所懸命努力して、広告代理店中心にキャンペーンいっぱいやっているけど、決して美しいだけの国なんかじゃない。差別や悪意は社会の至る所にあるし、言論の自由も急速に失われつつあるし。 美しくない日本、どうかしてるよっていう日本、最近鼻について仕方ないっすよ...。  

将来帰って落ち着きたいふるさとだからこそ、しっかりしてもらわないと困るんだけどな~。日本...。)

そして、マスメディアの使い方についても考えさせられた。
最近ではすっかり「狼少年」化して、批判精神旺盛な人達からは総スカン食らっているようなテレビ・有力新聞といったマスメディアではあるけれど、使い方次第では今回の動画のように本当に助けが必要な人たちの力になることだってできるんだよね。


大事なのは、使い方の裏にある「動機」の良し悪し、なんだ。
それが善意に満ちていて、困っている人を助けたい!という純粋な気持ちが込められたものであれば、映像や文章といった言葉を使ったメディアはほんの少しの努力だけでたくさんの人を幸せへと導くことができる。
そうして幸せになった人たちが、周囲の人々を誘って「あなたも一緒に幸せになろうよ!」とポジティブな選択をするように働きかけていけば、さらに大きな幸せの輪を多くの人々の間に広げていくことができる。


逆に、陰謀や悪意といった間違った動機でメディアを操作し、悪用するならば、多くの人を泣かせ、不幸へと突き落とす方向へと向かうことは避けられない。
そうした体験は、彼ら自身、子供たち、孫たち...の中に消しがたい恨みや敵意といった凶器のような感情を植え付けてしまう。
後から手当てしようと試みたって、傷はいつまでもジュクジュクと生々しく残り、人々に痛みと苦しみを与え、それによってさらなる不幸の連鎖が何世代にもわたって繰り返される...。


どちらの道を選べば良いか。
そんなの、言うだけ野暮ってもんでしょう。


戦争の話、憲法改正の話、武力増強の話を軽々しく持ち出して後で取返しのつかない事態を招く前に、このこと、よーく覚えときましょうよ。

「良き戦争は無いんです。...悪しき平和はあっても。」

(2017年5月3日放送・「荒川強啓デイ・キャッチ!」内、ニュースランキングのコーナーでのコメンテーター・近藤勝重さんの言葉。)



これ、ちょっと読んでみたくなった。
毎週楽しみに聴いている勝ち抜き時事川柳の審査員長・近藤家元の文章教室だったら、すんなりと受け入れられそう。
良かったら、ちょうど今小学5年生の姪っ子や甥っ子にもすすめてみようかな。


2017/03/10

「なめんなよ」~「傷」についての良記事、二つ。

http://item.rakuten.co.jp/festival-plaza/10007382/
こちらのお店の画像を拝借しました。
うち、このカードセット買って持ってます。20枚。

「腐ったミカン」@金八先生ジャストミート!な世代には懐かしいこの光景。不良と言えば、バイクに長ランボンタン。女子はずるずるマキシ丈のスカート。休み時間にトイレで喫煙。頭髪痛むぜチリチリパーマ。
...って、もはやこういう1980年代初頭の特殊カルチャーを理解できない人の方が多いか。
(下の動画を見てもイメージ湧かない人は、「ツッパリ」という語をググって画像検索してください。)


今聴いてみると、意外に曲も歌詞も手堅い作りになっていて、プロの仕事だよな~と感心してしまう。
曲後半部での「なめんなよの心得」シャウト部分(歌詞を読みたい人はこちらから)、特に「ワン公のようにやたらシッポを振るべからず」のフレーズは「好かれたい病」からの脱却を目指している私にはビビビン☆ビビン☆上田敏!と響いてしまった。シビレルナー。

【参考過去記事@楽天ブログ・アーカイブ館】
「人に好かれたいという病気は、現代のペスト(黒死病)」

「まぐまぐ」発行のメルマガを購読していると、ニュース記事を集めたMAG2NEWSという、まぐまぐメルマガからピックアップした記事のチラ見せ用日刊メール新聞が自動的に送られてくる。たまーに気が向いた時に開封して読むこともあるため、購読解除することもなく、今日まで来ている。


数日前、記事ヘッドラインの中で「おっ!」と目を引いたのが、こちらの文章だ。http://www.mag2.com/p/news/242257




これ、こちらでさんざん取り上げてきているキャロライン・メイスおばさんのメッセージとほぼ同趣旨のメッセージだと思った。
「傷の言語(Woundology)」で話してばかりいるな、不幸自慢・自己憐憫の蟻地獄にはまるな、という、彼女の主張と非常に近いことを言っている。

「心の傷を強調することは、傷そのものと変わらないほど精神に損傷を与えるのである。傷についてあれこれ思いわずらうことは、それ自体が自分を傷つけ、鞭打つ行為であり、意識は回復ではなく、つねに弱さのほうへと向けられる。」
(「チャクラで生きる」キャロライン・メイス、川瀬勝訳、サンマーク文庫、2009、p.79)

そうした「傷についてあれこれ思いわずら」っているような人々の集まりを、記事の筆者であるビジネスコンサルタント・中久保浩平氏は「なれ合い」「ぬるま湯」と断定している。そして、

「小学校や中学校なんかのマラソン大会で一緒にゴールをしてくれる仲間を探して、ゴールをするのが楽しい、とか、自分のことを分かってくれる仲間というのを、『大変ですよね』『ほんと、大変ですよね』って返してくれる人をほんとの仲間だと思って人脈が出来た! と喜ぶレベルです。」

と 、斬り捨て御免!
いやはや、随分と思い切ってやってくれたものだ。


一緒にゴールしてくれる仲間(ウププフ。笑)...これ、実にナイス!!!なたとえ話だ。
「真剣勝負」も、「本気」も、「必死」も、そこには全くといってよいほど存在していない、ってこと、よく伝わってくる。
「出来レース」化した人生の姿がここにある。
うーん、イヤですねぇ。送りたくないですねぇ。
そんな嘘まみれのレースでたとえ「勝った」としたって、全然嬉しくないに決まっているから。
死の床にあってもなお、「あの時、もし、ああしていたら...」ってグジグジと悔やむことになりそうだ。



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人間だから、疲れることもある。
本気モードをOFFにしてぐでっとしていたいときだって、もちろんあるだろう。
長い人生、常にGo!Go!Go!と、エンジンフル稼働状態で前に進める時ばかりではない。
そういう時には、「予め退出する時間を決めて」同族意識のぬるま湯にどっぷり浸かり、のんびりするのもいいかもしれない。慰安旅行に参加するような気持ちで。
ただし、ごく短時間の滞在でうまく切り上げられるよう、しっかりとアラームを設定しておく必要はあるだろう。

「枠にはまった同族意識の見方から個人の力への移行は避けられないものなのだ、と気づけば、少しは気が楽になるのではないだろうか。いちばん慣れ親しんだ世界が、もはや自分には合わなくなる、という瞬間が、誰にでもいつかはやってくる。なかには、こういうことが何度も起こるという人もいる。」 
(「チャクラで生きる」キャロライン・メイス、川瀬勝訳、サンマーク文庫、2009、p.154)

どれほど名残惜しいと思っていても、どれほど心地良く過ごせたとしても、私たちはぬるま湯・馴れ合い的互助サークルから離れて、一人で旅立たねばならない。
先程の中久保氏のたとえ話のように、いつまでもいつまでも「一緒にゴールインしようねー!約束だよー!」なんて、仲良しごっこやってるわけにはいかないのだ。
いい年してトイレまで腕組んで歩いていく女子中学生みたいなことをやっていたら、最後まで何一つ実のあることをやり遂げられずバカを見るのは自分である。


そんなつまらない「約束」で自分を縛ってしまったら最後、「エキサイティング(ワクワク・ドキドキ...)」な人生からはどんどん遠ざかる一方だ。
ホントはもっと成長したい、もっと力を伸ばしたい、という気持ちが途中から沸き起こってきたとしても、最初に約束して縛り合ってしまった時のサイズ以上に自分を大きくすることは、もはや不可能となってしまう。


それはやめておいた方がいいと思う。
自分がこの世を去る瞬間、人生に悔いを残したくなかったら、余計な縛りや枠はできるだけ早い時期に取り外し、身軽になっておいた方がいい。


「傷の舐め合いはするな」という同様の趣旨を説いたこちらの記事にも、深い共感を覚えた。上のまぐまぐ(MAG2NEWS)の文章と重なる主張もあるのだが、こちらも負けず劣らずの良記事なので貼り付けておこう。



【ソース:好きを仕事にする大人塾・「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ http://kasakoblog.exblog.jp/ 】

フリーエージェント。
フリーランス。
一匹狼。


「私、できます!(キリッ✨ )」と、大きな声で即答できない。それは、残念だけれども、今の自分の現状。そこまで力を付けていないのだから。
でも、そっち方面に狙いを定めたからには、一歩ずつ近付いていきたいもんだ。


100人の「ぬるま湯トモダチ」から大歓迎されて仲間に加えてもらうより、たった一人の真のフリーエージェントな生き方をしている一匹狼に「おぬし、なかなかやるな。」と言われてみたい。


今はそんな風に思っている。


で、今日も西洋占星術を学ぶのだ。
「その年で??? 今から??? プププ(←失笑)」なんて言う奴のことはほっとけー。


このおっちゃん先生(Steven Forrest氏)のしゃべり、
オーディオブック版の講義録では抜群に面白い!
聴覚型の学習者は、教科書本文ではなく、先生の脱線話や逸話から
ガッツリ学ぶのだ。音声学習教材は欠かせない。

一応、こちらではEvolutionary Astrology(進化占星術、っていう訳語が使われているみたい。)の大家として有名な人なんですけどね。

The Inner Sky: How to Make Wiser Choices for a More Fulfilling Life
Steven Forrest
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表紙上には何と、あのスティングが推薦文を寄せているという...。
彼もやっぱりフォレストせんせーに鑑定してもらったのかな。
あまり行く先の事について迷ったり、悩みを抱いたりしたりするタイプには見えないんだけど(笑)。





2017/03/04

内向型は本が好き。その理由は...

今からほぼ1年前に投稿したこちらの記事。
「全員参加していただきます」という罰ゲーム 〜 内向型の本音。」
 http://backtotheessencenow.blogspot.com/2016/03/blog-post_19.html


こちらで取り上げたスーザン・ケインさんの話に絡めて、もう少し書きたくなった。
==============================================

(初出:2016年3月@Google+。加筆修正済み。)


まず、日本語字幕付き、オリジナル音声版でのスーザンさん@TED講演はこちら。



こちら↓は、日本語読み上げソフトによる朗読。
(機械っぽいのは仕方ないですが...。でも、充分聞き取りできますよ。)


スーザンさん、小さい時から「本、本、本...!」と、水を欲しがるかの如く本を欲しがる子供だったことが、TEDの話からよくわかる。
私も完全にそのタイプ。
本と音楽の無い環境では干上がってしまう。


内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)
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ふと、こんな疑問が湧いた。
内向型人間はなぜ人づきあいよりも文化/学問/芸術志向へと走るのだろう?
しばし考えてたどり着いた結論は、こんな感じ。


外向型人間にとって、外界の刺激、特に自分以外の他人、新しい知り合いは常にエキサイティングで、喜びを運んで来てくれる存在。
だから、人と交わるパーティーや集会の類は大好き。
Copyright: http://www.123rf.com/profile_allegretto/ 123RF Stock Photo

一方、内向型人間にとって、たいていの他人は「面白くない」「長々と話すに値しない」存在。(最低限の礼儀はわきまえているから、あえて口に出しては言うことはしないだろうけれど、実は心の中ではみんな似たようなことを思っている。) 
ごく一部の例外を除けば、その辺の人々よりも本の方がよっぽど面白い。長時間一緒にいても疲れないし。

Copyright: http://www.123rf.com/profile_amasterpics123 / 123RF Stock Photo


内向型にとって、本が最高の友となる理由、3つ挙げてみよう。

1.まず、リアル世界での人間関係と違い、
予めその中身を吟味してから関わることが可能。
そこで「心が通い合えそう」「面白いかも。」と判断を下すことができれば、関係をさらに深めることができる。

しかも、「つまんなそう」と判断したら即、さよならしたって構わない。誰も怒らないし、傷つけたりする心配も無い。 
ところが、生身の人間関係では、そうはいかない。 
一度くっついてしまった人間と人間との間柄を、片方の意思に反して引き離すのは大変なのだ。 軽々しく「捨てちゃえ」なんて言えないのが現実である。

2.数ある候補の中から 
自分が選んだ物だけ近くに置く、旅行に連れて行く、という贅沢が許される。 
現実の人付き合い、特に職場や学校や近所の集まりなどでは、「こちらの方とは付き合うけど、あっちはパス」は難しい場合がほとんど。 
Aさんは好きだけど、Bさんはちょっと苦手...と思っていても、AさんとBさんが昔からの仲良しであれば、Aさんを誘うとBさんも抱き合わせ販売的に一緒について来る。それが世の常である。

結局どちらとも(忍の一字で)そこそこ付き合いをするか、それとも完全に切るか、の二者択一を迫られる。
しがらみだらけの世の中、とかく内向型には生き辛い。
本ならばそういう問題は皆無だ。選ぶのも、切り捨てるのも、全て自分の一存で決められる。

3.こんなこと、大声では決して言えないけれど、食事のからむ社交イベントぐらい金のかかるものは無い。飲み会。親睦会。歓迎会。送別会。同窓会。ママ友ランチ...。
メンバーに恵まれれば「行って良かった!」と心から言えるから、全部が全部不要と言うつもりはない。だが、現実は無慈悲である。「あーあ。時間もお金も無駄にしたー。」とつい愚痴の一つも言いたくなるような集まりも(というか、そちらの方がむしろ)多いのだ。 
本ならば、いくら高いと言ったって後々何度も読み返すことができるし、売ってしまえばいくらかコスト回収もだって可能だ。
ところが、イベントは行ったらそれっきり。お金払ったら払ったっきり。ハズレに終わった時の失望感は半端じゃない。

誤解を与えないように言っておくが、別に内向型人間が他の人たちのことを嫌っている、見下している、とは限らない。そのような印象を世間の皆さまに与えていることは事実ではあるけれど...。f^_^;) ...これは明らかに我々側の落ち度だろう。努力して克服しないとね。)


要は、コントロール(支配権)を握れるかどうか、が幸せへの鍵だ。
自分で自分の世界をコントロールしていたい。
他人からのコントロールで振り回されて、ヘトヘトになるのは避けたい。
「世間ではこれが普通だから」と、正義感ヅラしてこっちを搾取しにかかって来る時間泥棒の被害に遭うのだけは、ごめんだ。
内向型人間だったら、みんなそのように心の奥底では思っているんじゃないかな。


「どーでもいい」ような人々と無理に付き合い続けると、ただでさえそんなに潤沢には持ち合わせていない貴重なエネルギーがどんどん消費されていく。
しかも、自分の本音を偽らねばならぬ上に、他の人の事情をも考慮しなければならないことで、ますますエネルギーの残高は減る一方。
もっと価値あること、自分のエネルギー貯金を増やしてくれるような活動に関わりたかったはずなのに...。


(まぁ、外向型の人々はそうしたわれわれの要求を「自分勝手」と言って責めてくるだろうね...。

でもさ、「愛想良くしろ!」っていう価値観を押し付ける側も勝手って言っちゃぁ勝手だと思いません?
どっちもどっち、わがまま度合いにおいては勝ち負け無しの引き分け。これ以上のけなし合いは止めて、にこやかに行きましょうや。)


断っておきますが、内向型人間、何時間もノンストップで語りまくることは可能なんですよ。
ただ、相手は選びますけど。厳選に厳選を重ねた特別の資質を備えた人にしか、本音は漏らしません。


口が裂けても「別にぃ〜。誰でもいいよ~。」だなんて言いませんからね。
そんなことしたら、また疲れ&エネルギー消費がうなぎ上りとなるから。


(岸見一郎さんが紹介してくれたアドラーの言葉で救われた人、多いだろうなあ。 
そうそう。嫌われることを恐れて何一つできない人になっちゃぁいけないんですよ。言いたい奴には言わせとけ!です。)


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(YouTubeで岸見さんのお話たくさん聞かせてもらったにもかかわらず、こちらの大ベストセラーは未読だったりする😅。
欲しいんだけどね。時間とお金が...。)


2017/03/03

サイキックタロットオラクルカード(ジョン・ホランド)に聞いてみよう

ここ数日、なぜか頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え...といった具合に、妙に気になる存在となっていたのが、ジョン・ホランド(John Holland)のサイキック・タロット。
随分と長いこと使わずにいた。2年ぐらい放置していたかも。

ラジオで聞いた印象では、万年青年風のとっても感じの良い人。
...って、実は私よりも年上なんだけど。


あ、日本語版出てるんだあ!知らなかった。

サイキックタロットオラクルカード日本語版(新装版) ([バラエティ])
ジョン・ホランド

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タロット、と名乗ってはいるけれど、カードは全部で65枚。
一般のタロットカードは75枚まであるから、完全に同じ使い方は期待できない。
内訳はというと、まず、大アルカナと小アルカナの1から9までのカード。(「コートカード」は無いのね。)
その上に、本カード独自の「チャクラカード」(第一チャクラから第七チャクラまで)7枚が加わる。逆位置については「使わない」ということだ。
D・ヴァ―チュー女史のエンジェルカード(=基本的に怖いメッセージは出ないよ~)と通常のタロットカードの中間に位置するようなカード、と考えていいだろう。


最近、このブログの2号館(「さよなら、サイコパス」)の翻訳作業がちっとも進んでいない。
前回の記事UPから一ヶ月近くも経ってしまっている。別におさぼりしようというつもりは無いのだが、更新できていない、という事実がそれで変わるわけではない。



朝起きて、「今日こそは!」と意気込んでみることはみるのだ。
だが、他にやらなきゃいけないこと・やりたいことが次々と出てきて、時間ばかりがどんどん過ぎていく。(3号館ブログをオープンした、っていうのも一つの理由だ。)
で、気が付いたらもう夕飯の支度をする時間だったりする。その後後片付けだ洗濯物干しだ、日本の家族から長スカイプ電話だ、とか何とかバタバタとしているうちにあっという間に就寝時間がやって来る...。最近、毎日がずっとそんな感じだ。


「できてない」。
まったくもって、イヤな一言だ。
これが心のどこかにある限り、魚の小骨が喉に引っ掛かった時のような異物感がいつまでも自分の中にとどまり続ける。
他の誰でもない、「できてない」「やろうとしない」自分が悪いのだから、自分の力で何とかする以外に解決策なんて無いのだけれどね。


こんな開店休業状態では、読んでくださっている方々にも、そして原著者のジャクソンさんにも、申し訳ない。
続けるなら続ける、止めるなら止める、って、はっきりさせた方がいいのではないだろうか...。


ということで、サイキックタロットオラクルカードにお伺いを立ててみた。
結果がこれ。



まず、最初に引いた一枚が、「クラウンチャクラ」(右)のカード。
頭頂部に位置する(諸説あり)第7チャクラである。


オマケについてる解説本での説明が今一つピンと来なかったため、お馴染みキャロライン・メイスおばちゃんの意見を参考にすることにした。

「第7チャクラには、献身、ひらめきや予言などにかかわる思考、超越的な考え、それに神秘的なつながりなどを生み出す気が含まれている。」
 (「7つのチャクラ」キャロライン・メイス、サンマーク文庫、2009、p.356)

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おっ、ピピピッ!と来るキーワードがようやく見つかったぞ。
献身、か。ふむふむ。


上の引用部のすぐ先には、ジム・ギャリソンという神学者であり、神秘家であり、政府関係機関や各種NGOで要職を務めている人物の言葉が紹介されていた。
特に目を引いたのは、この部分。

「偏狭な心に直面しなければならないときの自分の役割は 『光』の一部となること、ほかの人間を守り、悪い方向に行くような考えの持ち主に対しては毅然と立ち向かう、 ということです。 
(...) 
私たちの真の姿とは、大いなる霊が、人間をさらに進化させるという課題を達成しようと努力する際の手足なのだ、 
と信じています。」
(同書、p.366)


2号館を一度でも覗いてくださった方ならわかってくださると思うのだけど、ジャクソン・マッケンジーさん(Psychopath Freeの著者)も、そして推薦リンク集を管理・執筆されている皆さんも、

ほかの人間を守り、悪い方向に行くような考えの持ち主に対しては毅然と立ち向かう

というお仕事に、並々ならぬ情熱を傾けていらっしゃる方々ばかりだ。
昼間は別のお仕事をお持ちで、忙しい日々を送られているにもかかわらず、定期的にHPをアップデートされている。コメントには丁寧に返信をされている。


傷つき、悲嘆にくれる人々が一日も早く立ち直り、また元のような笑顔を取り戻してくれればいい、と願いながら、誠実に、心を込めて、回復の助けとなりそうな文章を書き続けていらっしゃる。
自己の利益や功名心なんて考えたりせず、それこそ「大いなる霊の手足として」、苦しんでいる人達の心の傷を癒すことを第一に考えながら、ご自分のできることを、できる範囲で毎日少しずつやっていらっしゃる...。


こうした地道な仕事の積み重ねを、「献身」と呼ばずして一体何と呼べばいいのか。
彼らの頑張り振りには、頭が下がるばかりだ。


「クラウンチャクラ」のカードが教えてくれたこと、つまり、「私利私欲を超えた、尊い献身」の方向へとお前も進んで行けよ、とのメッセージについては、うすうす理解できた。(がんばります...。)
だが、今後ブログをどうしたらいいか?の問いに対しては、答をうまくはぐらかされてしまったような、どうもそんな気がする。
ということで、

「"Psychopath Free"の翻訳ブログ、続けるべきか、それとも止めてもOKか、もう少しわかりやすく教えて欲しいんですが。」

心の中でそう念じながら、もう一枚のカードを引いた。
出て来たのは、上の写真左側、「4 権威者(Authority)」。
あらら、こりゃーどう見ても高田延彦さんでしょうよ...。


後ろに光輪背負って、上から目線でこっちのことを値踏みしているような、そんな威圧感たっぷりのおにいさん。
タロットに詳しい人ならもうお気づきだろうが、これ、「Ⅳ 皇帝」のカードをジョン・ホランド流にアレンジしたものだ。



うぐぐぐっ💦
「責任感」かぁ。
痛いとこ突いてきますね...。


自分から始めたことを簡単に投げ出さない、という責任感。
何かをやり遂げるための強い意志力。
ゴタゴタ言い訳してないで、やる時はやれーーーっ!!!という、ガンコオヤジ(父性原理)的な、厳格さ。
...今の私に欠けているものばかりじゃないか。


オラクルカードに見事に見透かされて、尻尾巻いて逃げたい気分。
でも、ここで逃げては行けないんだよなあ。
"Slowly, but steadily"(ゆっくりと、でも着実に)をモットーに、一歩一歩先へ進んで行かなきゃ、だ。
脱走兵になっちゃ駄目なんだ。


ということで、2号館「さよなら、サイコパス」はこれからも亀の歩みで続けていこうと思います。m(__)m
人間関係でひどく傷を負ってしまった。
もう誰も信用できない程の人間不信に陥ってしまった。
そのような方がお知り合いでいらっしゃいましたら、「アメリカ人の本をポツポツと訳しているこんなブログがあるよー」と、一言紹介してくだされば幸いです。
私の翻訳作業は亀の歩みではありますが、HP上の「推薦リンク集」をたどっていけば「毒になる人(toxic people)」に関してはかなりの情報を集めることができ、その結果、何かしらの救いが得られるのではないかな、と確信しております。

【2号館】「さよなら、サイコパス ~Psychopath Free~」 (Peace著) 試訳。http://sayonara-psychopath.blogspot.com/


ああ、そういえば昔、楽天ブログでこんな翻訳記事も上げてましたっけ。

【ありえない人との付き合い方シリーズ ~英語版WikiHowより~】
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201202140000/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201202180000/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201202180001/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201202250000/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201203030000/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201203100000/ 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201203170000/

ご参考になれば幸いです。



2017/02/23

Brava!アデル。~ジョージ・マイケルへの鎮魂歌~

BRIT Awardsでのジョージ・マイケル追悼歌唱by クリス・マーティン(コールドプレイ)※が個人的に「ん~、微妙。」との印象だったので、お口直しにこちらも聴こうっと。

【※姉妹ブログ=3号館に投稿した記事です。クリス・マーティンの微妙な歌もそちらでどうぞ。 
アンドリュー・リッジリーだぁ!2017 BRIT Awards」 https://dragonlaughsalone-pastmidnight.blogspot.com/2017/02/2017-brit-awards.html 

2017年グラミー賞授賞式でアデル(5部門受賞、おめでとう!)が歌った、ジョージ・マイケルの"Fastlove"。



うわぁ、これこそプロ歌手ならではの仕事だよ。
アデル、すごいな。


1996年にこの曲を出した頃のジョージ・マイケルって、ちょいと触れればたちまち崩れ落ちそうな、そんな危なっかしい雰囲気を漂わせていた。(Fastloveの公式プロモーションビデオを見ると、そう感じずにはいられない。「この人ヤバそう」な臭気がプンプン、である。)


今回披露したアデルの歌からは、そうした故人の苦難に満ちた生涯をねぎらい、その傷ついた魂を少しでも慰めたいという気持ちが充分に伝わって来た。
原曲の歌い手であるジョージ・マイケルへの感謝と尊敬が表れていたのはもちろんであるが、それに加えて歌手として最盛期を迎えているアデル自身の実力や、表現力が余すところなく発揮されていた。
素晴らしいパフォーマンスだった。
一度歌い始めたものの、出来に納得が行かなかったため(音程が微妙にずれていたよね)、仕切り直した結果が上の動画である。
お見事。


アデル、2012年のBrit Awardsで、プレゼンターとして急遽登場したジョージ・マイケルからBest British Album賞を直接受け取っているんだね。(ソース:Wikipedia George Michaelの項
それだけに、今回、彼の偉大な業績を振り返るために設けられたグラミーの特設ステージで歌うことになった"Fastlove"には、相当な意気込みでもって臨んでいたに違いない。


ジョージ・マイケルという人は本質的にロマンチストで傷つきやすく、そして心優しい人だった、と私は思っている。
すさんだ私生活の苦しみから少しでも逃れたくって、クールでちょいワルな仮面をかぶる時期が長らく続いたにしても。



1990年代に入ると、同性パートナーや母親といった親しい人との死別が相次いだジョージ・マイケル。


以後、彼の人生はじわじわと闇に浸食されていく一方だった。
80年代のWham!活動期があまりにも光に満ちた、いささか人工的と感じられる程に明るいイメージで彩られていたため、光から闇へのコントラストが一層際立ってしまった。


12月25日。
クリスマスの朝、ジョージ・マイケルは同居するパートナーによって既に息絶えているところを発見された。享年53歳。
彼の死に関して、それ以上の詳しいことは伝えられていない。


彼の中に巣食っていた大きな闇は、最期まで消え去ることは無かったようだ。
闇は、薬物問題や、公共の場での不適切な性的行為といった形をとって、何度も何度もわれわれの前にその姿を現してきた。
無視したくっても無視しようが無い。
あまりにもしつこく、不様な現れ方ばかりしてきたから。
そのうち、われわれも彼の醜聞にはすっかり慣れっこになってしまった。
「ジョージ・マイケル、逮捕」というニュースの見出しを見ても「ああ、またか。」と、大して驚かないようになってしまっていた。
(昭和世代の我々に言わせれば、これ、「シミケン状態」である。)


晩年には音楽活動の方も途切れがちで、ライブコンサートも土壇場でのキャンセルが目立つようになっていた。
健康面でも生死の境を幾度もさ迷うことがあったという。
当然ながら新作(書き下ろしの、スタジオ録音)のニュースもとんとご無沙汰、と、まるで開店休業のような状態であった。
だが、まさか53歳という若さで(それもクリスマスの日に。)突然この世を去るなんて。
そんなこと、一体誰が予想しただろうか。


華やかそうに見えるペルソナ(仮面)の裏側に果てしなく広がる一方であった、ジョージ・マイケルの心の闇。
自殺願望が強かったのだろうか、とこちらが邪推したくなるほどに自動車事故もたくさん起こしてきた。
いずれの場合も飲酒や薬物が絡んでいたらしい。2013年には「よくそれで命が助かったものだ」と、記事を読むこっちがヒヤッとするような大事故にも遭っている。高速道路を走る車の助手席から転げ落ちる、なんて、一体何があったというのか...。


今回、追悼の歌を歌うことになったアデル自身にも、過去にはジョージ・マイケルと同じように、底知れぬほど深くて暗い、地獄さながらの闇を潜り抜けた時期がきっとあったのではなかろうか。
そうでなけりゃ、ここまで凄みのある歌い方はできない。(もしくは、彼女が真の天才だ、とか。うむ、その可能性も否定できないぞ。)
「悲しい酒」を歌う時の美空ひばりさんの姿とアデルの姿が重なり合う。


この日、授賞式の総合司会者を務めたジェイムズ・コーデン(James Corden)。
彼もまた、ジョージ・マイケルとの接点を持った人であった。

(以下、初出は2017年1月@Google+)

「あいのりカラオケ」シリーズって、元々BBCでやっていたものだったんだ。へぇ。またしても米国発じゃないのね。
(彼の番組The Late Late Show with James Cordenで放映されたCarpool Karaokeシリーズの動画リストはこちら→ https://www.youtube.com/playlist?list=PLZ1f3amS4y1ffYEhGZDtawaEyRQQu69Bw



気乗りしなさそうな顔してそっぽ向いているのは、もちろん先日亡くなったジョージ・マイケル。
番組ホストのジェイムズ・コーデンがWham!の大ヒット曲・"I'm Your Man"を流し始めたところ、ノリノリの曲調にジョージの表情もいつしか和み始め...。


この人、元々繊細で、周囲の人々の喜んだ顔を見るのが好きだった「心優しい孝行息子」なんだろうな。
10月に亡くなったピート・バーンズとまたもや重なるよ。
二人とも、母親の死をきっかけに緩やかに壊れていった、から。

【参考記事:http://backtotheessencenow.blogspot.com/2016/10/rip-dead-or-alive.html、コメント欄でuniqueさんが提供してくださった情報に、その辺りの事情が詳しく書かれています。】

1980年代という英米ポップ&ロックミュージックの黄金期がちょうど十代の日々と重なる、昭和生まれの私たち。
ジョージ・マイケルという類まれなる天才ミュージシャンの音楽と一緒に学生時代を送ることができて、本当に幸せだった。

ありがとう、ジョージ。
今はあちら側の世界で安らかに眠れていることを祈ります。
もし、デヴィッド・ボウイ、フレディー・マーキュリー、ついでに1985年ブレイク組のピート・バーンズといったイギリス出身のミュージシャン達に再会できたら、「LIVE冥土」でも盛大に開いちゃって欲しい。
いつかわれわれもそっちに合流して、生演奏を絶対聴きに行くからね。
...まぁ、あまり急がずに行くつもりではいるけど。まだまだこちら側でやりたいことが残っているし。


面白い動画を見つけた。
ジョージ・マイケルのルックスの変化をモーフィングの技術を使って時系列的に並べたんだね。(元10㏄のゴドレイ&クレームGodley & Cremeがミュージックビデオに取り入れたことで、音楽ファンにお馴染みとなった手法だった。)
ちゃんとその時期に合わせた音楽をBGMにしているところが秀逸であります。



あ、マイケル・ジャクソンフレディー・マーキュリーもある。後で見ようっと。



2017/02/21

Don't Stop Believin' ~信じることを止めないで③

(初出:2016年7月@Google+)

ドキュメンタリー映画
「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」
の予告編です。

【参考記事】NAVERまとめ・[新生ジャーニー]ホームレスから世界的ロックグループのヴォーカリストに!https://matome.naver.jp/odai/2136345818125763101

新生ジャーニーのヴォーカリスト(山田康雄→栗田貫一方式での引継ぎで...って言ったら話が早いかな。)・アーネル・ピネダの素晴らしい歌声、もう少し紹介しておこう。


こちらは前々回に載せた動画を締めくくる曲・"Don't Stop Believin'"の一つ前のシングルだった曲、"Who's Crying Now"。
大ヒットアルバム「エスケイプ」(1981 )からの第一弾シングルカットであった。

(私が洋楽に目覚め始めた時期に流行っていた。確か中一の後半。懐かしいな~。)





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神奈川県に住む私の部屋では、中学生の頃からずっとFEN※が流しっぱなしになっていることが多かった。

(※FEN=Far East Network。現在は改称しAFN=American Forces Networkに。)



【参考記事:「ラジオ大好き!①」←はっ。②、書いていないし (;'∀')
http://backtotheessencenow.blogspot.com/2016/07/fenfar-east-network.html 】


ジャーニーの曲では、この1980年のスマッシュ・ヒット「お気に召すまま」(Any Way You Want It)がダントツのNo.1人気曲だったんじゃないかな。しょっちゅう流れていたもん。

なるほど、こういう明るくスカッと単純明快なロックがアメリカ人は好きなのか、と、聴く度に思ったものだった。



ジャーニーの持ち歌を歌うアーネルは、もちろん素晴らしい。


でも、彼の真骨頂が発揮されるのは、何と言っても他の歌手の歌のカバーじゃないだろうか。
(まぁ、スティーヴ・ペリーの持ち歌を歌う時点で既に「カヴァー歌手」ではあるのだが...。)
時々、「あれっ?これ、声真似してないか?」っていう瞬間もあるほど歌の世界に、オリジナル歌手が作った世界に、アーネルはどっぷりと入り込み、そしてオリジナル歌手の持ち味を崩さずに歌い上げているのだ。
動画の説明文の中にオリジナルの歌手のYouTubeビデオへのリンクを埋め込んでおいたので、興味ある方はぜひ聴き比べしてみて欲しい。


まずは、好人物で知られるカナダ出身のロックシンガー・ブライアン・アダムス(Bryan Adams)の"Heaven"(1985)のカヴァーから。

これ、人間性の部分にくすみや歪みがある人には
歌いこなせない難曲だと思う。
ある意味、「歌う人を選ぶ」よね。直球勝負の人でないと無理。


ジョン・デンヴァーやビリー・ジョエルの曲も実にいい味出してる。(と、長年のビリー・ジョエル好きが言ってみる。)



飛行機事故で早世したジョン・デンヴァ―の"Annie's Song"(1974)、
ビリー・ジョエル中期の隠れた名曲"She's Always A Woman"(1977)。
2:42あたりから始まります。
こういう抒情的な歌も行けちゃうんだからすごいよね!

アンとナンシーのウィルソン姉妹を中心とした
Heartの代表作、"Alone"(1987)。
女声ヴォーカルの曲なのに、キーほとんど変えずに歌っちゃいました。



がんばれ、アーネル・ピネダ。

負けるな、アーネル・ピネダ。


元祖ジャーニーの歌い手・スティーヴ・ペリーのファンからはこの先もずっと嫌味の一つや二つも(いや、もっとかな。)言われ続けるだろうが、そんなこと気にしない、気にしない。
あなたの歌の素晴らしさは、われわれのような非ジャーニーファン(...と、アンチ・スティーヴ・ペリー←小声で)にはちゃんと伝わっていますから。


これからも、ジャーニーのレパートリーという狭い枠にとどまることなく、20世紀英米ロックの名曲を末永く歌い続けてください。
そして、われわれのような1980年代音楽ファンを大いに喜ばせてくださいな。


あなたなら、きっとできます。









Don't Stop Believin' ~信じることを止めないで②

(初出:2016年7月@Google+)

80年代前半にブリティッシュ・ロックが好きだった人ならば、

ジャーニー、

80年代的ダサさの極致。
元ヴォーカルのスティーヴ・ペリー、
某MUSIC LIFE誌の編集部の人たちから嫌われて、
コテンパンに叩かれてましたね。
ついたあだ名が「チャバネゴキブリ」(笑)


REOスピードワゴン(あのヴォーカルの声が生理的にダメ。)、

スティクス(男声コーラスはクイーンで間に合ってますからー。)、

フォリナー(可もなく不可もなく...。)。


といった、伊藤政則氏が(本格的なハードロック・ヘヴィメタルと区別するために)「産業ロック」と一刀両断していたこの手のバンドには全く興味が持てずにいたのじゃなかろうか。


目撃証言 ヘヴィ・メタルの肖像
伊藤 政則

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(...な、なぜヘビメタ本が「児童・幼児事業部」に⁉)

私も、そうだった。
だから、ジャーニーが再結成ツアーしているなんて話を聞いても、今、誰がヴォーカルを務めているかなんて、全然知らなかったものだ。
カラオケで”Don't Stop Believing"だけは必ず歌うにしても。


(平成生まれだと、ジャーニーではなく、Gleeでこの歌を知った方がほとんどかもね。)




いや、すごいよ。
この、アーネル・ピネダという1967年生まれのフィリピン人ヴォーカリスト。
前任者・スティーヴ・ペリーに勝るとも劣らない才能の持ち主だ。
(個人的には「上じゃないかな?」って思う。理由は後述。)

動画の最後でDon't Stop Believin' 、歌ってます。
日本語字幕を付けてくださった方がいますね。
ありがたやー!


YouTube上でニール・ショーン自らに見つけてもらうなんて、一体どこまでシンデレラ・ボーイなんだか!!!
(←あ、「ボーイ」じゃないか。童顔だけど67年生まれだから、立派な中年男性でした。
大昔のアイドルグループ・レイジーに在籍してました、って感じの風貌ですけどね。←昭和の人にしか通じない話でスミマセン...。)

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それにしても、オプラ※の前フリ、相変わらず盛り上げ上手だなー、と感心してしまう。
この人、前世は絶対宗教家か政治的指導者で決まり!だね。

【※オプラ・ウィンフリー/Oprah Winfrey:米メディア界で絶大なる人気と影響力とを誇る、女帝的存在。日本だと...うーん、あまり似たような人物が見つからないなぁ。 強いて言うならば、 
黒柳徹子サンのTV界での大御所感 
全盛期の細木のおばちゃんの説得話法 
勝間和代氏の上昇志向&圧倒的な自信 (「カツマ―」女子って、まだいるのかな?)
を併せ持ったような人が、巨万の富とアメリカの、いや、ほぼ全世界のメディアの潮流とを動かしている...とでも言えましょうか。 ...ううむ、微妙に違う気もするが。
「奇跡は起こるのです!信じ続けなさい!(ハレルヤ!)」  
説教壇の牧師にも似た調子で、観る者をさんざん煽り立ててくれます。究極のmotivator(やる気にさせてくれる人)ですね。
彼女がいなかったら、「ザ・シークレット」(大衆版・欲深の...おっと失礼、引き寄せの法則、か。)だってそれほど売れていなかっただろうし、ましてや話が眠くなるよな超地味おっさんのエックハルト・トールの大ブレイクだって有り得なかったはずです。  
米国の自己啓発産業(いわゆる「スピ系」ビジネス)が今日のようなウホウホガッポリ$$$な儲かり産業になったのは、ひとえにオプラのおかげです。 
「オプラの番組(Oprah Winfrey Show:既に終了。)に呼ばれる」ことがあの業界で食ってる人達にとって最高のステイタス・シンボルになりましたからね。 
あ、そういえばずっと前に楽天ブログで記事書いてました。よろしかったら、ご参考になさってください。
「米国ニューエイジ業界の大立者・オプラ・ウィンフリー」 
http://plaza.rakuten.co.jp/backtotheessence/diary/201303130000/ 】



Don't Stop Believin' ~信じることを止めないで①

(初出:2016年7月@Google+)

知らなかった。びっくりした。
1980年代前半のアメリカを代表するロックバンド・ジャーニー(Journey)がいつの間にか新ヴォーカリストを加えて生まれ変わり、パワーアップしていたなんて。
(元ヴォーカルのスティーヴ・ペリーがあまり好きじゃなかったし、音楽的にも好みではなかったから、再結成ツアー等々のニュースも全スルーしていたのだ。)


今朝、たまたまYouTubeで見つけた、TBSラジオ「たまむすび」内、町山智浩さんの映画紹介コーナーの音声クリップ。
削除される可能性もあるから、念のために同内容のものを二つ貼っておこうっと。




「えっ!? 町山さんと、ジャーニー...!?」
あまりの意外な取り合わせに興味が湧いて、聴いてみた。


原題は”Don't Stop Believing"。
「信じることを止めないで」という歌のタイトルを地で行く、スケールのでかい感動物語に、朝からホロッとさせられてしまった。
こうやってタイピングしている今も、興奮がおさまらない。

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どん底のような環境にあっても、自らの才能を信じ続けることを止めなかった。
その結果、最後には信じられないほどの大きなチャンスを手にし、夢をかなえたアーネル・ピネダ


ジャーニーの新ヴォーカリスト、Arnel Pineda。


そんな彼をフィリピンから発掘し、呼び寄せ、バンドの命運を託すという物凄い賭けに出たジャーニーのメンバー。
みんな、グッジョブ!


(町山さんにかかっては、ギタリストとしてファンも多いニール・ショーンもただの「エロオヤジ」として斬られてしまうんですね〜。
結婚4回、離婚4回、かぁ...。まぁ、誘惑が多い業界ですからね。特に驚きはしなかったなあ。)


2017/02/13

「人生の目標」⇒高校時代へGO!(※初出・02/12/17@3号館)

お、大塚せんぱいっ...!!!

  

(この「ハッタミミズを追って」というインタビューは、産経WEST(関西版)に4回に分けて掲載されている。
本来ならばシリーズの冒頭部・Part 1の記事サムネイルを埋め込むのが望ましいのだけど、画像がもろ、びよーーーーんと伸びた巨大ミミズ君のドアップでしてねぇ...😱。

心優しいみなさんの硝子のハートを打ち砕くのは、筆者としても本意ではないっす。で、やむなく話途中のPart 3のページへとリンクすることにした次第。)
※記事Part 1からPart4へのリンクは、本文の最後にまとめました。



滋賀県立琵琶湖博物館学芸員の、大塚泰介さん。
私の高校時代の1学年上の先輩なのだ。
(そう、プロフィール欄にも書いた、裏校訓が「邪険・陰険・毎月試験」だった神奈川県立某高校。最近は変わったようだけど...。)


私は、せんぱいと新聞部でご一緒した。
あの当時から既にめっちゃ規格外、フリースタイルの権化!みたいな方でしたね。
もちろん、いい意味で。


せんぱいは新聞部、生物部、そして社会部の3部(3つとも、同じオンボロ部室棟内のお隣同志。)を掛け持ちされていた。
で、さながらお魚のように、す~いすいとそれぞれの部室を回遊されていた。
それも、ウクレレをご機嫌に爪弾きながら。
いつも新聞部部室には大塚せんぱいのマイウクレレがキープされていたのだ。


今は亡き、懐かしのオンボロ部室棟。
耐震性に問題あり、とかで何年か前に解体された。

よく魚釣りのことを語っていらしたのを覚えている。われわれ女子にはあまり理解できていない話がほとんどだったけど。
進学先(それも現役一発合格だよ😲)が京大農学部の水産学科と聞き、われわれ後輩たちは「ああ、すっごく納得!!!」と口を揃えて感心し合ったものだ。


久々に大塚せんぱいの活躍ぶりを拝見し、懐かしい気持ちでいっぱいになった。


そして、ふと、気付いてしまう。

【新聞部】= 文章を書くこと 
【生物部】= 生き物を愛し、生き物への知識を深めること 
【社会部】= 自分の主張を一般社会と関連付けるために行動を起こすこと (ちと苦しいか?)

公立の博物館で生き物の研究、そして一般社会への啓蒙活動に従事されている大塚せんぱいのライフワークって、高校時代の部活動の中に既にその姿を現しているじゃないか...

と。


いや~、これほどに首尾一貫している人を見ると、愉快痛快怪物くんって気持ちになっちゃうねえ。素晴らしいなあ。
己の心の声に素直に従うってことがどれほど大切か、よくわかる。そうすることで、人は正しい道へと導かれていくんだね。


写真の中の大塚せんぱい、高校時代にウクレレ弾いていたあの楽しそうなお姿そのまんまだ。
充実した毎日を送られているんだろうなー、ってことがひしひしと伝わって来る。

「子供の頃に好きだったこと/熱中していたことって、何だっただろう?」



人生の目標を見失ってしまった人は、まずこの質問から始めるのがいいのかもね。


かく言う私?
部活は新聞部。三度のメシと同じくらい、洋楽が大好き。
で、家に帰るとラジオ日本(ローカル局なので採用率高め)の洋楽番組にせっせとハガキ書いては送っていたような奴だったなあ...。

(今思い出してもホニャララ~な不真面目高校生だった頃の話は、こちら。http://backtotheessencenow.blogspot.com/2017/01/5.html )


書くことから離れたら不幸になる。
文章だけでなく、音楽とも同時に関わっていたい。
そうでないと、自分が自分でなくってしまう。生きている喜びから切り離されてしまう。
どうやら、それだけは確かなようだ。

【新作発売!!!】P.A.様が癒された「映画セラピー」【2/17】(※初出・02/11/17@3号館)

きゃ―――――っ✨!!!(脳内鼻血ブ――――――&失神!!!)


リスボン生活に終止符を打ち、また本拠地をパリに戻されたのですねっ。ワクワクドキドキ...✨
やり直しフランス語、再び気合入れて頑張るぞー!!! よっしゃー。
(←何度目ノ気合注入ナンダカナー...。👀)

【※ポーランドが生んだ21世紀を代表するピアニスト、P.A.様こと、ピョートル・アンデルシェフスキ(Piotr Anderszewski)様💖。
昨年3月にこの方に『再会』してからの約11か月間、1号館ブログの方ではさんざん恥さらしな文章を書いてきました。 
 
常識的な考え方の方にはおすすめしません。妄想暴走がひどいので胸焼け注意です。】

今までのインタビューでは滅多に触れられることの無かった【私生活】にも話が及んでいますね。これは珍しい。

「一度も結婚したことはない。僕は全身全霊で恋愛するかの如く音楽にのめりこむから、実生活でじっくりと恋愛する暇なんて無いんだよ」(意訳)

くぅぅぅーーーっ(感涙)。
ファンの心臓をアイアンクローさながらの強烈な力でもってガッチリ掴み、そのまま握りつぶしかねないような(もちろん、大いに望むところですっ)、実に心憎いコメントでありますな。


そうです。
親愛なるP.A.様はそれでいいのです。
故・ダイアナ妃がテレビの独占インタビューで「みんなの心の女王になりたい」と語ったように、忠実なるわれわれファンにとって、あの方は永遠に「心の王子様」であり続けるのです。


(「でも、次の長期休暇にはそういった[恋愛・結婚といった]プロジェクトも...」なんてオチを最後に添えるところが、頭の回転が素晴らしく速いあの方ならではのサービス精神なのですよ。
記事を書く人が書きやすいように、と、心配りをなさっていらっしゃる。
うわっ、もうだめー。ロマンチックが止まりもはーん!!!


母方のおばあ様がユダヤ系ハンガリー人というのは知っていた。
だけど、ポーランド人で、ユダヤ系の血が全く入っていない父方のおじい様までがナチスドイツの捕囚となり、アウシュヴィッツの強制収容所で命を落とされていたとは...。


封印したい過去。
そしていつかは開封して陽の下にさらしたい、といった過去。
やはりあの方はたくさん、たくさーんお持ちでした。


P.A.様、今回の映画製作は一種のアートセラピーとしてうまく機能したようですね。
ご自分が、家族が、そしてワルシャワという街がずっと背負ってきた重い歴史(「トラウマ」という語を使われていました。)を、映像と音楽という芸術作品へと昇華させることで、うまく折り合いをつけられたご様子。


良かった。ほんとうに、良かった。
一ファンとして、心から喜ばしく思います。


日本では来週発売✨の新作がこちら。

(こちらではなぜかその一週間先の2月24日発売だよ...💦
どーしてカーネギーホール@NYCの2月17日公演に合わせて出してあげないのさっ💢)

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Google+に代わるおふざけ話の新ブログ(3号館)、開きました。

このたび、Google+に書き溜めてきたようなよもやま話を、装いも新たにBloggerブログの方へとお引越しさせることにいたしました。


今お読みのブログ(1号館)と比べると、長さは控えめ、内容もそれに合わせていささか軽めです。おふざけ色もより強くなります。
もしお暇でしたら、一度覗いてみてやってください。


「ドラゴンは、真夜中過ぎに一人で笑う。」 
https://dragonlaughsalone-pastmidnight.blogspot.com/


Google+のアカウントは今後も生かしておくつもりですが、これからは

「失われた【本質】を求めて、今。」(1号館。今ご覧になっている、コレですよ。)
「『さよなら、サイコパス ~Psychopath Free~』 (Peace著) 試訳。」(2号館)
「ドラゴンは、真夜中過ぎに一人で笑う。」(3号館)

という3ブログの「更新告知」以外の投稿はしない、と思います。たぶん。
(だって、Google+さんったら、他HPの画像付き記事埋め込み機能をいつの間にかカットしてしまうんだもん~。...埋め込みマニアのBlogger使いとしては、最後の頼みの綱・Facebook使うしかなくなっちゃったんだよー!ブツブツブツ...😢)

2017年2月11日(米国時間)、新築ほやほやの3号館ブログに投稿した一番最初の記事、下に貼り付けておきます。
(初回のごあいさつということで、文章はいささか長めです。)


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2017/01/26

【閑話】人はみな、それぞれの物語を背負って今ここに。【休題】

Facebookで禅についての話をしていた時、ふとこのセリフを思い出した。
もう9年前になるのかあ。




「あなたと違うんです!」

誰もが密かに心の中で一度や二度はつぶやいたことのある一言を、つい、ポロッとマイクの前で出してしまった福田元首相。
記者団の質問についカチンと来て、うっかり本音が漏れたのだろう。


みんな、当時はさかんにこれを笑い、呆れた口調で語っていたけど、実は「他人事じゃないな。場合が場合なら、自分だってやりかねない。」という複雑な思いで見ていた人も多いのではないかな。
少なくとも、私はそうだった。
あの手のゴーマンかましちゃいました発言、脳内では昔から今の今に至るまで結構頻繁にやっているように思う。
ただ、口に出して人前では言わないだけだ。罪深さは同じである。


「覚醒」

「マスターからの瞑想伝授」


「チャネリング能力が花開く」

といった甘い言葉に釣られて、不当に高い金をぽんぽん払っちゃうような消費者が後で泣くのは、ある程度仕方ないこと。自業自得だ。
今回だけは授業料だと思って諦め、次はもうちょっと考えてから、必要とあらば信頼できる人の意見を聞いてから、事を起こすようにすればいい。
(金が余って余って使い道に困る?だったら、ご自由にどうぞ~。)



でも、何でそういうビジネスに引っ掛かるか、と考えたら、全ての根っこにはこの


「あなたと違うんです」

を外の世界にアピールしてくれるような《何か》



を求めずにはいられない、という人間のしぶとい欲望があるせいだ、思う。



みんな、人より頭ひとつ分出たくって、自分のことを差別化したくってたまらないのだ。


それは、最近流行りの言葉を使うと、「マウンティング mounting」せずにはいられない、という欲望にも簡単につながる。
見栄っ張りの女性集団、例えばちょっと競争心の強い幼稚園ママ友グループなんかではしょっちゅう見られる光景らしい。
おお、こわ。


【参考記事: 
日経WOMAN「女性同士のイヤな感じ、正体は「マウンティング」 】


この「あなたと違うんです」とつい言っちゃう/思っちゃう、本能的な衝動。



どうやったら、コントロールできるんだろう。
どうやったら、湧き上がらないようにできるんだろう。
どうやったら、「他人と比較する」ことをやめられるんだろう...。



しばし考えて、今、ヒントらしきものがふと浮かんだ。



車なんて基本的にちゃんと動いて、燃費が良くて、目的地まで安全に行って帰って来れれば100点満点。そう私は考えている。
今乗っているのは、8年前に買った日産の小型ハッチバックで、まさに100点満点の車。だから、買い換える予定なんて無い。最後の最後まで大切にするつもり。



車へのこだわりなんてゼロ、の人間だから、誰がベンツに乗ろうが、BMWに乗ろうが、革張りシートの最上級グレードの車に乗ろうが、
「ああ、車が好きで、そこにお金をかけたい人なんだな。」
って思うだけ。
値段なんてぜ~んぜん気にならない。というか、よくわからない(笑)。
これまでの数少ない経験から、高級車のシートは確かに乗り心地抜群、と知っている。長時間ドライブをよくする人だったら、身体への負担を考え、たとえ多少高価であってもどうしても上位車種が欲しい、と考えるのも理解できる。



あるいは、その人か、その人のパートナーがその特定の車種に若い頃からずっと憧れていたのかも。
今、ようやく金銭的にも余裕が出るようになり、遂に購入へと踏み切ったのかもしれない。めでたく夢をかなえたわけだ。
勝ち組と見られたいから、ベンツに乗る...なんて薄っぺらい人ばかりじゃないのだよ、世の中は。


それなりの理由があるから、
今こうなっている。


一つ一つの選択の背後には、
その人だけが知る、
その人なりの理由がちゃんとある。



そう。この、「選択ノ背後ニ理由アリ」という部分に思いを馳せるだけの想像力を奮い起こすことが、今、私たちに強く求められているんだと思う。



表面に出ている現象だけを見て、

「なにあの人、金持ちぶっちゃって。」
「だんなさんが医者だからって鼻にかけてんじゃないわよ。」
「○○大学出たのに、その程度の会社に勤めてるの?」
「(タワーマンションの)2階? 安いからそこしか買えなかったんでしょ?」


と言い放ってしまう人の内側では、次のような流れが起こっているはず。

「人と自分との浅薄な比較

--->気に食わない『異物』、発見

--->脊髄反射 
(何も考えない。本能だけでガバッと動く。)

--->「あぁ、ムカつく!」「凹ませてやりたい!」


脊髄反射とは、本能そのまま、原始動物時代から受け継がれてきた部分が丸出しといった感じでとっさに出てしまう反応のこと。
高度に発達した生き物(人間のような。)にのみ与えられたすばらしい才能である「想像力」と共存共栄させていくのは、なかなか難しいかもしれない。
どちらか一方に偏らねばならないのだったら、より洗練され、より有益なはたらきだと誰もが認める【想像力】を選ぶべき。
本能そのままに敵意むき出しな生き方をしていては、心安らぐ人間関係なんて築けるわけがないのだから、いつか必ず行き詰まる。


上に挙げたような一連の脊髄反射のパターンが対人関係の中ですぐに出てきちゃうような人々、あなたの周囲にいないだろうか。
もし、思い当たる誰かがいるのなら、その人(たち)からは勇気をもって距離を置くようにした方がいいだろうね。
時間も、エネルギーも、その人(たち)には知らず知らずのうちに随分と吸い取られているはずだから。


一人になるのは怖い。
その気持ちはよくわかる。(かつての私自身がそうだった。)
でも、時間泥棒・エネルギー泥棒同然の人達から離れることができれば、自分ひとりで過ごす時間という素晴らしいごほうびが手に入るのだ。
その時間を使って、「これがあるから生きていける」「これがあれば幸せ!」と言えるような興味・関心事、もしくは打ち込める仕事を探せばいいじゃないか。
その方が、どれだけ身も心も豊かな気持ちになれるかわからない。


長いようで短い人生。
どうせ一緒に過ごすなら、「良い人でありたい。今日はイマイチでも、明日こそは良くなりたい。」との心掛けで生きている人と過ごした方が、得られる喜びが大きいのだから。
もし、今その場所で、そのような人が見当たらないのであれば、「まぁいいさ。縁があればそのうち出会うだろう。」とどっかり構えて、そして一人でなきゃできない何かに打ち込めばいい。
本、音楽、映画、美術、工芸、写真、釣り、スポーツ、ヨガ、山歩き、寺社巡り、下町散策...など、一人で自由に動き回れるからこそ楽しめる何かを探しに行こう。
他人がいても、いなくても、自力で幸せの種を見つけられる人になろう。


ひとつの集団がどっぷりと浸かっている無意識の悪癖は、薬物中毒にどこか似ている。
自分一人が「よし、手を切るぞ。二度とやるもんか。」と頑張ったところで、また「ね~、行っちゃうのぉ~?もうちょっと一緒にいようよ~。」と後ろから引き留められると、つい、ズルズルと付き合ってしまうからね。なかなか断ち切るのが大変。
朱に交われば赤くなる。昔の中国の人はうまいこと言ったもんだ。


「あいつ、気に食わない」となったら、たちまち悪口大会が始まり、その人のことを「共通の敵」へと仕立て上げて、自分たちは「共犯者」としての結束を固める...。
そんなことに時間も、エネルギーも費やして、面白い?
そんな話ばっかりして、幸せ?
モヤモヤするばかりの人間関係なんて、切っちゃえ。スルッと逃げちゃえ。
(悪口は、お口もお顔も心も歪みます♪しかも年取ったら直したくってももう直りません!)


もし、そういった「仲間」と距離を置いた後も、自分ひとりでいて、誰かの行動を見た瞬間に心がざわざわっと騒ぎ、即、脊髄反射だっ!って流れに飲み込まれそうになったら、まさにチャンス到来、だ。
自分を鍛えて、よりまっとうになるための絶好のトレーニングの機会がやって来た、ととらえればいい。


で、

「目の前にいる人のこの行動も、
それなりの理由があってしたこと。
背後には何らかの物語が、ある。
表に見えている材料だけで、即、決め付けないにしよう。」


と、言い聞かせるといいよね。何度も、何度も、繰り返して。


「どんな人の背後にも、物語がある。
なぜその人が今あんな風なのかにも、理由がある。
誰かをこき下ろしたくなったら、そのことを考えてごらん。」



そういう訓練を人知れず繰り返すように努める人が一人でも、二人でも増えていけば、私たちが生きる社会も少しずつ変わっていくかもしれない。



...まぁ、それが簡単に出来るようなら、世の中っはとっくの昔にもっと平和になっているはずだけどさ。
(そもそも私自身が全然できてないもの。
だから、こうして文章に記すことで自分に暗示をかけているのだ。「もうやるなよ!」って自戒の念で書いてるんですよ。)



私のエニアグラムの師匠である故ドン・リソ(ドン・リチャード・リソ)先生が、来日された時、教え子にアドバイスを求められ、こうおっしゃったそうだ。



【反応(reaction)】に気を付けなさい。


【過去記事:ドン・リソさんの夢〜「置かれた場所で咲きます」宣言 】
http://backtotheessencenow.blogspot.com/2016/08/blog-post.html 


...何も考えずにバババッ!と口から出してしまう、或いは心の中でつぶやいてしまう脊髄反射的なひとこと。
これでもって人生を狂わせてしまわないよう、気をつけなければ。


とっても難しいことなんだけどね...。何度も言うけど。


心と頭をクールダウンして、まっとうな思考の働きを活発に保っておきたいのなら、やはり瞑想、坐禅のような身体を巻き込んでの訓練を日頃から地道にやっていくしかないんだろうな。

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せっかく詳しい方に推薦していただいたのに、中古本のお値段がた、高い...。復刊されないかなあ。


ヨガの後にやる瞑想だと、どうも自己流に陥ってしまっていけない。

妙なスピリチュアル・ファンタジー系(内容ですか?まぁ、その、スピリットガイドとか、ハイヤーセルフとか、守護天使とか、そっち系統ですよ。あぁ言っちまったよ。恥ずかし~。)に走ってしまいがちで、こんなんでは非常にまずいと思い始めている。
何とかならないかなあ。
変な癖、無くしたいんだけど、一人ではなかなか...。


アメリカ人のやってる禅センターも近くにあることはあるんだけど、うーん、何だかなぁ、って感じ。
(当地の禅センターには日本人のお坊さんは常駐していない。サンフランシスコのような大都市じゃないからね。)

あんなに豊かな漢字の世界、シンプルだけど実に味わい深い仏教用語の世界を知っている日本人が、わざわざ英単語で禅を説明される、ということに物凄く抵抗がある。

Satori(サットォーリィ←"r"の音が効いた発音で。)なんて言葉を耳にするの、やだもん。
(だったら、インドから来たヨガを白人系アメリカ人の先生に教わっていることについてはどう説明するんだ。←自分でツッコミ入れてみる。)


去年は時間が無くて諦めたけど、次に日本に帰った時は、必ずどこかの坐禅会に行くぞ!
(継続して行ければベストなのだが、海外在住者ではそりゃ無理というものだ。)


臨済宗・黄檗宗の坐禅会情報:
http://www.rinnou.net/cont_02/zen_info.html


曹洞宗の坐禅会情報:
http://www.sotozen-net.or.jp/searchsystem_zazen


憧れの方・P.A.様も、数年前の長期休養中には京都の禅寺で坐禅なさったんですものね。新作、今からとっても楽しみです。


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新作、遂に2月17日発売です。予約受付中!
モーツァルトとシューマンの「ファンタジア(幻想曲)」集。
シューマンの方はシーモアさんが映画のラストで弾いた、あの第三番も入っています。

...それにしても、なんと素敵なお姿なのでしょう...。(*゚∀゚)=3ハァハァ.

(もし、坐禅会に行って、こういう方が隣にいらっしゃたら、もう、鼻血ブー・心臓バコバコ状態で、とても坐禅どころじゃなくなると思うな~。警策...きょうさく...でひっきりなしにビシッ!バシッ!と打ってもらわないことには、1時間持たないかもしれない...。  
これから先、いつかどこかでP.A.様にお目にかかれる機会に恵まれるのであれば、坐禅道場やヨガの教室以外の場所がいいかなー。 ←この不届者。一体何を期待してやがる。

※ちなみに、私が2015年の夏に参加した曹洞宗大本山・總持寺の坐禅会では、「手を上げて合図した希望者のみビシッ!」でしたよ。 なので、怖がり屋さんでも安心して参加できます。
持寺HP 参禅のご案内http://sojiji.jp/zenen/sanpai/sanzenkai.html 


福田さんの「あなたとは違うんです」を何度も聞いていたら、なぜか突然このヴィンテージなCMを思い出してしまった。
ああ、昭和。





福田さん、あの突然の辞任会見以降、ほとんど政治の表舞台に出られなくなってしまったような気がする。今思うに、「あなたと違うんです」のあの一言って、このCMの「コレ(小指)」級の破壊力があったな。後世に残る名ぜりふだった。